お口に合ったなら嬉しいです……
お口に合ったなら嬉しいです……
休める時にゆっくりお休みください……どうか……
休める時にゆっくりお休みください……どうか……
「私のコレクションとしての自覚がないようだ」と彼が重厚な皮手袋を外すたび、肌がぞわりと粟立って、反面肌は熱くなる。
誰かの手の中に自分の命がある、という状況には慣れていたはずだが、こんなことは初めてだ。彼の手のひらの上は存外温かく心地よい。恐らく、自分から離れたり契約を反故にすることは無いだろうと思う。
寧ろ今は、彼が🔮という収蔵品に飽きて手放されることが恐ろしい。
「私のコレクションとしての自覚がないようだ」と彼が重厚な皮手袋を外すたび、肌がぞわりと粟立って、反面肌は熱くなる。
誰かの手の中に自分の命がある、という状況には慣れていたはずだが、こんなことは初めてだ。彼の手のひらの上は存外温かく心地よい。恐らく、自分から離れたり契約を反故にすることは無いだろうと思う。
寧ろ今は、彼が🔮という収蔵品に飽きて手放されることが恐ろしい。
仕事は拠点を移しただけと考えれば部下に指示してやらせればいいし、商品の仕入れという名目なら(付き添い付きにはなるが)競売には出入りできる。賭け事も、本来なら命を賭けなくたって資金は充分足りている。
今はどちらかというと、所有欲の高い🔮の『持ち主』から受ける嫉妬やら執着の感情の方がよっぽどヒリついて気持ち良い。
仕事は拠点を移しただけと考えれば部下に指示してやらせればいいし、商品の仕入れという名目なら(付き添い付きにはなるが)競売には出入りできる。賭け事も、本来なら命を賭けなくたって資金は充分足りている。
今はどちらかというと、所有欲の高い🔮の『持ち主』から受ける嫉妬やら執着の感情の方がよっぽどヒリついて気持ち良い。
とはいえ🔮も何回売られても買い戻してくれる🤕に好感を抱きつつあり、なんなら助けてもらう為にギャンブルに身を投じているまである(返礼として自分を買ってもらった値段相応の品は渡していた)ため案外断るつもりはありません。
断った場合、コレクション部屋の隠し扉(わざわざ🔮を閉じ込めるために作った)から隠し部屋に移動してイエスと言うまで『話し合い』に付き合わされます。なお隠し部屋にはベッドがありシャワールームと繋がっている事とする。
とはいえ🔮も何回売られても買い戻してくれる🤕に好感を抱きつつあり、なんなら助けてもらう為にギャンブルに身を投じているまである(返礼として自分を買ってもらった値段相応の品は渡していた)ため案外断るつもりはありません。
断った場合、コレクション部屋の隠し扉(わざわざ🔮を閉じ込めるために作った)から隠し部屋に移動してイエスと言うまで『話し合い』に付き合わされます。なお隠し部屋にはベッドがありシャワールームと繋がっている事とする。
「その時は……そうだな、じっくりと『話し合った』上で納得してもらおうか。なに、手順は逆になるが仕方あるまい」
とん、と🔮の背が棚に当たる。所狭しと並べられた骨董品の数々とともに彼が在るのは気分が良く、するりとその細腰に手を回せば、毒鳥ともあろう人がいとも容易く腕の中に閉じ込められた。
「『驚異の部屋』へようこそ、商人殿。私もコレクション達も、君を歓迎しているよ」
「その時は……そうだな、じっくりと『話し合った』上で納得してもらおうか。なに、手順は逆になるが仕方あるまい」
とん、と🔮の背が棚に当たる。所狭しと並べられた骨董品の数々とともに彼が在るのは気分が良く、するりとその細腰に手を回せば、毒鳥ともあろう人がいとも容易く腕の中に閉じ込められた。
「『驚異の部屋』へようこそ、商人殿。私もコレクション達も、君を歓迎しているよ」