彼のなかなかにしんどい人生と照らし合わせながら、絵の変遷をたどると晩年の色彩の時代、それなりに穏やかで心に余裕があったのではないかと感じる。筆の置き方や、コントラスト強めの鮮やかな色彩、人物の書き方(相変わらず顔は書き手を向いていないが)などから、少し自分を許容できたのではないかみたいな。ヴァラドンの手紙を見ていても心の底からぞんざいに扱ったのではないのではとも思えた。手紙って嘘は書けないような気がする。心穏やかに逝けたのならと願わずにはいられない。
彼のなかなかにしんどい人生と照らし合わせながら、絵の変遷をたどると晩年の色彩の時代、それなりに穏やかで心に余裕があったのではないかと感じる。筆の置き方や、コントラスト強めの鮮やかな色彩、人物の書き方(相変わらず顔は書き手を向いていないが)などから、少し自分を許容できたのではないかみたいな。ヴァラドンの手紙を見ていても心の底からぞんざいに扱ったのではないのではとも思えた。手紙って嘘は書けないような気がする。心穏やかに逝けたのならと願わずにはいられない。