この世のあらゆるものは、それぞれの速度で崩壊へ向かっている。 退廃的な廃墟群と生命を拒む雪深い世界。 人類がやがて作り出し、遥かな時を得て過去のものになった巨大機械。 人類を滅ぼした原因なのか、街を歩く巨大な怪獣。 人の生活の残骸が残り、そこに情も憂いもなく、ただ雪が積もってゆく。 滅びゆく速度もさまざまあり、静かに緩やかに退 廃の運命を纏う街と相対するように、生命、街の残骸や記録があっという間に失われもする。 滅びるという運命は同じなのに、その速度が早いだけでより不幸で憂うべきものに見えてしまうのは、なぜなのだろう。 追記： この度Hashtag Animation Fes 2022にて「社講談社シネマクリエイターズラボ賞」を頂きました。 ご視聴したくださった方々、ありがとうございました。 #anime #自主制作アニメ