人に割りと物持ちがいいねと言われる方なのだけど、こと本に関しては、古い装丁を手放せないなあというのが大きくて。想い出バフももちろんあるけれど、それだけでもなく、帯も含めて、それを手に取った時代の圧って、あると思うのですよね。
人に割りと物持ちがいいねと言われる方なのだけど、こと本に関しては、古い装丁を手放せないなあというのが大きくて。想い出バフももちろんあるけれど、それだけでもなく、帯も含めて、それを手に取った時代の圧って、あると思うのですよね。
一つめはこれ、別役実『さばくの町のXたんてい』。子どもの頃に読んで、心底シビれた一冊。でもこれは大人になってからまあまあ良い値段で買い直したやつ。
概念を概念としてどうしようもなく愛で、しかしまた概念ゆえ容易に見失いもする人の性。何も起きてないのに決定的に喪われてしまうことのえも言われぬ悲哀。これが別役実作だなんてずっと後に気づいたことだけど、今の僕に確実に撃ち込まれていた一撃。
村上春樹の『象の消滅』読んだ時、その既視感が、追い打ちをかけたのだった。
一つめはこれ、別役実『さばくの町のXたんてい』。子どもの頃に読んで、心底シビれた一冊。でもこれは大人になってからまあまあ良い値段で買い直したやつ。
概念を概念としてどうしようもなく愛で、しかしまた概念ゆえ容易に見失いもする人の性。何も起きてないのに決定的に喪われてしまうことのえも言われぬ悲哀。これが別役実作だなんてずっと後に気づいたことだけど、今の僕に確実に撃ち込まれていた一撃。
村上春樹の『象の消滅』読んだ時、その既視感が、追い打ちをかけたのだった。