ビワマスのこけらずし。長浜市南浜地区で漬けられてきた早なれずし。こちらも正月のおせちに入るハレの料理。今年も無事に漬けあがりました。

湖北の冬の代表格「にしんの麹漬け」。今ごろ漬けると、正月頃に漬け上がる。手間はかかるが、私にとって大切な漬物のひとつ。

今年もなんとか設置完了🧑‍🎄🎄

新潟県村上市大川漁協のコド漁。竹竿の先にある鈎針で目視した鮭を引っ掛けて捕る。多いときは1人で1日80〜100本も捕ったが、今は10本くらい。今の時期のハラコは持ち帰らず採卵し、受精させる。発眼させて放流し、4年後に戻ってくるのを待つ。塩引き鮭をつくるところも見せていただいた。

鮭の街の排水蓋。すごく可愛い。
#新潟県村上市

新潟県村上市三面川の伝統漁法「居ぐり網漁」の最高齢88歳の漁師さん。最後の網の作り手という。昔は繭の糸をよって網を編んだそう。今はナイロン。後輩の漁師さんが習いかけていました。

益田書店のおかみさんにおすすめされて買った『現代アートを続けていたらいつのまにかマタギの嫁になっていた』がめちゃくちゃおもしろくて一気読み。
新潟と山形の県境の山奥に移住した女性の体験記だが、人間が本来持つたくましさへの驚きや感動、暮らしの中にある村の人々の本当の共生、その一員だと自覚した時に湧き上がる多幸感というものが
大事に書き留められているのがとてもよかった。

新潟県村上市『益田書店』。創業100年以上だそう。岩波の棚の充実ぶりにその歴史を感じる。店内にはかつての町中の写真が飾られていました。

新潟県村上市の『猫町珈琲店』。美味しい珈琲とやまだ紫『性悪猫』の組み合わせは最高。村山知義の本もたくさんあって何時間でもいられそうだった。

近江伝統野菜のひとつ「高月菜」。漬物にして、炊き直したり、そのまま炒めたりする。同じ種でも植える土の質によって葉の形や産毛の量などが変わるらしい。昔は法事に欠かせない食材で「葬式菜」とも呼ばれていた。75歳の女性が嫁入りしたときから今日まで繋いできた種。畑には玉ねぎとニンニクがずらりと植えられ、軒先には昨日刈り取った丹波種の黒豆と小豆が干してあった。鯖のなれずしも2樽、既に漬けたという。季節の仕事を逃さずにしっかりとやる。
私は今年は畑を投げ出し、米もまともに作れず、鯖なれずしもまだ漬けてないよ。ズボラ過ぎて、伝統野菜の種は1年で途絶えさせそうだし。湖北の女性、優秀過ぎるよ。