『チェンソーマン：レゼ篇』を観た。ジャンプ漫画の映像化としては『THE FIRST SLAM DUNK』以来の最高傑作だと思う。 つまり、本作はチェンソーマンという漫画の忠実な映像化以上の代物であるということだ。約2時間という大衆映画の尺に整然とした序破急があり、明快な起承転結があり、怒涛のアクションシーンがあり、そして美しく儚い結末を迎える。ひと夏で散る花、瞬間に消える花火、炸裂するボーイミー...

猛暑が続いたせいか、今年はなんだか時が過ぎるのが早い。 この2024年を振り返って、オタクは訳知り顔で言うかもしれない。「今年のゲームって……パッとしなかったよネ？」とか。あるいはしたり顔で、「話題作は色々あったけど……GOTYって呼べるようなものはなかったよネ？」とか。 くそくらえ。連中、ロクにゲームもやってねえのにいけしゃあしゃあと吐かしやがる。 きっと連中は『フォームスターズ』のことな...