弥琉
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mitsuruaoba.bsky.social
弥琉
@mitsuruaoba.bsky.social
余裕で20超。試しに初めてみました。書くのはdnkbメイン。見るのは雑食。よくツリーでネタを書く。
棺で一緒に寝たいがプロポーズになるのは捏造です!!!
November 19, 2025 at 9:51 AM
ハグ魔になった酔っ払いロナが悪いという流れも出来てしまい、しっかり外堀を埋められたロナ。
覚えてないから無し! と言っても、動画という証拠もあるので逃げられず万事休すだったが、あなたの棺で一緒に寝たい、イコール、あなたの家族になりたいです、という意味合いのプロポーズになることを知らなかったので、今回は無しということで落ち着いた。
が、結局外堀は埋められたままなので堂々と口説くようになったドから逃げられなくて毎回真っ赤になってるロナが頻繁に目撃される。
November 19, 2025 at 9:45 AM
一瞬、何を言われたのか分からなかったが、ハッと気付き慌ててショのスマホを見たら、投稿された動画には祝福と、ドに対する怨嗟が並んでいて、悲鳴を上げるロナ。

後日、動画を見たフクさんが今後は夫夫へと路線変更するための話し合いに訪れ、同じタイミングで泣きながらウスが突撃してきて
「ドーッ、パパ何も聞いてないよ!? もしかしてもう転化の話とかしたの!? せめて先にパパたちに報告して欲しいのに、私たちより先に祝福してる人いっぱい居てパパ悲しいよー!」
と騒ぎ出すので、事態を収拾するのに時間が掛かった。
結局、ギルド内の動画もマスターから半·カメに渡り、知らぬ間にSNSに載せられ、
November 19, 2025 at 9:45 AM
「ヌッヌヌッヌヌヌヌ、ヌヌーヌヌ…(酔っ払ってるから無効です…)」
「うわぁああ! せっかくのロナのうっかりプロポーズがぁあああ!! 動画撮っとけば良かった!」
頭を抱えるドと、それを笑うロナが道の向こう側へ行ったところで動画が終わった。
ショが顔を上げると真っ赤になって震えるロナと、勝利のポーズを決めてるド。
「なっ、なんで、アレのどこがプロポーズなんだよ!?」
「棺に一緒に入って、て言ったもんねー! 吸血キにとっての棺の意味、ちゃんと教えてたから有効でしょ!」
「記憶ない酔っ払いの発言なんか無効じゃ、ボケ!!」
「はい、残念! もうみんなから認知されましたー!」
November 19, 2025 at 9:45 AM
「なあなあ、ド~、今日一緒に寝ようぜ~」
「朝日で私しんじゃうだろうが!」
「ん~、ならさ、お前の棺で一緒に入って寝ようぜ~」
「は…?」
消えかけていたのに急にハッキリ映ったドが固まって、気にしてないロナがどんどん進んでいく。
ロナに抱っこされているジョもビックリしてロナと、ドを慌てて交互に見た。
「ちょっ、ロナ君! 待って、今のもう一回言って!」
「え~、なんでだよ~」
「良いから、今のもう一回!」
慌てて追い掛けて必死にねだるドに笑って、なぜか嫌がるロナ。
「なんかヤダ~」
「ンアアッ! こういう時に限って天の邪鬼! ジョ、聞いてたよね!? これ、言質取ったでしょ!?」
November 19, 2025 at 9:45 AM
「んアーッ! きみの力が強すぎるんだ! クソッ、仕方ない。なら今日はもう帰るぞ!」
「え~、まだ半にハグしてない」
「するな! 私にしろ!」
「ヤダ」
「ヤダじゃない! もう私以外にハグするな!」
「砂になるだろー」
「ならないよう頑張ってやるから!」
「絶対ムリだってー」
「ヌヌヌヌヌン、ヌヌヌヌヌ、ヌヌ、ヌヌヌ?(ロナ君、メビにハグしない?)」
「あっ、する~! メビにいっぱいぎゅーってしてやろうぜ~」
「さすがジョ、ありがとう。ほら、帰るぞ、ロナ君」
ジョを抱いたまま、ちょっと薄くなったドの手を取って歩き出した二人を、ソッと追い掛けていくカメラ。
November 19, 2025 at 9:45 AM
「へへ、じゃあドにもぎゅ~ッ」
ハグした直後、ロナの力に負けて砂になったドに、ロナがしゃがんで大泣きしながら砂を叩いた。
「うわ~ん、なんで砂になるんだよ~! そんなに俺のハグ嫌なのかよ~!」
「ちょっ、待っ! 止めろ、戻れないだろ! 嫌じゃないから! ハグしてやるから叩くの止めッ」
「ヌヌヌヌヌンッ、ヌンヌ、ニュー!(ロナ君、ヌンもぎゅー!)」
「えっ、ジョがハグしてくれるのか?」
途端に嬉しそうに笑ったロナに、ジョが抱き付いて、二人が可愛くハグしてる間に復活したド。
「この酔っ払いめ、もう少し力加減を覚えろっ。ほら、次は私からハグして、」
「お前、砂になるからヤダ~」
November 19, 2025 at 9:45 AM
翌日、ドからハグ魔になってた話を聞いて泣きながら謝りに来たロナに、昨日録画してた動画を見せた。
嫉妬で苛立って全身に力が入ってたせいで、ドもバッチリ映っていて、何度も必死に止めようとするドに恥ずかしくなったロナ。
それを見てたショが、さらに爆弾を落としていく。
「お前らが出ていったあと、通行人が撮ってた動画がSNSに上がってたぞ?」
「はあ!? えっ、どれ!?」
慌ててショに駆け寄ると、ほら、とスマホを見せられる。
そこには酔っ払ったロナがフラつきながら半を探し、それを止めるドが映ってた。
「半、どこだ~? ぎゅーってしようぜ~」
「止めろと言ってるだろ! ほらッ、私がハグしてやるから!」
November 19, 2025 at 9:45 AM
ターちゃんと一緒にロナをガバッと抱き締めて、恥ずかしがってちっちゃくなってるロナに
「アラッ、可愛いわね~! それじゃ、私もー!」
と言ってシニャもマリたちの上からギュッとして、悲鳴を上げながら面白くなってきたロナ。
「ええいっ、早く戻って、」
「おや、ロナさん、外にいるのは吸隊のお友達ではありませんか?」
ドの声をマスターが遮って、友達という言葉の反応したロナが外に飛び出した。
「半、居るのか~!」
「ちょっ、何してるんですか、マスター!?」
今のロナが外に行ったら知り合いの通行人全員にハグしそうな勢いで、慌てて追いかけるドと、それを見送って満足してるマスター。
November 19, 2025 at 9:45 AM
「ふむ、コユ、これをお願いしますね」
サテに抱き付いたところから面白くなりそうだと察して録画してたスマホを娘に渡して、マスターがカウンターから出てロナに近付いていく。
「ロナさん、コユの分は私が代わりに」
「うわ~、マスタ~、いつもありがとー」
同じくギュッと抱き付いたロナをポンポンと撫でて、チラリとドを見てみたら、物凄く嫌そうな顔をしていて頷く。
「オイッ、この酔っ払っため。そんなことしてたら迷惑が」
「なんだよ、もう終わりか? せっかく待ってたんだから、こっちにも来いよ」
ドがロナを呼び戻そうとしたら、酔っ払ったマリがロナを呼んで、女の子はぁ…、と照れてるロナを構わず引っ張って、
November 19, 2025 at 9:45 AM
数ヶ月~数年かけて、ふとした時に相手が
(そういやコイツって、こういうヤツだよな…)
なんて気付いた頃には、ドッペルの影が完全に消えて、相手の知らない間に取り戻せてたりして。
そこからさらに数ヶ月後に 「まだ偽物が好きなのか」 て不機嫌にぼやいたら笑われて、余計不機嫌になった相手にキスして 「さすがにこれ以上は許してなかったけど?」 て挑発して一線を越えてほしい。
偽物が過ぎるうちは絶対に手を出さないでいたのに、偽物には出さなかった許可を出されたら、我慢もなにもない。
自分だけの痕を残して、それを見るたびに愛おし気に笑ってほしい。
November 18, 2025 at 12:18 AM
いや、これ書きようによってはホラーにもできるじゃん。
虚像がいつのまにか実体を持ったドッペルになって、気付いたら本物よりもドッペルに心惹かれて魂が半分以上獲られてる状態から必死に取り返そうとするけど、やればやるほど 「お前(きみ)はそんなヤツじゃない」 て言われて余計頑なにドッペルに囚われるヤツ。
最後はドッペルを無理やり消滅させて、相手が泣きながら 「何するんだ!」 て怒るのを、同じく怒りながら 「偽物なんかにお前(きみ)を奪われてたまるか!!」 て怒鳴って必死に相手の中に宿ったドッペルの影を消そうと奮闘する。
November 18, 2025 at 12:18 AM
「そう、だけど…」
「良いんだよ、これからずっと一緒にいるんだから。五歳児のペースに合わせてあげるのが紳士ってもんでしょ」
余裕のあるドヤ顔には腹が立つけど、ずっと一緒、なんて言われたら、何も言えなかった。
(…せめて、俺が好きでいるうちは絶対いろよな…)
まだ完全には信じきれない自分に少しだけ嫌になりながら、涙を脱ぐってジョも向かいの席に着いた。
「ヌヌヌヌヌン、ヌイヌーヌヌヌ(ロナ君、大丈夫だよ)」
「え?」
「ヌヌヌヌヌヌ、ヌンヌ、ヌヌヌヌヌ(ド様、ちゃんと好きだから)」
なぜかジョには全部お見通しな気がして、また一気に顔が熱くなった。
終。
November 17, 2025 at 11:57 AM
「えっ、ドラ、なんっ…!?」
「もうムリ…、五歳児の純粋さの破壊力がヤバい…」
「なんでーっ!?」
復活しなくなったドにパニックになって、慌ててジョを呼んだら、こっちとドを交互に見て、なぜか頷かれた。
「ヌヌーヌヌヌ…(自業自得…)」
「なんで!?」
「これ私、ぜったい悪くないのにー…」
「ヌヌヌヌヌ、ヌヌヌ(泣かしたらダメヌ)」
「いや、でもこれ、本当に泣かすのが正解で…、あ、何でもないです…」
砂のままモゴモゴと言っていたドが白旗を上げて、ようやく復活した。
「仕方ない、お詫びも兼ねてご褒美オヤツにしようか」
「ヌッヌー!」
「い、良いのか?」
「私のご飯やオヤツ、好きなんでしょ?」
November 17, 2025 at 11:57 AM
「ぅ"う"ー…、ド…、出ていくなよ…」
「出ていかないって。ほら、もっと素直になれ。あと一言 言えたらご褒美あるから」
「ぅ"…、ずっと…、そばに、いろ…」
「はい、よく言えました」
まるで本当に子どもみたいな扱いして、笑いながらおでこにちゅうしてきたくせに、口にもしてくるから、もう何がなんだか分からない。
でも、こんなに甘やかされるのも、好きだって言われるのも、全部がホッとする。ずっと我慢してたのが溶かされたみたいで、なんか嬉しい。
(…手、気持ちぃ…)
顔が熱いせいで、ドの冷えた手が気持ちいい。
「ド…、もっとさわれ…」
ちょっと悔しいからむくれながら言ったら、ドが砂になってビックリした。
November 17, 2025 at 11:57 AM
「うえーん、お前に余裕あるのムカつくーッ」
「私に余裕がなかったら二人で大惨事だぞ。それより、返事はくれないの?」
「ぅ…、へ…、へん、じ…」
「言葉覚えたてのバブルドくん…、告白の返事ってわかりまちゅかね」
「分かってるよッ、うわーん」
「こらっ、いつまでも進まないだろ! きみ、私たちに出て行ってほしくないくらい好きなんだろ!? 答えなんてもう決まってるだろうが!」
「ぅう…、ぉれも、すき…」
「だから?」
「だ、から…?」
「傍にいて欲しいって言ってみろ」
November 17, 2025 at 6:12 AM
「うわーーッ! うるせえ、なんかっ、なんかこうっ…、ごめんなさい!!」
「止めろ、今謝られたら私がフラれたみたいになるでしょ!」
「だって! ビックリしたから!」
「そこまでビックリするとは思わなかったよ、ごめんね!!」
「うあっ、えっと…、俺も、ごめん…」
ドに謝られてビックリして、勢いがどっか行った。…ら、どうしたらいいのか分かんなくなった。それなのにドがまた顔を挟んできたから、またやられるかと思って目を瞑って硬直した。
「この状況で目を瞑られたら、キスOKだと勘違いするんだけど…」
「えっ、ちがっ…!」
「うん、分かってるから、とりあえず落ち着け、五歳児」
November 17, 2025 at 6:12 AM
そこでようやくジョを事務所へ行かせた理由に気付いて、何か言い返したいのに言葉が出なくて、ハクハクと無駄に口だけ動かした。
ころそうかと思った瞬間、ドが額を当ててきたから、それにもビックリして固まった。
「これで信じてくれた? 私が出て行かないって」
「ぅ…、あ…」
こんなに間近でドの目を見たのが初めてで、なんて言われたのかも、なんて返せばいいのかも分からないまま、限界を迎えて思いっきり殴ってしまった。
「ブェアーーーーッ! なんで!? 今いい雰囲気だったでしょ!?」
「ぇッ、えぇ…、えっ、…ち、なのはダメだろ!?」
「今ので!? 耐性五歳児以下か!?」
November 17, 2025 at 6:12 AM