梧塔
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ごとうの避難先です。
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✔浴場でのサドルシュの会話
「あの人は昔から世話になっている人だ。今後会う時にはきちんと対応しろ。知らん分からん聞いていないで許してもらえるとは思うな。お前は不平不満が顔と態度に出過ぎる」「俺も若くない。次相手をする時には若くて賢い見目の良い花娘を推そう」「(アクラムかな)」「ルシュディ、お前を推薦しておいた。しっかりやれ」「は?」「(痛いデコピン)」「うっ…」「アクラムでは媚び過ぎる。あの人は媚ず賢く立ち回る者を好む。かと言ってクソ生意気では癇に障る。うまくやれ」「難しすぎませんか?」「それでもやらねばならん。傷口が痛い、シャワラルを呼べ」「台車で運びますか」「醜態を晒せるか。呼べ」
May 29, 2024 at 4:56 PM
壁から聞こえてくる物音は、情事の音にしては激しいものである。だが何となく聞き覚えのある人物の声に、なるほど、あの頭目も尻穴を使わねばならない人物がいるのかと学んだルシュディであった。
翌朝、艶々になったアルナジャルの朝餉やら支度やらが終わり見送った後、来賓室から出てきたアルジャバールは前線帰りの戦士よりも疲れ切っていた。筋張った身体と皮膚には鬱血痕が目立っている。「慣れないことはするものではない」「ケツが痛い」「乳首も痛い」「あの性欲絶倫爺め」と普段聞かない悪態をつきながらルシュディを呼ぶ。「風呂」と言って指で来い、と示され、忠犬よろしくルシュディは後ろを着いていくのであった。
May 29, 2024 at 4:49 PM
「どういうって、まあああいう関係だよ。身体の付き合いもある上下関係。サドリは元々叔父貴のお気に入りだしなぁ」アルジャバールの新情報にダンボになるルシュディ。だからあんな凄い格好をしていたのかと合点がいく。「今晩は凄まじいんじゃないか?久々の逢瀬だろ。叔父貴もいい歳だが、シモの方はバリバリ現役だろうしな」「はあ」「はあじゃなくて、お前も脱げ。何しに来たんだ」そういう展開になるのは分かってはいたが乗り気ではないルシュディ。仕方なくベッドに横になると、来賓の寝室から何やら物音が聞こえてきた。「明日の朝が恐ろしいな」と言うアルカハールはにやにやといやらしい笑い方をして壁の向こうを見つめている。
May 29, 2024 at 4:44 PM
何やらアルナジャルに色々言われる度に顔や態度に不服が出ていたルシュディに、アルジャバールが「ジブリールの酒の相手をしてやれ」と言う。要はこの場にいなくていいという示唆である。いつもならばジブリールの相手など言ってこない頭目の様子に、不思議に思いながら浴場を後にするルシュディ。一方のアルカハール(ジブリール)は確かに暇そうに夜の時間をもてあましていた。「サドリと叔父貴はどうだった?よろしくやっていたか?」と聞かれやはり疑問が湧くルシュディ。「湯浴みを手伝っていらしたんですが、どういうご関係なんですか」と聞けば嫌な笑い方をするアルカハール。
May 29, 2024 at 4:38 PM
「酒を持ってこい」とのこと。お偉いさんと飲む機会はあれど、湯浴みしている最中にまで飲む姿を見るのは初めてであるルシュディ。言われた通り浴場に酒を持って行くと、アルジャバールとお偉いさんが話している。お偉いさんはアルナジャルという、解放戦線の資金繰りや設立の立役者であり、アルカハールの叔父にあたる。ルシュディを見て上機嫌なアルナジャルは「幼い頃のお前に似ているな」とアルジャバールに言う。「ジブリールと同じことを言わないでください」とアルジャバール。何故似ていないのにこうも「似ている」と言われるのかと思うルシュディ。そうして花娘のように傍に付き従う頭目にも首を傾げる。
May 29, 2024 at 4:34 PM