【ほぼ100字小説_2258】
聞こえますか……昔あなたに助けてもらった缶コーラです。そんな記憶はない？　いいえ、確かに助けていただきました。すっかり気が抜けてしまった私を、あなたは飲み干してくれた。もう一度お願いします。150円です。待って、この自販機は当たりつきです。

#マイクロノベル #小説 #百字小説

ヒヤシンスの水栽培、さらに根が伸びましたね。頭には、わずかに緑の芽が見えます。

「新巻鮭」だよ。

正しく変換されるもんだと思い込んでる北海道人。

【ほぼ100字小説_2257】
「枕には、眠る者の魂をのせる役割があるんだよ」あれれ。ミケが喋ってる。「ねえ、ブラッシングして。季節が変わって毛が生え替わるようになったから」ブラシをかけたら、たくさん毛が取れて、ミケは枕になった。こらっ、あたしの枕に毛をたくさんつけたな。

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