すべてを燃えるゴミに捨てようとして「もう！プラスチックはこっち！ちゃんと分別してっていつも言ってるでしょ！(ﾌﾟﾝｽｶ)」て言われたいし休日に無限に2度寝しようとして「体内時計が狂っちゃう〜！自律神経の乱れでしんどいっていつも言ってるのに！こんなだから治らないんだよ！」て布団から出た腕をうんうん言いながら引っ張られたい。

諌言のためにローマへ戻ってきたトマスだが、権威の壁を張ったインノケンティウスにその言葉が届くことはなく、二度とコンクラーベの時のように彼の心に触れることは無いのだと悟る。
歳上の自分より早く亡くなったインノケンティウスの死後、もし傍で仕えていたら運命は違ったのだろうかと問わずにいられない。

引き止めても辞めると言うトマスを「分かりました。好きになさい」と突き放してから闇堕ちし教皇庁の制止もきかず急進的な改革を異例の速さで推し進め、信徒を困惑させ、保守派からはひどい反感を買い、ついには殺害されてしまう。異端児インノケンティウス14世の人生は死後映画になり…