黒崎澪
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黒崎澪
@kurosaki-mio.bsky.social
詩を書きます。midjourneyで絵も描きます。
毎日、X(旧Twitter)でポストしている詩やAIイラストを放流します。
よろしくどうぞ(。-_-。)ポッ
note https://note.com/kurosaki_mio
詩「空白」

時折、襲われる感覚
 
空白
 
何だろう
日が昇り沈む
忙しい毎日が続く
そんな中でもあるんだ
否、来るという感覚かもしれない
 
空白
 
心の問題か
何が足りない
淋しいのか
分からない
答えが出ない
否、答えから目を逸らしている?
掴めない自分の心
それでも今日もまた
 
『空白』あるんだ
April 25, 2024 at 12:00 PM
詩「埋もれる」

埋もれる
部屋の中
物、物、物
物に埋もれる
 
頭の中
考える、考える
思考の海に呑まれる
 
心の中
溺れる
思う、思う
ネガティブ
ポジティブ
止まる、落ちる、急落下
上がる、頑張る、息が切れる
 
『もう駄目だ』
 
これは考えか
これは感情か
物か…
 
物にしろ、自分の中にしろ
埋もれる
April 24, 2024 at 4:26 AM
詩「閃き」

突然やって来る
天から放たれた光の矢に当たる感じ
何をしていてもお構いなし
「あっ」と漏れる声
手が止まる
目を見開く
一連の動作を終えて一目散
ニヤける
 
ひたすら書き出す
書く書く
終わって息をする
「あっ」馬鹿馬鹿しくなる
脱力
 
再び自分から絞り出した、ものに注目
ニヤり
 
閃き
April 24, 2024 at 4:25 AM
詩「一枚の絵」

目の前にある絵
視線を逸らすことが出来ず
体ごと釘付けにせられて
身動きが取れず
辛うじて息をしているのが分かる
頭の中で『いつまでこの状態なんだ』と問う
『分からない』
『知らない』
情けない即答をした
 
目が乾き瞬き
繰り返す
時間が告げ
やっと息を吸う
 
虜になった
一枚の絵
April 24, 2024 at 4:24 AM
詩「憧れの裏側」

夢見る頃
夢とは華やかなもので
目が眩む
世界はやがて鼓動と共に色付いて
自分までもが輝いている様な錯覚
夢に飲まれ憧れを生み
憧れに酔い焦がれ
焦がれる頃に現実を見た
 
どろどろ
闇闇

感情と思考が渦を巻く
裏側
自分の求めた先の裏側を見た
しかめた顔を向けた所は言えない
April 24, 2024 at 4:24 AM
詩「鳥の歌声」

空を見上げて
日の光に春を感じた
そのまま空を見上げる
何処からか鳥の素敵な歌声が聞こえて来る
期待に視線を動かすが鳥は見つからない
歌声から小鳥だと推測する
辺りを見回すが住宅街だと思い出す
『歌声は幻?』
否、確かに聞こえる
姿なき鳥の美しい声
歌に耳を澄まし
笑み浮かび
April 24, 2024 at 4:19 AM
詩「君に言えなくて」

「ねえ、どうして俯いているの?」
僕は君に問うんだ
君は不機嫌な視線を僕に送る
僕は申し訳なさと戸惑いの視線を送り返す
それでも僕は君に伝えたくて
「ねえ、顔を上げて」
ふいと君は横を向く
僕は君の機嫌を損ねたみたい
「(好きだよ)」僕は心の中で言った
君は頬を染めた
April 19, 2024 at 9:53 AM
詩「救い」

本の中にあった
画面の中にあった
「ああ」それ以上声にならない
泣く
咽び泣く
なり振りなんて構わない
『救われた』その言葉が頭の中に鮮明に浮かぶ
只、洗われていく
暫くして気付くあれやこれや
少し恥ずかしさを感じて
「うん」と小さく言う
口元が笑みを作ろうとする
 
「ありがとう」
April 18, 2024 at 10:51 AM
詩「あの星」

「綺麗」という
夜空のあの星を見上げて
輝きにうっとりとする
『嫉妬心』が湧く
あの星の輝きを妬んだってお門違い
私じゃお話しにならない
「綺麗ね」という
あの星は輝く
私が見上げるほど輝いて見える
「私は石ころ」という
あの星から目を逸らせばいいのに
出来ずに見上げる
 
あの星
April 17, 2024 at 12:56 PM
詩「今日という日」

今日はね、楽しかった
ううん、辛かった
頑張ったかな
寂しいと思う
終わらないでほしいと思う
やっと終わると安堵する
 
短い一日
長い一日
良い日
悪い日
笑った日
泣いた日
幸せな日
 
「こんな日はもう人生で二度とないだろう」
 
今日という日が終わる
こんなにも人は想いを寄せる
April 16, 2024 at 1:57 PM
詩「いつもの朝」

朝起きる、当たり前
顔を洗う歯を磨く、当たり前
朝食を食べる、当たり前
 
「本当に当たり前?」
ふと過る疑問
「そんなことを疑問に思う方がおかしい?」
「本当にそうなのか」疑う
疑うは馬鹿げていることなのか
何も考えずに行う、生きるための習慣
 
「生きるため」納得
いつもの朝
April 15, 2024 at 10:40 AM
詩「言葉は生きている」

君と同じだよ
言葉は生きている
君が息を吸い吐くように
言葉も呼吸する
 
言葉が息を吸うとき
君の為に力を溜めているのさ
言葉が息を吐くとき
君の思いを届ける息吹となる
 
君は言葉を大切にしているか
君は言葉と共鳴しているか
 
言葉は生きている
いつでも君と共に生きている
April 14, 2024 at 9:19 AM
詩「不眠症」

横たわる
目を瞑る
眠れない
寝返りを打つ
はっきりとした意識
無駄な思考が渦を巻く
どれくらい時間が経ったのだろう
気になる
気になり出す
真っ暗にする
闇が眠りを誘うだろうと信じる
静寂の中、音を探す
眠れない
寝返り
頭から毛布を被る
体は丸くなる
 
「眠くない!」
 
不眠症!!
April 13, 2024 at 11:13 AM
詩「ひび」

誰の心の中も見えないから
自分の心の中も見えないと思っていた
 
「違う」呟く
 
何気ない日常
一人になった隙間
俯いただけなのに
 
「見えた」と言う
 
何かを見た
刹那、瞬きを忘れ
乾く目
 
「ひび」呟く
 
首を横に振る
目を固く閉じ、涙が溢れ
心の中にひび割れを見付けた
ひびに涙が染みる
April 12, 2024 at 6:18 AM
詩「前を行く君へ」

前を行く
君は君の道を行く
我武者羅に前を行く
 
君、辛くはないか
君、腹も減るだろう
君、十分に眠れ、深く深く
 
前を行く
今日はどのくらい歩いた
休憩も挟んだか
思うように行けたか
君の顔を見せてくれ
 
前を行く君へ
君が笑顔になれた時
君の笑顔が皆を幸せにした
大手柄さ
April 11, 2024 at 1:14 PM
詩「人は何故生きるのか」

「人は何故生きるのか」
そう問われた時に、俺は答えに困らないと思った
何故なら人の数だけ生きる理由があるからだ
 
人が人で在る限り
人が心を持つ限り
人が思考する限り
 
『何故』が生まれ
『何故』が答えを貰い
その『何故』が馴染み
やがて糧となる
 
君は何故生きるのか
April 10, 2024 at 7:23 AM
詩「感覚」

目に映る
耳が聴く
香りから悟る
呼吸が知る
皮膚が覚える
胸の鼓動はリズムを刻み
瞬きが合図をした
感覚
 
研ぎ澄ませ
知り尽くせ
覚えろ
刻め
熱くなる
感覚
 
君の感覚は君だけのもの
君にしか得られないもの
唯一無二
かけがえのない
独特の
 
君よ放て
世界に示せ
それが君の使命
感覚
April 9, 2024 at 1:59 PM
詩「解放」

夢に見た解放
 
あの空よりも
海よりも
大地よりも広く
解き放たれた心
 
飛ぶ
走る
寝転がる
邪魔なものは無し
何処までも行ける心
 
誰かからは小さな野の花に見えても
ひらひらと舞う儚げな蝶に見えても
分かりはしない
私だけが分かる心の大きさ
 
自由
全てが蕩けそうだ
魂が口遊む
 
解放
April 8, 2024 at 11:11 AM
詩「乾いた感情」

静寂に日陰
部屋の隅
此処からは窓が遠い
背中に壁
いつの間にか腰を下ろす床
声も出ない
 
昼と夜
それは閉めたカーテンの向こう側
空気が止まる
時間が止まる錯覚
 
何か考えろ
瞳に映せ
聞け
出来ない
感じない
分からない
知らない
淀み
乾き
空気を見詰める
音を探る
 
乾いた感情
April 7, 2024 at 5:09 AM
詩「私はいらない」

私はいらない
私のことは私が知っている
私という人間はこの世界にはいらないのだ
世界だけが私をいらないのか
そうじゃない
私が私をいらないのだ
どういうことか
体を持った私はここにいる
考える私
感情を持った私
私は存在している
 
『私はいらない』
それでも世界から消せない
April 6, 2024 at 7:35 AM
詩「不調」

「ああ、頭が痛い」
小言のように呟く
不機嫌な自分
額に指を押し付けこめかみを軽く揉む
変わらぬ痛みに薬を投下
小声で不満を漏らすも飽きる
空気も頭も重い
人体の不調
降って来た出来事の不愉快さとどちらが不愉快なのだろうか
馬鹿馬鹿しい
情けないやら…
『不調』は厄介と結論付ける
April 5, 2024 at 9:21 AM
詩「迷い」

気が付くと空を見上げて
部屋の一点を見詰める
無意識に本を開くが上の空
決まり事のようにお茶を入れる
溜息を吐く頃には迷いを悟る
 
「ああ」
言葉に困り
可笑しな身振り手振り
苛立ちと開き直り
もう訳が分からない
それもこれも『迷い』のせい
 
もう月が顔を出した
お茶ももうない
迷い
April 4, 2024 at 11:13 AM
詩「人と感動」

「知っていますか」
 
人は感動がなければ生きては行けないのです
人から感動を取り上げてしまうと、人は空っぽになってしまいます
人と感動はそのような関係なのです
 
「貴方は心を震わせていますか?」
「貴方は泣けますか?」
「感動をして下さい」
「貴方が生きるために」
 
人と感動
April 3, 2024 at 9:56 AM
詩「言葉を抱き締めて」

私は言葉を抱き締めた
大切に包むように
思いを通わせるように
「愛しい」と思った
「温かい」と思った
私の唇に微笑みが浮かぶ
時間は私の味方だろうか
それとも容赦なく進むのだろうか
 
抱き締めた言葉を胸に刻む
私の呼吸
私の鼓動
私は生きている
私は大切な言葉を見付けた
April 2, 2024 at 7:44 AM
詩「嘘つき」

「嘘つき」呟く
「もっと自分を大切にしなさいよ」
身を固くして背中を丸める
見えるのは床
 
怒りなのか
悲しみなのか
それとも哀れみ?
 
「もう嫌だ」
消え入りそうな音で言葉を吐く
自分で自分を傷付けている
「分かっている」
『分かってない』
自分と向き合うまで嘘を吐く
 
「嘘つき」
April 1, 2024 at 8:04 AM