研究者カップルが、各々のフィールドワーク時に出会った体験とそれを解するための知識や断片情報を挟みながら互いにそれを解していく過程を読む…ような構成。断片的な知識と登場人物たちの語る儀式や実情とが紐ついて一つ別な事実画像を結んでいく。
モキュメンタリーやSCP的な架空レポートの流れをくむ延長線上にあるのかなという作。違和感なく民俗学的な内容を落とし込んでおり、情報量が多いものがエンタメの読み物として読みやすいって本当にすごい。
研究者カップルが、各々のフィールドワーク時に出会った体験とそれを解するための知識や断片情報を挟みながら互いにそれを解していく過程を読む…ような構成。断片的な知識と登場人物たちの語る儀式や実情とが紐ついて一つ別な事実画像を結んでいく。
モキュメンタリーやSCP的な架空レポートの流れをくむ延長線上にあるのかなという作。違和感なく民俗学的な内容を落とし込んでおり、情報量が多いものがエンタメの読み物として読みやすいって本当にすごい。
とあるスーパーで起きた事故とも事件ともとれる騒動を、インタビュイーとの会話の形をとって関係者たちの言葉から解する。会話のみで構成される短章で成り立っていて、読むのになりが必要かも…とは思うけど平成育ちはこの懐かしい感じ…ってスラスラ読めました。
ホラー…というよりはヒトコワ系の作りだけど、構成と「何もかもが伝聞であること」、確定できないことへの不安を浮き彫りにさせる手腕がすごい。煙を手につかむようだった事件が、手の中に感触を感じるまでに落りてくるような感覚って言ったらいいのかな。群像劇好きにはかなり好みだった感じ。
とあるスーパーで起きた事故とも事件ともとれる騒動を、インタビュイーとの会話の形をとって関係者たちの言葉から解する。会話のみで構成される短章で成り立っていて、読むのになりが必要かも…とは思うけど平成育ちはこの懐かしい感じ…ってスラスラ読めました。
ホラー…というよりはヒトコワ系の作りだけど、構成と「何もかもが伝聞であること」、確定できないことへの不安を浮き彫りにさせる手腕がすごい。煙を手につかむようだった事件が、手の中に感触を感じるまでに落りてくるような感覚って言ったらいいのかな。群像劇好きにはかなり好みだった感じ。
なんかいっぱいお勧めされてたからほじゃ…とポイント購入した。たぬきがきたりてひとをくう、って感じ。
村という「少人数の閉鎖的な空間」であることを青年期から見たときの出られない閉塞感が全体的にじんわり漂っていて、諦めなければならないことに対する無力感の中でどんどん手を討てば打つほど崩れていくことすらどうでもよいと感じる視点。
なんかいっぱいお勧めされてたからほじゃ…とポイント購入した。たぬきがきたりてひとをくう、って感じ。
村という「少人数の閉鎖的な空間」であることを青年期から見たときの出られない閉塞感が全体的にじんわり漂っていて、諦めなければならないことに対する無力感の中でどんどん手を討てば打つほど崩れていくことすらどうでもよいと感じる視点。
心霊か人災かわからない嫌がらせ、めっちゃ怖い。不明確さをサスペンスとして描く匙加減と青春系の文脈ののせ方が味……ってなりました
心霊か人災かわからない嫌がらせ、めっちゃ怖い。不明確さをサスペンスとして描く匙加減と青春系の文脈ののせ方が味……ってなりました
アンソロジー寄稿原稿をまとめた全集に近い一冊。各アンソロジーの志向に沿った様々な形式の短編や現代詩が読める。
耽美ぃ……文章のディテールが上手い、かっこいいをちゃんとかっこいいで出されると脳が旨味で溢れる。
アンソロジー寄稿原稿をまとめた全集に近い一冊。各アンソロジーの志向に沿った様々な形式の短編や現代詩が読める。
耽美ぃ……文章のディテールが上手い、かっこいいをちゃんとかっこいいで出されると脳が旨味で溢れる。
戦争が当たり前になってしまった時代に田舎から辺境の前線へと向かった女の子の話。異形への恐怖、未知の敵への憎しみ、逼迫した内情の苦しみ、全て終わった後に残る心の全部が戦争で、その真ん中を歩んできた人生がどう歪むか。
戦争の「後」に悩む英雄の話が大好きだけど、それはそうとしてSFとしてすごく綺麗。生きることに折り合いをつける、という選択肢の肯定を眩しく描いてくれる。
戦争が当たり前になってしまった時代に田舎から辺境の前線へと向かった女の子の話。異形への恐怖、未知の敵への憎しみ、逼迫した内情の苦しみ、全て終わった後に残る心の全部が戦争で、その真ん中を歩んできた人生がどう歪むか。
戦争の「後」に悩む英雄の話が大好きだけど、それはそうとしてSFとしてすごく綺麗。生きることに折り合いをつける、という選択肢の肯定を眩しく描いてくれる。
文字起こし的書体で書かれたホラー短編。最後この形で来るの確かにおもろいな……と思う。形式遊び的なホラーは流行りもあるけどどんどん進化のスピード上がっててびっくりさせてくれるのおもろい。
ことが事なので脳内で分類が西尾維新系になってしまったのはご愛嬌ということで。
文字起こし的書体で書かれたホラー短編。最後この形で来るの確かにおもろいな……と思う。形式遊び的なホラーは流行りもあるけどどんどん進化のスピード上がっててびっくりさせてくれるのおもろい。
ことが事なので脳内で分類が西尾維新系になってしまったのはご愛嬌ということで。
個人的には道中がいちばん怖い系。繰り返されること、逃げられないことを分析している私達も実はもう……という形から取り出される因果になんかこう、やるせなくなってしまった。けどこれ確実に私個人の所感なので普通の人は怖い、で止まるはずよ。ホラー読んで読者も作者も予想してないしんみりで終わったの、なんかこうこうなるはずじゃなかった卓のあとの空気あるな。こう……じゃなくねぇ……?なっとるやろがい。
個人的には道中がいちばん怖い系。繰り返されること、逃げられないことを分析している私達も実はもう……という形から取り出される因果になんかこう、やるせなくなってしまった。けどこれ確実に私個人の所感なので普通の人は怖い、で止まるはずよ。ホラー読んで読者も作者も予想してないしんみりで終わったの、なんかこうこうなるはずじゃなかった卓のあとの空気あるな。こう……じゃなくねぇ……?なっとるやろがい。
梨さんの書きっぷりだな……と思いつつちょっと情緒的な色味のある話も入ってで前回の【6】より柔らかく読めました。
ホラーオムニバス、というよりホラー作家の箱にまつわる短編集の表記が確かに感。黒バックじゃなくても良かったかも?と感じるくらい情緒みがある。
梨さんの書きっぷりだな……と思いつつちょっと情緒的な色味のある話も入ってで前回の【6】より柔らかく読めました。
ホラーオムニバス、というよりホラー作家の箱にまつわる短編集の表記が確かに感。黒バックじゃなくても良かったかも?と感じるくらい情緒みがある。
(知らねぇ世界だな……)から始まるとエッセイってファンタジーに置き換わるんだよね。でも人間が、人間の経験を書いてるんだということは忘れないで読んだ方が良いのだ。
(知らねぇ世界だな……)から始まるとエッセイってファンタジーに置き換わるんだよね。でも人間が、人間の経験を書いてるんだということは忘れないで読んだ方が良いのだ。
2週目。自分の外観に関するお洋服・顔・髪その他もろもろのエッセイ、この人の短歌が好きなのでこちらも読んだ。(なるほど……)が多くて個人的に新しい発見が強い
2週目。自分の外観に関するお洋服・顔・髪その他もろもろのエッセイ、この人の短歌が好きなのでこちらも読んだ。(なるほど……)が多くて個人的に新しい発見が強い
山尾悠子新作!!!って飛びついて見事にクリーンヒットした。好み〜!!
死者に許された時間、その斡旋組織のスタッフをキーに広がる群像劇。つくりも話も好きだけど、描写が本当においしい……。日盛りの夏を窓の向こうに置いて締め切られたカーテンの内側を書いてくれる。
人の家を空けたような異質と静謐のにおいがこぼれるような描写に、シンプルだけどそれぞれの思惑と感情の色を写したストーリーと日常の断片。もう過ぎ去って帰らない時間ってなんでこんなにきれいなんですかね。
初心者向けとしてこれはどんどん押していこうと思う。
山尾悠子新作!!!って飛びついて見事にクリーンヒットした。好み〜!!
死者に許された時間、その斡旋組織のスタッフをキーに広がる群像劇。つくりも話も好きだけど、描写が本当においしい……。日盛りの夏を窓の向こうに置いて締め切られたカーテンの内側を書いてくれる。
人の家を空けたような異質と静謐のにおいがこぼれるような描写に、シンプルだけどそれぞれの思惑と感情の色を写したストーリーと日常の断片。もう過ぎ去って帰らない時間ってなんでこんなにきれいなんですかね。
初心者向けとしてこれはどんどん押していこうと思う。
安心して読めるまっとうなホラーの手触りがする。最近ようつべのショートホラー作品を見すぎているからかおんなじ感触を感じたのもあるな。つるんとひっかかりなく読めたな。
”ちょっといや”の表現が好みでした。なんもないけど怖いってあるよね。それはそうとしてカレー食べたくなりますね
安心して読めるまっとうなホラーの手触りがする。最近ようつべのショートホラー作品を見すぎているからかおんなじ感触を感じたのもあるな。つるんとひっかかりなく読めたな。
”ちょっといや”の表現が好みでした。なんもないけど怖いってあるよね。それはそうとしてカレー食べたくなりますね
俺はバームクーヘンソムリエだけどさすがにステーキの皿で出されるとちょっと口パッサパサになる。
俺はバームクーヘンソムリエだけどさすがにステーキの皿で出されるとちょっと口パッサパサになる。
なんだおまえ、が読後第一所感。想像しているものの斜め上を走り抜けていった、本当に走り抜けていったって感じ。わー……(右から左に見送る)
前半は山村系しっとり展開なのに後半から特にスピードが上がるから振り落とされる人いると思う、私は振り落とされた。
なんだおまえ、が読後第一所感。想像しているものの斜め上を走り抜けていった、本当に走り抜けていったって感じ。わー……(右から左に見送る)
前半は山村系しっとり展開なのに後半から特にスピードが上がるから振り落とされる人いると思う、私は振り落とされた。
あぁ~~~~~……行間めちゃくちゃ掘っちゃうんですよねこれ。台湾の文化をネット検索しながら読んだ、勉強になる。何をね、いうべきかというのはまた別だけどさ、「それでも生きていく」とか「その道を選ばない」って語が刺さる人には読んでほしい。こんなこと言ってるけど結構社会派の漫画
百合っていうのもうなづけるけど、ざらしはシスターフッド(暴)だと思うよ。
あぁ~~~~~……行間めちゃくちゃ掘っちゃうんですよねこれ。台湾の文化をネット検索しながら読んだ、勉強になる。何をね、いうべきかというのはまた別だけどさ、「それでも生きていく」とか「その道を選ばない」って語が刺さる人には読んでほしい。こんなこと言ってるけど結構社会派の漫画
百合っていうのもうなづけるけど、ざらしはシスターフッド(暴)だと思うよ。
やっっっかっけっっっっ
奇異的な死を齎す関連物を追うレポート式の小説。SCPだねぇ……という感想が強いけどこれはこれで素敵。
出てくる作中の女性達がみんなかっこいい、強くて噛み締めちゃうな。
やっっっかっけっっっっ
奇異的な死を齎す関連物を追うレポート式の小説。SCPだねぇ……という感想が強いけどこれはこれで素敵。
出てくる作中の女性達がみんなかっこいい、強くて噛み締めちゃうな。