4/26 刀剣管理庫・資材庫棚卸、第九回 番長会議
4/26 刀剣管理庫・資材庫棚卸、第九回 番長会議
小夜と顔を見合わせて笑ってしまった。
小夜と顔を見合わせて笑ってしまった。
3/3 桃の節句
3/29 刀剣管理庫・資材庫 棚卸
3/30 番長会議 第八回
3/3 桃の節句
3/29 刀剣管理庫・資材庫 棚卸
3/30 番長会議 第八回
■午前:各々、自由に豆まき(任意参加)
■午後:チーム対抗戦豆まき(全員参加)※刀使用禁止※
優勝 加州清光チーム
MVP 篭手切江
<ルール>
・5つのチームに別れ、敵の陣地にある旗を奪う
・各陣地に旗は5本
・豆は1人30粒、途中補充なし
・豆が2回当たったらアウト
・陣地の旗を全て奪われる、もしくはチームのメンバーが全滅したら負け
・最後まで残ったチームが優勝
■夕方:豆拾い(全員参加)
■豆拾い終了後、宴会(任意参加)
▼今年のチーム対抗戦の様子
■午前:各々、自由に豆まき(任意参加)
■午後:チーム対抗戦豆まき(全員参加)※刀使用禁止※
優勝 加州清光チーム
MVP 篭手切江
<ルール>
・5つのチームに別れ、敵の陣地にある旗を奪う
・各陣地に旗は5本
・豆は1人30粒、途中補充なし
・豆が2回当たったらアウト
・陣地の旗を全て奪われる、もしくはチームのメンバーが全滅したら負け
・最後まで残ったチームが優勝
■夕方:豆拾い(全員参加)
■豆拾い終了後、宴会(任意参加)
▼今年のチーム対抗戦の様子
2/2 豆まき
2/22 刀剣管理庫・資材庫 棚卸
2/23 番長会議 第七回
2/2 豆まき
2/22 刀剣管理庫・資材庫 棚卸
2/23 番長会議 第七回
日差しの揺蕩う図書棟で三振の刀が頭を寄せ合っていた。
「ダリヤは栄華、気品、威厳、トルコキキョウは感謝、希望、永遠の愛か」
「胡蝶蘭は進出や発展、あなたを愛しています・・・あ、デルフィニウムは清明、高貴、あなたを幸せにしますですって」
「なんか、俺らから主への言葉を集めたみたい」
初期刀の変わらぬ愛に、秋田が微笑んだ。
その隣で十周年記念祝花の写真と図鑑を見比べていた雲生が「これは…カスミソウ、でしょうか」と指をさす。
覗き込む二振の横からもう一つ影が加わった。
日差しの揺蕩う図書棟で三振の刀が頭を寄せ合っていた。
「ダリヤは栄華、気品、威厳、トルコキキョウは感謝、希望、永遠の愛か」
「胡蝶蘭は進出や発展、あなたを愛しています・・・あ、デルフィニウムは清明、高貴、あなたを幸せにしますですって」
「なんか、俺らから主への言葉を集めたみたい」
初期刀の変わらぬ愛に、秋田が微笑んだ。
その隣で十周年記念祝花の写真と図鑑を見比べていた雲生が「これは…カスミソウ、でしょうか」と指をさす。
覗き込む二振の横からもう一つ影が加わった。
1/5 鏡開き
1/25 刀剣管理庫 棚卸
1/26 番長会議 第六回
1/5 鏡開き
1/25 刀剣管理庫 棚卸
1/26 番長会議 第六回
襖越しに呼ばれ炬燵の住人と化していた打刀は顔を上げた。
「いマスよ」
開けるよ、の声と共に顔を出したのは初期刀だった。両腕で毛布のようなものを抱えている。
「清光。どうされマシタか?」
「これ、こないだ大掃除で出て来てさ。村正、使う?」
遠目にもずっしりと暖かそうなそれは、薄紫色のシンプルなものだった。
「だいぶ前に間に合わせで買ったの忘れててさ。俺いま別の使ってるし、良かったら使って欲しいなーって」
本丸で一、二を争う寒がりである自分のところにわざわざ持ってきてくれたらしい。
襖越しに呼ばれ炬燵の住人と化していた打刀は顔を上げた。
「いマスよ」
開けるよ、の声と共に顔を出したのは初期刀だった。両腕で毛布のようなものを抱えている。
「清光。どうされマシタか?」
「これ、こないだ大掃除で出て来てさ。村正、使う?」
遠目にもずっしりと暖かそうなそれは、薄紫色のシンプルなものだった。
「だいぶ前に間に合わせで買ったの忘れててさ。俺いま別の使ってるし、良かったら使って欲しいなーって」
本丸で一、二を争う寒がりである自分のところにわざわざ持ってきてくれたらしい。
ここまで本当にありがとう。これからもよろしくね。
ここまで本当にありがとう。これからもよろしくね。
12/13 大掃除
12/14 大掃除
12/27 刀剣管理庫棚卸
12/28 番長会議
【お知らせ】
■大晦日22時~元日2時くらいまで年越映画鑑賞会やります。参加希望者は俺まで(小竜)
■厚手タイツ、再入荷しました。欲しい刀は物吉か博多まで。(物吉)
■手洗いうがい、体調管理徹底!各種ハーブや漢方、医務室にあります(加州)
12/13 大掃除
12/14 大掃除
12/27 刀剣管理庫棚卸
12/28 番長会議
【お知らせ】
■大晦日22時~元日2時くらいまで年越映画鑑賞会やります。参加希望者は俺まで(小竜)
■厚手タイツ、再入荷しました。欲しい刀は物吉か博多まで。(物吉)
■手洗いうがい、体調管理徹底!各種ハーブや漢方、医務室にあります(加州)
思わず零した言葉を、吹き荒ぶ風が一瞬で攫っていく。首元のファーに顔をうずめつつ、コートのポケットから取り出した端末には18:55と表示されていた。
そろそろか、と目の前のビルを眺めるも目当ての人物は出てこない。代わりに聞こえてきた馴染みの声につられ、そちらを向いた。
「兄者、すまない。遅くなった」
いつもより混んでいてな、と続ける弟の視線がちらりとビルへ向く。差し出されたカップを受け取ると、ふわりとシナモンの香りがした。
「主、もう少しかかるみたい」
「そうか」
会話より暖をとることを選んだ二振が、揃ってカップに口をつける。
思わず零した言葉を、吹き荒ぶ風が一瞬で攫っていく。首元のファーに顔をうずめつつ、コートのポケットから取り出した端末には18:55と表示されていた。
そろそろか、と目の前のビルを眺めるも目当ての人物は出てこない。代わりに聞こえてきた馴染みの声につられ、そちらを向いた。
「兄者、すまない。遅くなった」
いつもより混んでいてな、と続ける弟の視線がちらりとビルへ向く。差し出されたカップを受け取ると、ふわりとシナモンの香りがした。
「主、もう少しかかるみたい」
「そうか」
会話より暖をとることを選んだ二振が、揃ってカップに口をつける。
字面だけみるとどこぞの廃倉庫で行われていそうなそれは、本丸の一室で開催されていた。月に一度、主、初期刀、各番長が集まり状況を報告し合うのだ。現状を整理し、問題があれば改善策を練る。当初は手探りだった面々も、三回目ともなるとだいぶ様になってきていた。
「じゃ、収支ん報告ばい」
いつも通り、勘定番長の博多が口火をきった。
「遠征の三倍効果んおかげやね。この期間だけで、126,100枚のプラスばい。」おぉ、と周囲から声があがる。八月から催物による支出が続いており、貯蓄が伸び悩んでいたためこれは嬉しい報告だった。
字面だけみるとどこぞの廃倉庫で行われていそうなそれは、本丸の一室で開催されていた。月に一度、主、初期刀、各番長が集まり状況を報告し合うのだ。現状を整理し、問題があれば改善策を練る。当初は手探りだった面々も、三回目ともなるとだいぶ様になってきていた。
「じゃ、収支ん報告ばい」
いつも通り、勘定番長の博多が口火をきった。
「遠征の三倍効果んおかげやね。この期間だけで、126,100枚のプラスばい。」おぉ、と周囲から声があがる。八月から催物による支出が続いており、貯蓄が伸び悩んでいたためこれは嬉しい報告だった。
もちろん、何の対策もなく審神者を送り込むわけではない。認識阻害と結界で守られたマンションの一部屋を政府側で用意する、とのことだった。それを聞いた初期刀が「は!?同棲!!?一ヶ月も!!?」と別の意味でキレたのは記憶に新しい。安全を確保するにはこれが最適だと宥め、押し通し、なんとか任務初日を迎えたのであった。
もちろん、何の対策もなく審神者を送り込むわけではない。認識阻害と結界で守られたマンションの一部屋を政府側で用意する、とのことだった。それを聞いた初期刀が「は!?同棲!!?一ヶ月も!!?」と別の意味でキレたのは記憶に新しい。安全を確保するにはこれが最適だと宥め、押し通し、なんとか任務初日を迎えたのであった。
歌仙のため息も何度目か。大将首一歩手前、もう敵の本陣は視界に捉えている。道中、必要なときはいっさい出てこないくせにと恨みを込めて持ち手を握り締める。
「歌仙、取っ手が折れてしまうよ」
苦笑する蜂須賀に「構うものか」と短く応え、せめて部隊の状況を確認するために役立ってもらおうじゃないかと灯りを掲げた。全員無傷、刀装も無事だ。上々であるはずが、この妙な疲労感は何だ。視界の端で、饅頭を胸元から取り出し自らの口に放り込んだ山姥切国広を見なかったことにしながら、歌仙はもう一度ため息をついた。
歌仙のため息も何度目か。大将首一歩手前、もう敵の本陣は視界に捉えている。道中、必要なときはいっさい出てこないくせにと恨みを込めて持ち手を握り締める。
「歌仙、取っ手が折れてしまうよ」
苦笑する蜂須賀に「構うものか」と短く応え、せめて部隊の状況を確認するために役立ってもらおうじゃないかと灯りを掲げた。全員無傷、刀装も無事だ。上々であるはずが、この妙な疲労感は何だ。視界の端で、饅頭を胸元から取り出し自らの口に放り込んだ山姥切国広を見なかったことにしながら、歌仙はもう一度ため息をついた。