Kamihito
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成人済み/GoodOmens/クロアジ左右完全固定/字書き(ピタアロ、アレブラも好き)
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喧嘩ップルなふたりの需要はないかと思っていたので嬉しいです！😭
闘うかっこいいふたりがお互いに特別な人だと認識するのが癖なので稚拙ながら頑張ります💪🔥
November 16, 2025 at 12:32 PM
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ありがとうございます❣️
最後のところ(まだ続く予定……です、多分💦)は以外と頼りになるアレックにタジタジするブラムという私得な展開のために書いたので、りいね様にも喜んでいただけて嬉しいです😍✨✨
りいね様宅のようなラブラブなふたりになれ、る……のか⁉️私にもまだ分からない自由なふたりです😁✨
November 16, 2025 at 7:20 AM
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最後が切れてた💦
文庫メーカーの書体でしか投稿できないしブルスカに投稿するのムズ過ぎる😭
クロアジ クロアジハロウィン 最後
November 1, 2025 at 3:57 AM
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「あ、あの……な、なんとお呼びすれば……」 「あぁ、名前な。それじゃあアンソニーと」 「アンソニー様、……どうぞ、こ、こちらに……」 　小さな家はテーブルのあるこの部屋と奥に簡単な仕切りのある部屋だけのようだ。簡素な調理場を背に母親が座っているが、その頬は濡れているようだった。押し黙ったまま、唇をかみしめている。クロウリーが家の中をすべて歩いたとしても三分もかからないだろう。そんな狭い部屋にどちらかと言えば上背のある得体のしれない男を泊まらせるなど、人間というものは本当に理解できない。もしかしたらあの村長を、すでに公爵くらい立場のあるやつがそそのかしているのかもしれない。クロウリーは片手をあげて、ハンナを制した。 「いや、結構。早速の中を見てみたいんだが案内を頼めるか？」 　ハンナは少しだけ息をついて、軽く頷いた。表情が幾分か穏やかになったようだ。座ったままの母親のほうが分かりやすく泣き出し、何度も神への感謝を口にしていた。 　村というよりも小さな集落のようだった。村人はおそらく三百人もいないだろ う。そのうち年寄りと子供が半数程度いるだろうか。どの子供も痩せて汚れている。 　ヨハンの事を直接尋ねてもいいものか考えているうちに一周し終わり、クロウリーは仕方なく形ばかりの笛を吹いてネズミをおびき寄せた。本当は直前に奇跡を使ってネズミを呼んだのだが、村長をはじめ遠巻きに様子を見ていた大人たちは歓喜して互いに抱き合っていた。ハンナの話によるとネズミによって食料を食い荒らされることが一番困っていたらしい。クロウリーが再び歩き出すと蜘蛛の子を散らすように消えてしまった。 　すでに太陽は山の稜線を超え、その姿を隠そうとしていた。クロウリーは一応、村長の家に赴いたが、今度は家には招いてもらえず口先ばかりの礼を言われる。 「近くの村まで、流行り病が来ていた。ネズミが病を運ぶらしいがそのネズミも居ない。清潔な飲み水と汚水を一緒にしないようにして、村人たちにも十分な食べ物を分け与えるように。それで何とかやり過ごせるだろう。まぁ、保証はないが」 「そうですか、ありがとうございます」 　そう言ってすぐに扉は閉められ、クロウリーは仕方なくハンナの家に戻った。夜道でも何ら困ることはないがいつまでもよそ者がうろついていると目立ってしまう。そわそわと落ち着かないハンナと母親に休むように伝え、二人は互いにしっかり抱き合ってベッドに入った。クロウリーは椅子に腰かけ夜半過ぎまで待ったが、村長たちはよそ者のいう事を信じて何か対策するということは無さそうだった。 　うっすらと天使の気配を感じる。 「そろそろ時間切れだな」 　クロウリーはうっすらと明けてきた東の空を一瞥し、笛を吹いた。 　◇　◇　◇ 「結局、君はハーメルンで百人近い子供たちを救いだしたよね。みんなにシーツを被せて、姿を消した。案外ハロウィンの仮装の原形かも」 「別に救っちゃいない。ただあの村はやがて流行病で廃れそうだったから、気ま
October 31, 2025 at 11:40 PM
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　◇　◇　◇ 　 　十三世紀、まだ天使と悪魔が仕事の秘密裏に交換することはなかった時代。 　アジラフェルはある村からある子供を連れだすように言われていた。今年七歳になる男児でのちに神の教えを広く伝えるとされており、その子供を安全なところまで連れていくという簡単な仕事だった。現代では子供を連れて行くなど直ぐに誘拐だと思われるし、以前より知恵のついた子供を大人しく連れて行く事も物理的にも難しい。神隠しなど片付けられることも最近では減ったように思う。もちろん人間の社会においてそれは健全な事だが、貧しい村や家庭ではある程度の金銭を渡すっことで円満に送り出される事も少なくなかった。 　アジラフェルはどうしてもフランスに行く用事があったので、定期連絡会と称して丁度クロウリーと話していた時に思い切ってお願い、いや提案してみたのだ。 「どうかな、たまには天国の仕事をしてみるっていうのは」 「はぁ？！おかしなことを言う天使だな。どうして悪魔が上の仕事をするんだ」 「いや、ほら、潜入捜査というか……天国がどんな仕事をしてるのか知りたいか と思って。子どもの引渡しだけ私が行けば良いわけだし、君は連れてくるだけ」 「何処に」 「私のところに」 　半分呆れながら、それでもアジラフェルに頼られているという事実に少しだけ浮かれた気分で仕事を引き受けた。だが、悪魔は対価を要求することは忘れなかった。 「秘蔵のワインがあったろ？あれで手を打とう」 　ありがとう！とクロウリーの少し冷たい大きな手を握りしめて勢いよく上下に振ると、ポケットからメモを取りだした。 　翌日にはドイツへ行き、早速メモにある〝ヨハン〟という少年を探す。ヨーロッパ全域に黒死病が流行りつつあるせいか、この村も全体的に暗く、嫌なにおいが立ち込めている。あったことはないが四騎士に〝疫病〟というやつがいるらしい。きっとそいつが存分に力を発揮している状態なんだろう。 　今の時代、よそ者は村に入る事さえ嫌がられる。クロウリーはネズミ駆除を申 し出ることで村に入ることができた。 「最近、急にネズミが増えて……嫌なにおいがしてたんです。よかった、駆除してもらえるなら。ただ、ご覧の通り貧しい村です。代金はそう多くは払えませんが……」 「あぁ代金は相場の半値でいい。その代わり、一晩村に泊めてもらえないか？日が暮れてから移動なんてしたくないからな」 「もちろんです。……おい、ハンナの家にお連れしろ。いいな、くれぐれも粗相のないようにしっかりもてなすんだ」 　村長と名乗る六十前後の男は、年齢の割には皺だらけの痩せた男だった。クロウリーはこういった男を今までも見てきているから、代金なんて実際にもらえるとは思っていなかった。思ったよりも子供が多いこの村で、ヨハンを見つけて明日の夜にはアジラフェルと待ち合わせている近くの丘へヨハンを連れて行かねばならないのだから。 　ハンナと言う娘の家へ案内されると、目の見えない母親と十代半ばの娘が一人待っていた。娘は震えた指先を抑えるように強く両手を握りしめている。
October 31, 2025 at 11:40 PM
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「〝ヨウカイ〟か！あれは正しくはゴーストじゃないんだ。どちらかと言えば悪魔に近い、いや、そうとも言い切れないか……」 　アジラフェルが腕に下げたままの籐の籠にはたくさんのクッキーとマフィンが入っている。一番小さなゴーストは籠の中身を覗こうと背伸びをして、シーツの裾を踏んだらしい。両手を上げて正しく〝ゴースト〟のような格好で前のめりに倒れる。アジラフェルの脇を抜けて倒れたその小さな体は、不思議と地面に衝突する前に止まった。 　真っ黒いジャケットの細長い腕が、ゴーストの身体を浮き上がらせる。 「おいおい、地面をすり抜けて地獄に帰っちまうのか？気のはやいゴーストだぜ。まだ全部の家を回ってないんだろう？」 　クロウリー、とアジラフェルが名前を呼ぶのと、子供が礼を言う声が重なる。クロウリーは表情を変えないまま、大きな手をポンと子供の頭にのせてやると、アジラフェルの籠を取り上げ菓子を無造作につかんだ。 「ほら、ガキども。菓子をやるからバケツを出せ」 　ワイワイと広がっていた子供たちはクロウリーの言葉を合図に、行儀よく一列 に並ぶ。そして口々に礼を言いながら向かいのコーヒーショップへ走って行った。 「遅かったじゃないか。何してたんだい？」 「道が混んでただけだ」 　そう言って空の籠をアジラフェルに返すと、書店の奥へと消えてしまった。 　アジラフェルは書店の札を閉店にしてから、クロウリーの後を追う。子供たちに配っていた菓子にはアジラフェルが準備していないチョコレートとキャンディーがあった。老舗菓子店のハロウィン限定の一口チョコは毎年すぐに売り切れてしまう人気商品だとマギーに教えてもらった。ニーナがドリンクと一緒にサービスするつもりで調べていたが去年に続き今年も買えなかった、とつい昨日聞いたばかりだ。 「エンジェール、ウイスキーはどこにやった？、まだあっただろう？」 「たしか、そっちの棚に……ほらあった！まだ半分は残ってる！」 「さっきデリに寄って適当に買ってきた。もうガキどもは来ないんだろう？一杯やろうぜ」 　ｓｕｒｅ！と機嫌よく返事をすれば、ニッと片方の口角を上げて上機嫌にソ ファに座る。長い足を持て余すようにひじ掛けに片足を乗せてウイスキーグラスに半分ほど注ぐとアジラフェルを顎で指す。アジラフェルは手に持ったままだったグラスを慌ててクロウリーに差し出すと、すぐに琥珀色の液体が注がれて互いに掲げた。 「今日は何に？」「決まっているじゃないか、今日はハロウィンだ。今年も豊作であることに」 　乾杯をしてすぐにクロウリーは半分ほど飲み干す。アジラフェルは少し口に含んで芳醇な香りが鼻から抜けるのを楽しむ。そしてもう一口、今度はゆっくり舌で味わって飲む。そして唐突に「あ！」と声を上げた。 「どうした、アジラフェル。何かあったのか」 　すぐに上体を起こし、周囲を警戒するように見渡したクロウリーに慌てて「違うんだよ」と返すと「昔の事を思い出してね」と微笑んだ。 「君がほら、子供たちにゴーストの格好をさせて連れ出したことがあっただろ？その時の事を思い出したんだ」
October 31, 2025 at 11:40 PM
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（9-11/11）
October 26, 2025 at 12:51 PM
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5-7/7
アレブラ アレブラ アレブラ
October 26, 2025 at 12:23 PM