汐見
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汐見
@m624yume.bsky.social
20↑夢書き夢女の雑多垢¦常時強めの幻覚
後編⬇️⬇️⬇️
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#decnプラス tkak
マイナス?→プラス後編

「早かったな」
「なんですか、確認してほしいことって」
別に早く来いとは言われてはいないがあの場から離れたくて急いでいるふりをして出てきた。そうすればknsk君に余計なひと言を言われて癪に障る。

前編⬇️⬇️⬇️
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January 2, 2026 at 2:12 PM
『お前めんどくさいからクリスマスは絶対出てくるな』
その画面をそっと閉じて、僕は🌸を抱き上げて寝室に移動した。

ネックレスをプレゼントする意味。それは独占欲と愛情からなる「あなたを独占したい」「独り占めしたい」という意味だということは🌸は知っているのだろうか。

(🌸が持っていたシャンパンゴールドの袋のプレゼントの中身は女友達がふざけて渡したミニスカ🎅のコスプレ衣装)(それを着てクリスマスをやり直す2人の夜の話もあったりなかったり…)
January 2, 2026 at 2:11 PM
こちらに背を向けた🌸の首にチェーンを回す。軽く髪を上げた🌸の首の後ろに留め金をつけた。
「どう!?」
「…かわいいです。よく似合ってる」
「やった!」
tkakさんありがとうっ!と抱きついてきた🌸を抱きしめ返す。
「…すみません」
「いいよ、もう。tkakさんも早とちりするんだね」
けらけらと笑う🌸に、腕をほどいてコツンと額に合わせる。
「クリスマス、やり直してもいいですか?」
「いいけど……呼び出しだったんじゃないの?」
言われて思い出す。スマホをみるとknsk君からメッセージが入っていた。
January 2, 2026 at 2:11 PM
差し出すとそれを受け取った🌸が「開けていい?」と問うてきた。どうぞと促すと🌸がゆっくりとリボンを解く。包装紙を丁寧にはがして出てきた細長いボックス。パカッと小気味いい音をさせて開いたそこには華奢なチェーンのネックレス。🌸が前々から欲しいと言っていた彼女の喉元に似合うとネックレス。
「え!これ欲しかったやつ!」
「…喜んでもらえたようで、よかったです」
笑顔を見せた🌸に、しかしまだ気まずさが残る。そんな僕のことなど知らないといった様子で「つけたい!つけて?」と差し出してくる。🌸は無邪気で可愛らしい。こんな愛らしい恋人が浮気をするなど、疑った自分を恥じたい。ケースから出したそれの留め金を外す。
January 2, 2026 at 2:11 PM
きゃらきゃらと笑い合う3人の中に🌸がいる。
『見てこれエグ!』
『🌸今度彼氏と来てこれ使いなよ!』
『やめてよ!』
いかがわしい玩具を指さしながらじゃれ合っている女たち。
そこに不審な点もやましい部分もない。
その事実に気づいてっすぅ〜〜と息を吸い込んだ。そしてその馬でしゃがみ込んではぁぁ〜〜〜と大きなため息に変えた。己の早計な行動と思考に頭を抱える。
「忘れてください」
🌸に合わせる顔がない。そのまましゃがみ込んでいると🌸も僕に合わせて膝を曲げた。
「ねぇそれ私の?」
言われて顔を上げると、僕の手のなかにあったギフトボックスを指さす🌸がいた。
「…はい」
January 2, 2026 at 2:11 PM
声を荒げる僕に🌸が目を白黒させる。「だってtkakさん…」と言いかけた🌸がムスッとした顔になる。
「…話聞いてくれなかったじゃん」
「…っ」
痛いところを突かれて押し黙る。
先ほど見た防犯📹の映像。そこには🏩に入る🌸と女友達2人の姿が映っていた。その後🌸から送られてきた弁明のメッセージには「ラ·ブ·ホ·女·子·会」の文字があった。要は自分の早とちりだったというわけだ。
「ちゃんとメッセージ読んでくれた?」
「……」
急いでいて全文は読んでいない。口を噤むと🌸がムスッとした表情でスマホを操作し始めた。そして突きつけられた画面には🏩の室内で女3人が笑い合う映像。
January 2, 2026 at 2:11 PM
「🌸さん!」
グローブボックスに入れておいたラッピングされたプレゼントはひんやりとしていた。それを引っ掴んで玄関を開けるとそこには🌸がいた。
「どこに…っ!」
こんな時間にどこに行こうというのか。時刻はもう0時を過ぎようという時間なのに身支度を整えて大きな鞄をもっていた🌸に問う。
「ごめ、んなさい。…私がtkakさんを怒らせることしちゃったんだと思って…しばらく友達のとこに泊めてもらおうかと思って…」
家を出ようとする🌸の手から鞄を奪ってそれを床に落とす。
「どうして違うなら違うと否定してくれないんですか!?」
January 2, 2026 at 2:11 PM
knsk君が何を確認して欲しかったのかは知らないがそれどころではない。部屋を出る間際背後から「kumi!?」と呼ぶ声が聞こえたが無視した。夜間の庁舎は人が少ない。呼べばすぐ来るはずのエレベーターさえも遅く感じるのは自分がひどく焦っているからだ。時間が惜しい。そう思っているとスマホが震えた。画面には🌸の名前。メッセージの冒頭の文字が見えたがそれを開く前にエレベーターが開いた。それに飛び乗ってからメッセージを開く。そこには🌸の弁明を綴った文字が並んでいたがそれをすべて読む前にエレベーターは一階に到着した。もう読む必要もない。読みかけの画面を消して車に飛び乗るとすぐに自宅に戻った。
January 2, 2026 at 2:11 PM
そこから早送りをするknsk君の手元がタッチパッドを叩いて動画を通常速度に戻す。今度は先ほどの男が一人で出てくる姿だった。
「このあと清掃員が部屋に入って女を保護した。あと十数分遅ければタヒんでた」と話すknsk君の言葉が頭に入ってこない。
先ほど再生された映像にあった違和感。それが自分の脳裏に強く焼き付いていて、「ちょっといいですか」と動画を巻き戻す。
数十秒ほど巻き戻して再生を開始する。行き交う男女。🏩へ出入りする姿。そこに見慣れたコートとマフラーの組み合わせ。その女性の横にいる人物。
「すみません、帰ります」
「は?」
January 2, 2026 at 2:11 PM
それが声に出ていたのだろう「ガキじゃねぇんだからクリスマス邪魔されたくらいでキレんなよ」と言われた。別にキレてなどいない。無言で睨めばへぇへぇ余計なお世話でした、と言いながらノートパソコンの画面を見せてきた。
「現場付近の防犯📹の映像だ」
見せられたのは昨夜張り込みをしていた🏩街の防犯📹。そこに映るのは多くのカップルが生き交う姿。流れるように🏩に吸い込まれる様子は見ていて面白いほどだ。これからセッ久をすると公言しているも同然の現場映像を見ていると「ここだ」とknsk君が映像を止めた。それは容疑者の男が若い女の肩を抱いて🏩に入って行く姿だった。
January 2, 2026 at 2:11 PM
そのまま🌸に背を向けて着慣れたスーツに袖を通す。「待ってtkakさん、話聞いて」とまとわりついてくる🌸に無言で視線をやる。ビクリと肩を震わせた🌸に、ああおそらく自分は今ずいぶんと険しい顔をしているんだろうなと思う。
「急ぎますので」
そういえば🌸は数歩下がって俯いた。本来なら応じたくはないが、悪いが今日はこのまま緊急の要請に応じよう。今は🌸と一緒にいたくないと思ったから。
January 2, 2026 at 2:05 PM
「回りくどく言うのは辞めましょう。この際なのではっきりと言いますが、昨夜、ラブホテルから出てくる🌸さんを見ました」
あそこで何をしていたんですか、と問うと🌸はハッとした顔をして「違うのtkakさん」と口を開く。「昨日は」と言いかけた🌸の言葉をスマホの電子音が遮った。なんだと思って見れば画面にはymtknskの文字。急ぎのようかと思って電話を取れば挨拶もなしに「非番のところ悪いがちょっと出てこれるか。確認してほしいもんがある」と言われた。全くもって不躾だ。しかし今日は都合がいい。「わかりました」と言って電話を切って🌸に「急用です。出ます」と告げて立ち上がる。
January 2, 2026 at 2:05 PM
ああそうか、きっと彼女はクリスマスプレゼントを期待しているんだ、と気づいた。この期に及んで、などと思う自分の心は冷めきっている。
言うなら今だろうな、と思って「昨日はどこにいたんですか?」と問う。きょとん、とした顔の🌸が「どこって…」と困ったように小首をかしげる。「友達と会うと言ってましたよね。どこに行ったんですか?」と質問すれば🌸は「えっと…」と視線を泳がした。やっぱり誤魔化すが下手だ。適当に嘘をついてくれれば追求のしがいがあるというのに。思わず「はぁ…」とため息が漏れた。
途端、🌸が怯えた顔をする。
January 2, 2026 at 2:05 PM
その言葉を🌸はどう理解したのか。一瞬驚いた表情を見せて少しだけはにかんで寝室に入っていった。
シャワーを浴びながら考える。なんと切り出すべきか。昨日は何をしていたのか?どこにいたのか?誰といたのか?どの質問も的を射ているが果たしてその問いに🌸は素直に答えるだろうか。
寝汗をかいたであろう体を洗い流して気だるい気持ちで風呂を出た。
寝室に行くと🌸がベッドのなかで本を読んでいた。寝ててよかったのに、そうすればこの問題を少し先延ばしにできたのに。そう思いながらベッドに腰をおろす。
「🌸さん」
「うん?なぁに?」
本に栞を挟んだ🌸が体を起こす。そわそわと落ち着かない様子と期待に満ちた目に、
January 2, 2026 at 2:05 PM
目の前で頬を押さえて舌鼓をうつ🌸の様子をみるに、ずいぶんと名乗しれたパティシエの作ったものらしく頻りに美味しいと言っていた。僕には少し甘すぎると思った。
🌸が風呂に入っている間、テーブルに置かれた🌸のスマホに手が伸びそうになるのを必死に耐える。この一線は越えてはいけない。
自分が今抱えている感情が怒りなのか失望なのか悲しみなのか虚無なのか。それすらも分からなくなっているのは、年末の疲れのせいにしてしまいたい。そんなことを考えていると🌸が風呂から出てきた。入れ替わるように浴室に向かう。
「先に寝ててください」
January 2, 2026 at 2:05 PM