キングオージャーの熱血とギャグのバランスは色々思うとこがある。熱血は見てて圧倒的に面白いし楽しいわけだが、冷静に考えると全体主義的な危うさがいつもある。最終回の民衆含めて戦隊だーは国民皆兵制度の誕生を思わせる流れで複雑な気持ちにならないこともない。それまで戦争は貴族やプロのものとなってたのがナショナリズム高揚平等意識の高まりで国民が生まれ戦争も平等に参加するということになった。近代の戦争は民主化から生まれた。女子供も食事の用意などで従軍する。緊急時にそうなるのは熱いが常態化すると怖い。普段は不平等で王が民を守るという時代錯誤のフィクション、諧謔、ギャグも重要か。

とにもかくにも最終回の落ち着かせ方、語りたいであろうテーマは好みでした。最後まで国王と民衆の心は一つにならず国境も一つにならない。大きな革命も起きない。意見が違えば喧嘩上等、いがみ合う。完璧を目指す秩序からすると許されざる邪悪こそがちょうどいいコミュニティのあり方ということかなと。でも次回作あるならルパレンvsパトレン的に、王様戦隊vs革命戦隊やってほしいw 王様という枠組みは危険なのは引き続き間違いないとおもうのだけど、そこだけやっばり優遇された世界として継続するのはテーマ的にもったいない。王様が国民に相談なく宇宙に強制的に逃がそうとする優しいパターナリズムも危険かなと。

ダグデドを環境型敵性勢力とおくなら、あんまり喋らせなくて良かったという思いもあるな。もっと神の気まぐれで訳のわからなさをだしてほしかった。それこそカオル君てきな。使徒みたいな。そこは子供向け番組の限界だったんだろうか。

まあでも敵側が描かれなかったのは、結局王様戦隊が国王と民の物語、政治の物語だったことを意味してるのかもしれない。敵は環境的な意味での敵で意思を持った存在ではない。災害とか。創作としてはゴジラとかにちかいイメージなんだろうな。そう考えると、子供向けシン・ゴジラといえなくもないw

なんか色々考えるとアーティストとかプロダクトデザイナーというひとたちへのコンプレックスが自分の中に結構あるんだなという気付きが得られたし、だからこそ色々知りたいこともあるかも。そうおもうと、明日そんなインターネットサービス外のデザイナーの方とお話できる機会というのは超貴重で、最初おはなしいただいたときは、何の話したらいいかわからん！と思ったたけど楽しみになってきた。ということでねよう。

未来をつくる想像力、のほうは、まぁほんとわからん。いや、プライベートではもちろん妄想力は激しい方ですし、厨二病なのでこんな社会になるといいなーとか、色々あるけど、それを実際にビジネスとして形に自信をもってできたなーというのはあんまない。せいぜいできることとしては、目標として妄想したことをビジョンという名前でおいて、そこに向かって目の前の現実的なタスクを中長期でマラソンのように積み重ねることぐらい。だから、LOVOTのように、いきなりビジネスとして成り立つ「作品」を作れる方々を尊敬する。

まぁなんとなく話すべき求められてることとしては、イノベーション的なやつの思いつき方とそれを実際に形にする方法みたいなやつで特に自分は後者を求められてるのかなとおもう。まぁ愚直にやるだけだが、不確実性が死ぬほど高い事業では、多少工夫が必要なのは、職能でわかれて効率よくやることじゃなくて、全員で泥臭く探索もやる必要があり、そんなめんどくさいことをみんなでやるためには、全員が内発的動機を持つ必要があり、ようは、個々人の価値観とそこからくるWillを刺激する工夫が必要、ってことですかね。

あ、そうか、明日根津さんにそれきけばいいんだ。そうしよう。

終わったら仮面ライダー555映画みにいきたい

という愚痴をLLMにぶちこむところからはじめたら、なんかいい感じに思考の整理ができはじめて少し進み始めた。ありがとうLLM（今回Geminiつかってる 日本の確定申告の最新の情報もってそうなイメージ）