あと，メンションをありがとうございました．

もちろんそうした女性の実在を私自身現在確認しているわけではないので，そんな想像上の話より，実在の知人への配慮を優先すべきという考え方もあると思います．いずれにせよ丁寧なご説明ありがとうございました．またご多用な中，神経を使うご出演，まことにお疲れさまでした．

この点に対する配慮が足りなかったというご指摘は受け止めます．私として出演者を批判する意図がなくても，男性ばかりの座に不本意ながら引き出された身としてはそうは受け止められないということですよね．よくわかりました．それでもあそこで意見を述べられる立場と，一方で述べたくても呼ばれなかった女性がいたとしたらどちらの無念をより考慮すべきなのでしょう？私としては後者のような気がしています．

過去に日曜討論が女性を起用してきたことは確かにありましたよね．今回もたまたまキャスティングが男性に偏ったという可能性はもちろんあると思います．女性にオファーを出したけど都合がつかなかったということもあるかもしれません．でもあの男性だけの絵面を例えばうちの女子学生が見た時，やはり政治は男の世界だなと思ってしまうと思います．スケジュール的にもタイトな中で信頼できるキャストをそろえた結果ああなったということを勘案しても，あの絵面をしかも女性首相が出そうな状況で作るというのは，NHKさんもうちょっと何とかならんかったんかいという嘆息を禁じ得なかったというわけです．

私はNHKさんの選定を問題にしてるのであって、出てる人に文句を言ってたつもりはないのですが、それでも活動を属性だけで判断されてると受け止められるのであれば、今後は表現を考えたいと思います。ご指摘ありがとうございました。出席された佐藤先生、牧原先生、諸富先生のコメントはいずれも勉強になるものでありがたく思っております。
　にしてもあの絵面を作るNHKにはちったあ考えろとは言い続けたいところです。

「非民主主義的な指向性を持つ市民ほど自国の統治に対する信頼性が高い」
「日本の民主的統治度を低くみなす市民は、社会の中で上下関係を強調したり異意見を抑圧することで国の統治の不安が抑制できるという認識を示していた」
「少数派ながら非リベラルな認識を示す市民は与党支持の中に偏在している傾向を示した」

しかしその結果，人口の多い，独英仏伊西＋ポーランドの結果が大きく影響することになります．そのことは1950年代から70年代半ばまで保守が大きくリードしていることをみれば明らかでしょう．その点を注意してみるべきグラフです．
社民のピークが2000年前後にあるのは1997にブレア英労働党とジョスパン仏社会党，1998にシュレーダー独社民党が勝って，2001にミレル・ポーランド民主左翼連合が勝ったあたりの影響ですね．直感的には，「戦後社民の頂点」があるとすれば，英労働党が勝った上に，ブラント/パルメ/クライスキー枢軸があった1974初めあたりでは．