「う、海で魚を見ていた」
嘘は言っていない、燐音に座らされた台の名は『海物語』だったのだから。
「う、海で魚を見ていた」
嘘は言っていない、燐音に座らされた台の名は『海物語』だったのだから。
ふれあいエリアの柵に手をかけ「可愛らしいな」と微笑むアドニス。
アドニスは自身の風貌が相手を怖がらせてしまうとよく口にするが、こうやって目を輝かせている顔はどこか幼くて怖いどころか真逆の感情を抱かせるのだから、いちど写真でも撮って見せてやりたい。
「触っていいらし〜ぜ」
「む……傷つけてしまわないだろうか」
「大丈夫だって、レオンで慣れてんだろ」
慎重すぎるくらいゆっくりと手をうさぎに伸ばすアドニスに口元を綻ばせていると
ふれあいエリアの柵に手をかけ「可愛らしいな」と微笑むアドニス。
アドニスは自身の風貌が相手を怖がらせてしまうとよく口にするが、こうやって目を輝かせている顔はどこか幼くて怖いどころか真逆の感情を抱かせるのだから、いちど写真でも撮って見せてやりたい。
「触っていいらし〜ぜ」
「む……傷つけてしまわないだろうか」
「大丈夫だって、レオンで慣れてんだろ」
慎重すぎるくらいゆっくりと手をうさぎに伸ばすアドニスに口元を綻ばせていると
テーマパークに2人で行って映画のような美しく作り込まれたエリアで背景に見惚れるアドニス。
通りかかった可愛らしいマスコットキャラクターの着ぐるみを見つけた晃牙はアドニスが喜ぶと思い「おい、アドニス見ろよ」と肩を叩き親指をマスコットに向ける。
「写真、撮ってもらえよ」
「ん?ああ、そうだな……」
そう言い、マスコットに声をかけに行くアドニスの後ろ姿を見つつ、こいつはきっと遠慮して控えめに並んで撮ろうとするだろう、フレームに収まらないとか理由をつけて抱きつくように言ってやろうか。そうしたら躊躇いつつも嬉しそうに顔を綻ばすんだろうな。
テーマパークに2人で行って映画のような美しく作り込まれたエリアで背景に見惚れるアドニス。
通りかかった可愛らしいマスコットキャラクターの着ぐるみを見つけた晃牙はアドニスが喜ぶと思い「おい、アドニス見ろよ」と肩を叩き親指をマスコットに向ける。
「写真、撮ってもらえよ」
「ん?ああ、そうだな……」
そう言い、マスコットに声をかけに行くアドニスの後ろ姿を見つつ、こいつはきっと遠慮して控えめに並んで撮ろうとするだろう、フレームに収まらないとか理由をつけて抱きつくように言ってやろうか。そうしたら躊躇いつつも嬉しそうに顔を綻ばすんだろうな。