で、次の有馬記念が耕一くんの〝本当の夢〟になり、様々な人や経験が味方をしてくれた

そしてその先の夢に向かうために味方をしてくれる人を自分から迎えにいけるようになったという
もちろん他の人もそれぞれの場所で夢を持ち成長していった
そういう物語であった

今は本当に本当にいろんなところからいろんな映像や音声が溢れていて
いいことなんだろうけど、時々静かな世界に存在したくなる

昔のラジオの時代はラジオとリスナーの関係が一対一…じゃないけどそれに近いような、リスナーがそう思えるような、優しい時間が流れていたような気がする

でも今もそういうのはどこかにあるんだろうな…自分が知らないだけで

過去の歴史を扱うドラマなどに対して史実に忠実かどうか…というのはそんなに気にしてない
人の手が入るものはほぼフィクションだと思ってる

ただ、柔軟な姿勢で臨むことは必要かなとは思う
それらをのぞく自分の目の〝レンズ〟を切り替えるように

第1話を観た感想は…
あの時代にこんな風に元気に走り回ってた若者がいたのかもしれないな…いたらいいな…って感じだった

自分たちが生き続ける限りどんどん遠ざかり手が届かない〝過去〟
（タイムマシンでもない限りね）
でも各時代の書や絵画などの〝過去からの手紙〟から、また生み出されるものがある
繰り返される物語、追求する美しさや哲学、それらが生まれるのを許す人々

今生まれたエンタメもきっと後世に再生する
それを見守る人々も続いてほしい

もちろん、日本のドラマだって良いものはあるしやはり住んでいる所が舞台のほうが感情が入りやすいし

海外ドラマをあれこれ観ながら、数年後日本でこんなドラマが展開されることがあるのだろうかと思っていた

…クールに縛られるのならもう無理でしょ

「ヒル・ストリート・ブルース」

とある警察署を舞台にした群像劇で警察ドラマというより人間ドラマだった

毎回、冒頭の警察署内を映すカメラワークが素晴らしい

一応1話完結、大きな事件はほぼないが警察官の仕事と登場人物のrelationshipを綿々と描き続ける
OPのテーマ曲が人々に寄り添うかのような優しい感じで好きだった

そしてアメリカ社会の様々な問題点をエッセンスにしたドラマだったから、その時アメリカのことは数年後日本でも問題になると学んだ自分は〝日本もこうなる〟と思ってた

実は自分は女性の高い声が苦手
なので〝そういう登場人物が主役か主役級〟のものはつい避けてしまう
（女性声優さんが悪いわけじゃないですからね）

こちらも〝そう〟なのだけど、物語が進むにつれ、時折主役の女の子が一人で黙って風景を見つめるシーンがあると〝明るくしてるのはあえてなのかもしれないな、そうしないと心が折れそうだし〟と感じたりした

…なので〝ただ苦手〟ってことだけで〝何か〟を逃してしまうことはあるんだな…と思わされました
多分、今までもあったんだ

これだけ続いたんだ、人気だったんだ
みんな楽しかったんだよね

終わりは寂しいけれど、盛大に華やかに見送って
次を見つけるもよし、思い出に浸るのもよし
いろんな人々のいろんな思いは無くならないから