下仁田
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下仁田
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海外の少しホラーな本を読む
スプラッターは苦手 サイコだけ
このアカウントに書いてある本で特に好きなのは『イギリス恐怖小説傑作選』と『ずっとお城で暮らしてる』
September 22, 2025 at 9:03 AM
『完璧な家』は、文庫で400p近くあるけど起起承承承承.....(全体の9割)...転結(一瞬)だったのがちょっと心残り 承に対して転結が短い 起承を長く読ませたのなら転結もそこそこページを割いてもらいたくなる 長編ほど転結結の期待値が高まっていくため
September 22, 2025 at 8:59 AM
『完璧な家』(B・A・パリス)

美しい家に住む完璧な夫婦 現在と過去の視点が入れ替わり、この家に潜む隠れた狂気が暴かれる 映画のような構成、予想通りに進むおかげで期待を裏切らない安心感 姉妹がトイレで密談をするシーンはずっと忘れられない 無知を装い犯人を欺く場面はサスペンスの醍醐味
September 22, 2025 at 7:23 AM
『十人のインディアン』(ヘミングウェイ)

少年は今日という楽しかった一日を振り返りながら馬車に揺られ、穏やかに家路を辿る 家では父親が待っている 父親と食事をしながら互いの今日を語り合うと... 少年は父親の話を聞いて、自分は失恋したのだと知る ベッドに横たわり張り裂けそうな胸は、夜風にあてられて次第に眠りにつく 少年の儚い失恋と夜風の描写は考えさせられる
September 14, 2025 at 7:11 AM
海外ホラーを積極的に読むようにしてるから「だれかが俺の墓の上を歩いた...(ゾッとする)」が毎回出てくる
July 12, 2025 at 1:22 PM
『脳のなかの幽霊』
『ずっとお城で暮らしてる』

数ヶ月前に読んだのを忘れてた
「脳のなか」は実際に感じた幻視体験や幻の例を載せて、脳の不思議を解き明かす 図書館で借りておもしろかったので即購入 「ずっとお城で」は指がページから離れなくて最速で完読 閉鎖的な家に住む姉妹と美しい狂気 悪意のなかで精神を保つには、こちらも悪意を備えるしかないのだ
June 28, 2025 at 3:31 AM
アンドロイドじゃなくてサイボーグ...
February 14, 2025 at 7:22 AM
『使い切った男』(ポー)

筆舌に尽くしがたいほど見目麗しき英雄は、生還した戦争についてなぜか語らない 周囲の人間も一様に口をつぐむ 真相を知るために語り部は麗しき英雄本人を訪ねるが... 時代の古さを一切感じさせないアンドロイド物 ”喋る包み“がパーツを取り付け人間になっていく様は実に見事
February 14, 2025 at 7:14 AM
『アッシャー家の崩壊』(ポー)

錯乱した友を落ち着かせるために伝奇小説を読んでやる すると小説と同じ物音が、屋敷から聞こえてきて... 屋敷に住む兄妹は一族特有の病にかかる 助けを求められた主人公も怪奇に巻き込まれていく まさにゴシックホラー 興奮状態の友を鎮めるために「君のお気に入りの小説を読んでやるから」は現代からするとロマンティック
January 11, 2025 at 8:13 AM
『落とし穴と振り子』(ポー)

死刑宣告された瞬間から処刑寸前まで、孤独な精神が狂乱していく 死刑とあるが直接的な拷問描写はない 迫りくる死に怯える心理描写だけに特化しており実によかった 目の前の振り子がゆっくりと降りてくる 肉体よりも先に精神が切り刻まれる
January 5, 2025 at 8:12 AM
『赤き死の仮面』(ポー)

狂喜乱舞する仮面舞踏会の人間たちが時計の鐘が鳴るたびに静まり返る緩急はクレイジー 怖いほど映像が鮮明に頭の中に浮かぶ 時計の前に立つ侵入者の中には実体はおらず... 物語冒頭で結末が見えていても文章力に圧倒
November 23, 2024 at 12:55 AM
短編ホラー集『ふるえて眠れ』に載っている『偏奇館幻影』がある『東京怪奇地図』(ややこしい)が買えた!偏奇館幻影のラストが好きで繰り返し読んでいる もっと早く森真沙子の作品を読めばよかった
「あなたのマッチの火で焼かれて余程よかった」 怪しくも切ない雰囲気がお好きならぜひ

東京怪奇地図 amzn.asia/d/fPD9dkj
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November 16, 2024 at 10:44 AM
『世界の美しい劇場を1冊で巡る旅』

登場する劇場は50ほど、ひとつの劇場を1~4p程度で紹介 文字を読む元気はなく、世界各国の美しい劇場をぼんやり眺めてみたいときに 写真メインで文字は少なめ 補足や豆知識が少々ある 現地を訪れた自身の旅行体験があればきっとおもしろい
November 15, 2024 at 10:36 PM
『建築探偵の冒険 東京篇』(藤森照信)

筆者が「建築探偵」を名乗り東京の建物をユーモアたっぷりに紐解いていく 文体と内容を噛み砕くために読み終わるまで時間がかかったが、長い間楽しめた 今は無き東京の姿に思いを馳せる
November 15, 2024 at 3:06 PM
『眠りの地』(2023年)

爽快感がありコメディ要素も心地いい 実話であることが見終わった後の高揚感をさらに後押ししてくれる 寝る前に見るとこのまま気持ちよく眠れる
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実話に基づくストーリー。葬儀社のオーナーであるジェレマイア・オキーフ(トミー・リー・ジョーンズ/アカデミー賞®受賞者)は超巨大企業のローウェン・グループに狙われ家業存続の危機に立たされるが、訴訟を起こすことを決意。そこで、敏腕弁護士ウィリー・ゲイリー(ジェイミー・フォックス/アカデミー賞®受賞者)を雇い、共に一世一代の裁判に挑む。対照的な性格の2人だが、やがて年齢や人種を超えた友情が芽生える。
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November 15, 2024 at 11:31 AM
『闇のよぶ声』(遠藤周作)

全体的に仄暗い雰囲気 元気よく旅行してる最中や昼間に遠出してるときに読み進めた いい意味で気持ちが引っ張られるので、感化されやすい状態で読むと苦しいかもしれない ミステリーで心を深く暗い場所に押し込めたいのなら
November 15, 2024 at 7:25 AM
『物語としての旧約聖書』(月本昭男)

信仰の意味はなく物語に興味があり旧約聖書、新約聖書関連の本に一時期ハマる こちらの本は知識に厚みを出してくれながらも読みやすくておもしろい 他の旧約聖書関連の本とあわせて読むといい 読んで損はない
November 15, 2024 at 6:54 AM
『舞台装置の姿勢』(金森馨)
『演出についての覚え書き』(フランク・ハウザー)
『俳優のためのオーディションハンドブック』(シャロン・ビアリー)

業界に関係なく興味本位で読む 「舞台装置の姿勢」は図録として 残り2冊は似た系統の指南書 舞台関連の図録をもう少し探してみたい
November 15, 2024 at 6:39 AM
『獣たちの墓』(ローレンス・ブロック)

シリーズや映画の事前知識なく読む 
古き時代のアメリカ、ハードボイルド描写を好ましく思う 街を歩き調査をして電話をかける、気の利いた捨て台詞を残すといったありふれた所作も映像が浮かぶような人間味がある この本だけで映画を見たような満腹感がある
November 15, 2024 at 6:19 AM
『英国ミステリー紀行』(出口保夫)
『英国幽霊案内』(南條竹則 訳)

どちらも実在するイギリス各地の幽霊スポット、怪奇現象を紹介している
秋冬の夜長に読むと没入感が増しておもしろい 短編ホラー小説と思って読むといい
November 15, 2024 at 6:02 AM
『ふるえて眠れ 女流ホラー傑作選』

ホラーと名がつくが霊ではない ならば人からあふれる闇...と想像したくなるがそれほど恐ろしくもない ホラーと名がついているのは誇張表現かもしれない 「夏祭り」の終わり方はゾクッとさせる 「偏奇館幻影」の文章は大変好みで脳内に張りつく こちらの作者の他作品を読んでみたい
November 15, 2024 at 5:48 AM
『イギリス恐怖小説傑作選』(南條竹則 編訳)

見えざるものの恐怖、短編で今すぐ体感できる 少しだけ読書したいときに手元にあるとうれしい本
November 15, 2024 at 5:38 AM