「つか腹減ったな、打ち上げ行きそびれちまったし」「今からっつうとファミレスかジャンクフード位しか選択肢ねぇぞ」「もうマックとかでいいだろ。腹減ってしにそう」「あんだけ働かせた報酬がハンバーガーかよ」「ごちになります、さ・ま・と・き・さん？」「……もっかい川に戻してやろうか？ア？」「ばっかやめろアホ刻！」
懐かしいけれど、昔とは違う新たな関係を紡ぐ二人のじゃれ合いに夜空の一番星が一際強く煌めく。
土手の向こうで手を振る皆の元へ向かう🐴の足取りは、1️⃣を背負って尚も清々しく軽やかだった。

～end～

「っ、いや違……！今のは言葉のアヤだ！俺にとっての🐴さんは、あの頃のカッコ良かったアンタだけで……！」とあたふたと誤魔化しながら窺い観た🐴の横顔は寂寥が滲んでいた。「……別に、今のアンタがカッコ良くねえとは、思ってねぇよ……」「い、ちろ……」「🐴だって、🐴さんに……負けてねぇよ」そう言って後ろ髪に顔を埋めて言い淀む。この違法🎤の効果はいつ治るのか、そもそも治るのか。先のことは何一つ定かではない。それでも、自分のために全てを投げ出す覚悟で追いかけ、連れ戻してくれる人がいる『現在』こそ、自分が生きていく世界だ。1️⃣はそう強く確信すると忘れかけた笑顔を浮かべ、

『……ああ、俺の責任はデケェわな』『アンタともあろう人が珍しく弱気っすね』『幻滅したか？』『まさか。完全無欠のアンタの人間らしいトコが知れて嬉しいっすよ』仲睦まじげな談笑を聴きながら、1️⃣の意識が少しずつ微睡んで行く。『……もう二度と離すンじゃねぇぞ』『今度こそ一緒に居て下さいね』あれからどの位眠っていたのか。目覚めた1️⃣は誰かの背に負ぶさっていた。少し汗の混じった香水と見知った煙草の匂い。あの頃よりも幾許か伸びた銀色の髪。その姿に思わず、「さ、まときさん……？」と呼びかけると虚が衝かれたように足を止める。「おま、今なんて……」驚嘆の声に1️⃣は状況を把握する。

汗ばむ身体に纏い付く一張羅のライダースを「クソ、邪魔だ！」と投げ捨て、見失いそうになる1️⃣の背中を🐴は懸命に追いかける。一方の1️⃣は息を切らせながら川辺に辿り着く。夜を映した暗い色の水が勢い良く流れる川にゆっくりと近づき、片足を水に浸したとき。不意にその場で意識を失う。『……ったく、お前って奴は』朧気な意識の中、不意に聞こえたのは懐かしい声。ぐったりと寝そべる自分を背負う「Life is not Fair.」の黒い革地。それを助けるように支える別の腕には見知ったデザインの赤いバンダナ。『何歳になっても世話が焼ける奴だなァ』『……しょうがないでしょ、頼れるオトナなんて居なかったんすよ』

いつも思うけど本当に上昇志向が凄くてリスペクトしてるよ！🥹💕💕
毎度素敵な表紙や作品ありがとうね！
あ、え、えっと……年明けから頑張ります😇

確かにミルクココアしゃんの絵柄では珍しいかも！でも新鮮っていうか、新境地って感じで凄い好きだよ！🥹✨✨

💥「気分はどうだ、🥦？いてぇとこはねぇか？」
🥦「大丈夫だよ、💥っちゃん。ありがとう！(心配性で優しい💥っちゃん、凄くかっこいい！)」(胸きゅんきゅん)
🅰️組「(蜜月だなぁ……)」