『杉森くんを殺すには』長谷川まりる

話題になっていたティーン向け児童書。幸いにもネタバレを一切踏まずに読むことができた。
以下、大した感想ではないが、雰囲気のネタバレも気になる方は薄目でスクロールしていただければと思う。
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この本が学校の図書館や、学級文庫に並ぶことに意義があるし、子どもだけでなく、大人にも、必要な物語だと思った。
状況は違えど、自分の中で罪悪感に苛まれていた私も、少し救われた気がする。

『ある奴隷少女に起こった出来事』ハリエット・アン・ジェイコブズ
何年も前に友達に譲ってもらったもので、ようやく読み終えることができた。
アメリカ南部の奴隷制については歴史の授業や様々な創作物の中で接したことがあるが、想像を絶する苦境というのがどれほどのものなのか、いやでも解像度が上がる。
並の精神力では絶望していたであろう状況下で光を失わずに抗い耐え続けた強さと、自身の体験を書き残したことに対して、尊敬せずにはいられない。
この本が私の手元に渡るまで、著者本人やその支援者、出版社や訳者が、これは伝えるべき物語であると信じて繋いできたことに思いを馳せつつ、今なお残る黒人差別をやるせなく思った。

家にあったら便利なもの、で成功したito✌️玉子焼き用のフライパンと、まだもう一回使えるティッシュが絶妙やった。