「人間同士での醜い光景なぞ、飽き飽きじゃ」
「理由が貴様にあるとは思わんのか」
水が堰き止められれば、生活が立ち行かなくなる。そうなれば資源の争奪戦だ。あるところから奪え。捕らえ。犯せ。火を見るよりも明らかだ。
「わえは頑張る姿が好きなのじゃ。強者が弱者を喰ってどうする。強者なら、より強き強者へ向かえ。だいたい、弱者は弱者にならぬよう、頭を巡らせよ。智慧を叩き込め」
「その光景も、おまえにとっては欲を満たすための見世物だったという話であろう」
「怒るのか」
「だいたい、人間の営みに神が手を入れてどうする。干渉にも程度がある」
この邪竜めが。
「人間同士での醜い光景なぞ、飽き飽きじゃ」
「理由が貴様にあるとは思わんのか」
水が堰き止められれば、生活が立ち行かなくなる。そうなれば資源の争奪戦だ。あるところから奪え。捕らえ。犯せ。火を見るよりも明らかだ。
「わえは頑張る姿が好きなのじゃ。強者が弱者を喰ってどうする。強者なら、より強き強者へ向かえ。だいたい、弱者は弱者にならぬよう、頭を巡らせよ。智慧を叩き込め」
「その光景も、おまえにとっては欲を満たすための見世物だったという話であろう」
「怒るのか」
「だいたい、人間の営みに神が手を入れてどうする。干渉にも程度がある」
この邪竜めが。
「わえは不思議でならなかった。村娘相手、男の方が強いではないか。何故あのように、何人も何人も、かぼそい体へ群がるのだ」
「……その後は?」
「わえ、考えた……神々の王なら、貴様ならばどうするだろう、と」
「は?」
「貴様なら、男たちをたたきのめして娘を蘇らせるだろうと考えた。わえは娘を蘇生させることはできんが、男たちを殺すことはできる。第一、あれはいかん」
「貴様が、人を選別するのか」
「わえ、あれは嫌じゃ。剣を持った奴らが、戦う術を持てなかった娘をひとり、嬲っていたのは気に入らぬ」
「わえは不思議でならなかった。村娘相手、男の方が強いではないか。何故あのように、何人も何人も、かぼそい体へ群がるのだ」
「……その後は?」
「わえ、考えた……神々の王なら、貴様ならばどうするだろう、と」
「は?」
「貴様なら、男たちをたたきのめして娘を蘇らせるだろうと考えた。わえは娘を蘇生させることはできんが、男たちを殺すことはできる。第一、あれはいかん」
「貴様が、人を選別するのか」
「わえ、あれは嫌じゃ。剣を持った奴らが、戦う術を持てなかった娘をひとり、嬲っていたのは気に入らぬ」
ぽつりと呟いた邪竜の昔話は、マスターがいなくて安堵するくらいには凄惨な話であった。
兵たちが集落を襲撃し、男を殺して女子どもを捕らえるのだ。どこにでも転がる昔話である。
竜が見たものは、年端もいかない娘に男たちが群がっていた光景だった。
「何人もの男たちにのしかかられた娘の身体は哀れ、象に踏まれたようにひしゃげ、ぴくりとも動かなくなった。男たちは息絶えたそれに構うこともなく、娘の服を剥ぎ取り……」
「……続けろ」
ひひ、と自嘲気味に笑う邪竜は、神の顔を見て満足そうに笑う。
「何度も何度も、それは醜い有様じゃった」
ぽつりと呟いた邪竜の昔話は、マスターがいなくて安堵するくらいには凄惨な話であった。
兵たちが集落を襲撃し、男を殺して女子どもを捕らえるのだ。どこにでも転がる昔話である。
竜が見たものは、年端もいかない娘に男たちが群がっていた光景だった。
「何人もの男たちにのしかかられた娘の身体は哀れ、象に踏まれたようにひしゃげ、ぴくりとも動かなくなった。男たちは息絶えたそれに構うこともなく、娘の服を剥ぎ取り……」
「……続けろ」
ひひ、と自嘲気味に笑う邪竜は、神の顔を見て満足そうに笑う。
「何度も何度も、それは醜い有様じゃった」
子作りに思い入れがないわえちゃんと、神と魔だぞ倫理がねえのかと自分を棚にあげて抵抗する神様
子作りに思い入れがないわえちゃんと、神と魔だぞ倫理がねえのかと自分を棚にあげて抵抗する神様
・神様スキットルに入っているバカの度数酒
・わえも飲めるうまーい酒
・神様に捧げてください金剛杵たちセレクト御神酒
・これ好んでいたヨ、バーテンが選んだ神様垂涎の酒
・やっぱり選んでもらえなかった雲のおつまみ
・神様スキットルに入っているバカの度数酒
・わえも飲めるうまーい酒
・神様に捧げてください金剛杵たちセレクト御神酒
・これ好んでいたヨ、バーテンが選んだ神様垂涎の酒
・やっぱり選んでもらえなかった雲のおつまみ
「わえに恥をかかせた分、たあっぷりと可愛がってやるぞ? ひひ」
滑稽にも心臓が脈打つ。
サーヴァント体のはずなのに。
何に早鐘を打っている?
何の恐怖だ?
何の怖気だ?
それとも、何の……
「ひひ」
と微笑む顔は、ここで初めて見たあの瞬間のまま、何ひとつ変わらない。
「安心しろ。仕返しは丁寧に、ゆっくりと愉しませてもらうぞ」
浅黒い肌を晒した女は、オレの審美を結晶させたかのような姿で嗤い、オレに指先を伸ばしていった
「わえに恥をかかせた分、たあっぷりと可愛がってやるぞ? ひひ」
滑稽にも心臓が脈打つ。
サーヴァント体のはずなのに。
何に早鐘を打っている?
何の恐怖だ?
何の怖気だ?
それとも、何の……
「ひひ」
と微笑む顔は、ここで初めて見たあの瞬間のまま、何ひとつ変わらない。
「安心しろ。仕返しは丁寧に、ゆっくりと愉しませてもらうぞ」
浅黒い肌を晒した女は、オレの審美を結晶させたかのような姿で嗤い、オレに指先を伸ばしていった
「何が玉体じゃ。仰々しいのう」
払いのけようと腕に力を込める。
が、己の両腕は何らかの術で後ろ手に囚われていた。縄でも鎖でもない、四方の形で、だ指一本動かせない。
(クソが……)
これは、これを、オレは知っている。
「わえも貴様も、今となってはエーテル体の革袋よ」
金の帷がゆっくりと払いのけられ、自分の下腹に小さな両手があてがわれる。
「聞いてやる、何のつもりだ?」
「この間の仕返しじゃ」
「……この間……? む」
「何が玉体じゃ。仰々しいのう」
払いのけようと腕に力を込める。
が、己の両腕は何らかの術で後ろ手に囚われていた。縄でも鎖でもない、四方の形で、だ指一本動かせない。
(クソが……)
これは、これを、オレは知っている。
「わえも貴様も、今となってはエーテル体の革袋よ」
金の帷がゆっくりと払いのけられ、自分の下腹に小さな両手があてがわれる。
「聞いてやる、何のつもりだ?」
「この間の仕返しじゃ」
「……この間……? む」
干ばつに悩み苦しむ必要のない者、天上におわす者やそれに近しい人間達は、互いに高みへ昇る技法、寝所の作法を覚え、いつしか嗜みとなっていく。
「……神の玉体と理解した上での、狼藉か?」
眼前にだらりと垂れ下がった金の帷。
神の後世には、男女の交わり合いの作法をまとめた書物があるのだとか。
名前は何だったか、神の気に障ったことだけは覚えがある。
干ばつに悩み苦しむ必要のない者、天上におわす者やそれに近しい人間達は、互いに高みへ昇る技法、寝所の作法を覚え、いつしか嗜みとなっていく。
「……神の玉体と理解した上での、狼藉か?」
眼前にだらりと垂れ下がった金の帷。
神の後世には、男女の交わり合いの作法をまとめた書物があるのだとか。
名前は何だったか、神の気に障ったことだけは覚えがある。
抗議の返答代わりに、竜の尾を撫でさする。
ほどなくして、神の背中にだらりと赤色が伝った。食い込んでいるのは槍のような竜の爪ではなく、うっすら色を乗せられた女のそれ。
「フフ……ははは」
「この、貴様……ッぎ、い……ッ」
邪竜が奥歯を食いしばり、怨嗟の瞳で神を凝視しようが、女の身で現界した肌は男を求め、蛇の如くしがみつく。
「貴様、神々の王とは笑わせる……! そこまでこの体が恋しいかっ?」
「戯言をのたまうな。物欲しそうにしていたのは貴様であろう」
神は貴様に慈悲をくれてやったまで、と雷霆神は目の皺も深く笑い、女に深く深く沈み込んだ。
抗議の返答代わりに、竜の尾を撫でさする。
ほどなくして、神の背中にだらりと赤色が伝った。食い込んでいるのは槍のような竜の爪ではなく、うっすら色を乗せられた女のそれ。
「フフ……ははは」
「この、貴様……ッぎ、い……ッ」
邪竜が奥歯を食いしばり、怨嗟の瞳で神を凝視しようが、女の身で現界した肌は男を求め、蛇の如くしがみつく。
「貴様、神々の王とは笑わせる……! そこまでこの体が恋しいかっ?」
「戯言をのたまうな。物欲しそうにしていたのは貴様であろう」
神は貴様に慈悲をくれてやったまで、と雷霆神は目の皺も深く笑い、女に深く深く沈み込んだ。
雷霆神と呼ばれる男は、愚かで匂い立つそれに鼻を寄せる。今の邪竜にとっては、掠めた男の鼻先すら雷撃と同義となるらしい。豊かな大地を思わせる肌色は、普段聞くことなど叶わない嬌声と共に、びくびくと跳ね上がった。
「奥歯が砕けるぞ、力を抜け」
男は気遣いではなく事実を述べたまで。そもそも自分たちはサーヴァント。所詮は仮初の身体。腹と背が貫通しようが、腕が吹き飛ぼうが、どうにでもなる。
雷霆神と呼ばれる男は、愚かで匂い立つそれに鼻を寄せる。今の邪竜にとっては、掠めた男の鼻先すら雷撃と同義となるらしい。豊かな大地を思わせる肌色は、普段聞くことなど叶わない嬌声と共に、びくびくと跳ね上がった。
「奥歯が砕けるぞ、力を抜け」
男は気遣いではなく事実を述べたまで。そもそも自分たちはサーヴァント。所詮は仮初の身体。腹と背が貫通しようが、腕が吹き飛ぼうが、どうにでもなる。
冬コミでギラギラの金紙に白印刷を敷いた表紙の神様本があり、絵柄も相まってかっこよかった
冬コミでギラギラの金紙に白印刷を敷いた表紙の神様本があり、絵柄も相まってかっこよかった
普段は同じ数を刷ると何年も資産と過ごすサークルなので、神と魔の勢いを感じている。2人ともすごい
普段は同じ数を刷ると何年も資産と過ごすサークルなので、神と魔の勢いを感じている。2人ともすごい
つぶやきアンソロほしい
つぶやきアンソロほしい
ほんの少しでも見惚れて欲情した自分自身になのか、それとも他責上等でそもそもそんなかたちで現界するな来るな、なのか
ほんの少しでも見惚れて欲情した自分自身になのか、それとも他責上等でそもそもそんなかたちで現界するな来るな、なのか
「貴様ら、あるじを間違うておらんか?」
「神様からの命令には従っちゃうよ〜」
「邪竜を助けろと。恩を存分に、惜しみなく与え、その身に恥を刻み込め、だそうです」
「ほ〜……😄😄😄😄😁💢」
「貴様ら、あるじを間違うておらんか?」
「神様からの命令には従っちゃうよ〜」
「邪竜を助けろと。恩を存分に、惜しみなく与え、その身に恥を刻み込め、だそうです」
「ほ〜……😄😄😄😄😁💢」
・タイトル作成依頼
・表紙デザイン依頼
どちらも贅沢品……😊
・タイトル作成依頼
・表紙デザイン依頼
どちらも贅沢品……😊
他の女達はこれで喜んでいたのにとショックを受ける神と、他の女達はこの男にこんなつまらん触れられ方をされるのか、この男がわえの肌を引っ掻く瞬間など、頭から尾の先まで痺れてしまうのにのう……と、つまんなさそうな顔で布団の上をゴロゴロ転がる邪竜さん
他の女達はこれで喜んでいたのにとショックを受ける神と、他の女達はこの男にこんなつまらん触れられ方をされるのか、この男がわえの肌を引っ掻く瞬間など、頭から尾の先まで痺れてしまうのにのう……と、つまんなさそうな顔で布団の上をゴロゴロ転がる邪竜さん
この審美、本当に審美なのかそれとも気まぐれ込みの審美なのか、周囲に聞きたい
この審美、本当に審美なのかそれとも気まぐれ込みの審美なのか、周囲に聞きたい