かんがるー《読書垢》
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#読了
禁忌の子/山口未桜

満場一致、頭ひとつ飛び抜けた作品の選評通りの作品。
ラストの個人感想は賛否分かれるかもしれませんが、それは感想だから否があって然りだけど本格ミステリかつ医療ミステリ作品として賞賛の一冊です。これミステリー好きな人で嫌いな人いないでしょ!

医療に関する情報がリアルなのはもちろん、揺れる感情と人の脆さ、倫理観などの描写が秀逸。文章のリズムと物語のスピード感が推進力になってページを捲る手が止まりませんでした。

帯の続編発表とあとがきでの発表との違いにも配慮があって、ぜひ巻末を先に捲らずに読んで欲しいです。
October 20, 2024 at 2:14 AM
【読了】2024-70

アンエンド 確定死刑囚捜査班/木崎ちあき

初読みの作家様でした。佐藤青南さんがSNSで帯に推薦コメントを書かれたことをpostされていて知った作品。

懲戒処分経験者たちが集められてできた捜査班のメンバーがキャラがしっかりしていて会話が小気味よい。冤罪でない限り事実は揺るぎないが真実が明らかになることで救われることもある。読みやくて先が気になるので一気読み。
読み終えた後に佐藤青南さんのコメントの意味を知る。心情として理解ができなくはないけど私は寄り添えない。

このメンバーの捜査をまだみたいので続編希望です!
June 14, 2024 at 9:14 AM
【読了】
風葬の教室/山田詠美

【再読】
当時、山田詠美さんらしいと思って大好きだなと読んだ記憶が蘇る。主人公のこましゃくれた感じが当時高校が面白くなくてどうしようもなかった私を救ってくれたなー。彼女のようにいじめとかではないし、勝手に肌が合わなかっただけだから鼻で笑われそうだけど。なにより風葬の教室ってタイトルが秀逸で山田詠美さんの紡ぐ言葉が天才すぎて惚れたんだな。

2024-37
April 16, 2024 at 12:53 PM
【読了】
科捜研・久龍小春の鑑定ファイル
小さな数学者と秘密の鍵/新藤元気

このミス大賞2024隠し玉!
もちろん初読みの作家さんでした。面白かったー!
このミスはキャラがはっきりとしてる作品が多いというかそこがかなりキーポイントかなと思いますが、この作品も小春のキャラがいい。そして何より元科捜研研究員の作家さんだけあって捜査のディテールが過不足なくてリアル!

キャラのこれからも楽しみだからシリーズとして読ませてもらえる感じがしてワクワクします!

2024-36
April 16, 2024 at 12:52 PM
【読了】
シリーズ第三弾
警察庁ノマド調査官朝倉真冬
米沢ベニバナ殺人事件/鳴神響一

旅をしている時に感じる空気感だったり景色を私が実際に行ったことがない所でも体感させてくれるのは文才がある作家さんだからこそ。旅先での美味しそうな料理も食べたぁーい!って毎回なる!もちろんミステリーとしても面白いです!

2024-35
April 7, 2024 at 3:55 AM
南方署強行犯係 狼の寓話/近藤史恵

寓話からはじまるストーリーでこの寓話がどう絡んでくるのか謎に包まれたまま後半へ。フェアな小説は色々な事柄の予想はつくけど動機がわからなくて疑心暗鬼になる。なるほどなぁ…。そのパターンもあるのか…辛いなぁ。本当に根深い問題なんだなと考えさせられる。

2024-34
April 4, 2024 at 11:00 AM
【読了】
みかんとひよどり/近藤史恵

伸び悩み、次なる成長を模索するシェフと世捨て人のように人との繋がりやしがらみを極端に排除して生きる猟師。
そんな二人が出会い、お互いの問題を乗り越え成長するお仕事小説であり人の成長を描いた小説。
ジビエ料理にはなかなかご縁がないのですが生命と真摯に向き合うシェフが作る料理はどれも美味しそうで実際にあるお店なら行ってみたくなる!
愚直なほどに生命と向き合うとっても素敵な物語でした!

2024-31
March 25, 2024 at 6:59 AM
【読了】
ヒポクラテスの悲嘆/中山七里

シリーズ第五弾
シリーズ史上一番、現実世界との隔たりが少ない作品かなと思う。老老介護、成人の引き籠もり。すぐ隣で起きているかもしれない問題の、些細とは呼べない、だけど見逃してしまいそうな真相。
光崎教授が孤高の天才であるのは努力と経験だけでは埋めることができない法医学者としての資質を持ち合わせているからというなら、古手川は刑事としての資質があるんだろうな。まぁ、だから麻生さんも傍において置くんだろう。

前作は真琴先生と古手川刑事、今作は古手川刑事の回でしたね。

2024-30
March 24, 2024 at 4:56 AM
エピローグ数ページ読んだだけでもう面白い!読み進めるのが楽しみだけど噛み締めたいからちびちびいこうか迷うね。
March 23, 2024 at 9:27 AM
【読了】
脳科学捜査官 真田夏希 ストレンジ・ピンク/鳴神響一

シリーズ第九弾
いつもより序盤はゆっくりスタート。中盤から後半にかけてのフル加速であっという間のら一気読みでした。
たぶんそうかなという読みと外れて欲しいなという思いで読みました。最後に救いがあって良かった…。

2024-29
March 21, 2024 at 2:10 AM
【読了】
赤の女王の殺人/麻根重次

前情報一切なしで久しぶりに謎を解いてやる!と警戒して読んだので途中から霧が晴れるように繋がったけどタイトルが全く回収できなくて自分の答えに疑心暗鬼になりつつ意味がわかったときに…。
装丁とタイトルに殺られて「ジャケ買い」した私としては穴に堕ちました。
March 20, 2024 at 2:17 AM
【読了】
ヴァン・ショーをあなたに/近藤史恵

シリーズ第二弾
前作によく登場していたヴァン・ショー。私はアルコールを全く受けつけない体質なので飲んだことはないけれど存在は知ってました。シェフ自慢のヴァン・ショーは優しい味。それは秘めらたエピソードが優しさに溢れていたからなんだなぁ。
March 18, 2024 at 1:22 AM
本気のジャケ買いしたのは初めてかも。
写真では全く伝わりませんがキラキラ✨してるんです。ルビーの宝石のように。
タイトルには赤の女王が入ってて、買わないという選択肢はなかった。

この時代にこの装丁。
そしてこれは新人作家様の作品。
編集さんの売りたいを感じました。
March 16, 2024 at 12:51 PM
【読了】
地雷グリコ/青崎有吾

言葉を選ばずに言うなら、「面白すぎて、やべぇ」
読み終わるのがもったいなくてチビチビ併読してたけど、自由律ジャンケンからは併読は無理だ!と一気読み。

ゲームにおいてルールは絶対。しかし裏を返せばルールさえ守れば何をやっても勝てばいい。発想と想像、そして重箱の隅をつつくようなルールの解釈をできる人が勝つ。思考が固くて勉強ができるだけじゃ勝てないのがいいなぁ。

ヒリヒリする勝負だけど結果はどうあれ心身に傷みはなくて爽やかな風を感じるところに高校生が主役だったなと思い出す。

これはタイムラインが賑わうはずだわ、納得!

2024-26
March 15, 2024 at 7:24 AM
【読了】
警官の道/呉勝浩 下村敦史 長浦京 中山七里 葉真中顕 深町秋生 柚月裕子

豪華な作家陣のアンソロジー!しかも警察モノ。
発売を知った時に中山七里先生が名を連ね、しかも犬養隼人のスピンオフ!ってなり買う以外の選択肢はなかったんですが他の作家さん達を見てこれは楽しみすぎると思った一冊。

期待通りどの作品も面白かったー!!
お二人はたぶん初読みかなと思うのですが、慣れ親しんでいる作家様の作品はそれぞれのらしさがわかる短編でした。だからこそ読めてない作品や積んでる作品を読みたくなりましたね。あー、この作家さんの世界に埋もれたいってなりました。

2024-25
March 14, 2024 at 1:18 AM
【読了】
有罪、とAIは告げた/中山七里

いつかお祖母様と同じ道を歩んで主人公として登場してくれることを願っていたので概要を知って発売が楽しみでした。
完璧ではない主人公が登場するのは中山作品では珍しく、主人公が感じる感覚の距離が近いからか一緒に考えているような読み心地でした。

テーマはタイトル通り「AI」を取り巻く今の問題定義。AIを作るのも使うのも人、そしてそれを通して見える世界もまだスタート地点。ましてやそこに政治的介入や思想的感情が入ってしまえば間違った道に進む危険もある。

慎重に、かつ柔軟な心。これはAIに限ったことではないけれど今まで無かったものに対するには必要なことかな。
March 8, 2024 at 1:58 AM
【読了】
夏季限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信

小市民シリーズ第二弾
小市民を目指す二人の“元来の姿”が前作よりも前に出ていてこれから二人はどんな道を歩むのかが更に気になってきました。色んなところがアンバランスで本人達は至って真剣だけど、それが傍から見ていて微笑ましくて「あ、これが青春なんだな」って思う私はだいぶ大人になったなぁ(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)

2024-23
March 7, 2024 at 2:04 AM
《読了》
タルト・タタンの夢/近藤史恵

とっても美味しそうなフランス料理と気のいい仲間。
目が行き届く、心地よいビストロ「パ・マル」が近くあったらなぁと思いながら読んでました。きっと読まれた方みんな思っただろうなー。

帯にもありますが、軽やかに読めて心穏やかな謎解きが本当によかった!

これは続きが早く読みたい!!シリーズ読み進めたいと思います。

2024-22
March 4, 2024 at 11:02 PM
待ち時間に車内読書📚
今年は過去に気になってて読めてないシリーズ作品をたくさん読みたいなと密かに思ってて、その中のひとつでもある近藤史恵さんのこのシリーズ。

めっちゃ好きなタイプだった!
読んでよかった!
March 3, 2024 at 3:57 AM
《読了》
脳科学捜査官 真田夏希
デンジャラス・ゴールド
エキサイティング・シルバー/鳴神響一

シリーズの雰囲気も安定してきて油断していた訳じゃないけど、途中で事件のスケールが大きいことに気づきドキドキしながらシルバー、ゴールドと一気読み!
夏希だけじゃないチーム力が魅力的な作品でした!

2024-20・21
February 28, 2024 at 12:34 PM
《読了》
脳科学捜査官 真田夏希 パッショネイト・オレンジ/鳴神響一

真田夏希シリーズ第六弾
犯行理由と事件の重さに違和感があるまま連続殺人へと発展。夏希と上杉の絶妙なコンビが良き!上杉って最初の印象と違って常識人だなぁ。むしろ夏希の方がブレーキ必要なタイプかも。

夏希の仲間の人となりも少し見えてきて続きが楽しみ!

2024-19
February 27, 2024 at 7:53 AM
《読了》
いまこそガーシュウィン/中山七里

岬洋介はとある大統領選挙後のアメリカへ。人種のるつぼと表される国での白人至上主義。そこで起きる弊害と差別。そんななか地球上どこにいても誰といてもフラットな岬洋介がかっこいい。

この一冊は読者への挑戦状かな。挑戦状というか知らないうちに心に問われた気がした。それは三人のうち犯人が“あの人”だったということ。なるほどな…自分にショックだな。
February 25, 2024 at 2:47 AM
\ 購入本 /

たぶん、たぶん二月ラスト!
積読本が200冊を超えないようにしたい!(150超えてから数えてない💦)

・脳科学捜査官 真田夏希
ノスタルジック・サンフラワー/鳴神響一
・そして誰かがいなくなる/下村敦史

下村先生の本は一年半ほど前だったかなー?
先生が御自身のそれはもう素敵な邸宅のお写真をTwitterに上げていらして、それが凄すぎてレスかRTしたら先生がお返事をくださって。その時に御自宅を元にした本が出ることを伺い待ちに待った作品!

鳴神先生の二ヶ月連続刊行のシリーズ最新作。とにかく早く追いつきたい(2/24現在:6巻読んでます)
February 24, 2024 at 3:14 AM
《読了》
不協和音3 刑事の信念、検事の矜持/大門剛明

シリーズ第三弾。
いよいよ兄弟が抱えてきた31年前に起こった冤罪事件が決着。過去の二作品よりさらに心の距離が近くなった兄弟の執念を感じる物語。冤罪事件は二転三転し読み応えもあってタイトルのダブルミーニングになってたのかと驚きました!

これで完結なのかな?
もし続編が出たらまた読みたいなと思います!

2024-17
February 24, 2024 at 2:30 AM
《読了》
お梅は呪いたい/藤崎翔

なんなんだ!
私は何を読まされたんだ!
こんなに入口と出口が違う小説あります?
こんなにタイトルと装丁に惑わされる小説あります?

藤崎翔って天才かな?
人を呪い殺したいお梅が健気に見えてくるって凄いわ。

逆転美人に続き二冊目でしたが他も読んでみようかな。
この本、良すぎた!シリーズになるかな?
シリーズにしてください!!!!!

2024-14
February 18, 2024 at 3:32 AM