そんな人生をもう数回辿っている年上もいるかもしれない。
そうなら、愛は枯れてしまっているかもしれないし、燻り続けてしまうかもしれない。
どちらにせよ、何度目かのてんせーで年下が年上に惚れたとしても、なまじ過去に実績があったが為に、より冷たくすげなく年上はふるのであろう。めげない年下、それでも報われ無い人生もありそう。

年上は、前世で双方幸せだったことは認めるも、それでも年下には同年代と家族を作るのがより幸せな人生を歩ませられる可能性を捨てきれなかったが為に、年下と距離をとっている。
下手に交流するとまた惚れられる可能性があると推測した為、年下が自分と交流しないようそっと立ち回っている。