ここの静寂さはネットを始めた頃を思い出させるな。
テレ放題の時間帯、電話回線がつながる奇怪な音、わくわくしながらブラウン管のディスプレイを見つめていた四歳児の私。

きょうはブレッセ家の三男坊ジェローム君の誕生日なので記念に古い写真を貼っておく。

胸板が厚く、腕も太い。当時の彼は軍属で、休暇で一時帰省中。天使のように純朴で、犬のように忠実な、美女の友達が大勢いるのに、下心が育っていない子供みたいな青年だ。

夜中、長男のオリヴィエが星を見ながら酒を呑もうと言い出したので、ジェロームが酒瓶の入ったリュックを背負い、岩山の頂を目指し、山道に沿って歩けば二時間はかかる道のりを、ジェロームが軍刀で茨の茂みを切り裂きながら近道を作ってくれたおかげで三十分ほどで到着。

月明かりの下で笑うジェロームの顔は血まみれだったが。
ほんと君は犬っころのように可愛い。

ここに因んでプロフィールのヘッダーを青空の写真にしてみた。といっても夜明け前のか弱い青だが、朝焼けが始まる前、陽が昇る前のわずかな時間の暗いブルーが愛おしい。

緯度の高い地域の青や高い山の頂で見える濃い青とも異なり、夜明け前の青は夜に属している。ノクタンビュール（夜の人）がしばしば目にするノクターン・ブルーとでも名付けておこうか。

青空さんの仕様は、投稿文字数300文字、画像4枚までらしい。
初ポスト記念に使い回しの写真を貼ってみる。
300字使えるのはいいね。
Ｘ（Twitter）は短すぎ、threadsは長すぎ（500字）なので。
UIがそれぞれ言語で表示されたらもっとユーザが増えるかも。