ただあの美しくも過酷な王国は、人生のハードさを象徴しつつも、「物語」はそんな人生において僅かな救いになり得るということかもしれず、クズ男はその後物語を与え続ける側にまわり、女の子の小さな救いになったので、まぁ許してやるかになる。結局落下し続けるとしてもやはり人生は美しい…のかもしれない結論に落ち着くのでやはりこの映画は良作

失恋したせいで死にたがって、なんとか5歳児にモルヒネ盗ませようとする主人公で、対する5歳は父親を殺され家を燃やされて、農場で児童労働して木から落ちて怪我した女の子なので、男が「俺は情けなくて弱いダメなやつだ」というのに、そうだねとしか言いようがない。いや確かにこう書くとほんとにクズだな！

それにしても韓国ミュージカル、俳優陣は実力スゴいし、オリジナルの人気演目どんどん作るし、豊かでいいなぁ。エンタメ業界の活気と層の厚さが羨ましすぎる。日本も頑張ってほしい

じわじわ揃えるよ！問題はスペースです！！

『セシルの女王』続き！レディメアリの誇り高さとその不幸をここまで描くことで、後のブラッディなあれそれがあっても、ただの悪役にしない厚みが良いよね｡昨今のご時世、やたら中立ぶって正義をくさすのは好きではないですが（ナチスはいいこともしたとかな！)歴史上、ことに支配階級者同士の権力争いに関しては、単純に勧善懲悪では割りきれない複雑な経緯を描いているのはとても楽しい。

生き残りのまだ少女の姫に、茶々丸の首持ってこいと、家臣へ発破かけさせる新九郎。姫の言葉に感涙咽ぶ家臣たち。あの時代の一族家門意識つよつよだった｡しかしこれで次回、とうとう一話に話が繋がる？！

めちゃめちゃ喜んでくれた。光り物の威力スゴいな