海賊、FGO、刀、恋と深空に狂ってる。
恋と深空に関しては、ツイッターのkairi_lodにも同じネタを乗せています。
君が僕を呼ぶ声が好きだ。
「ホムラ」
それは真綿で出来た鎖のように、僕の動きを拘束する。
「ホムラってば!!」
「ん?なんだい?」
やっと返事をすれば、君はぷくりと頬を膨らませた。
「さっきから呼んでたのに、無視したでしょ?」
「集中してたからわからなかっただけだよ」
言い訳は・・・言い訳だとバレているようだ。怪訝な目で僕を見る2つの瞳に、僕はひょいと肩をすくめて見せる。
「それで、僕を呼んでいた用件は?」
「あ、そうそう。今度こんなイベントがあるんだけど、ホムラは興味あると思って」
君が僕を呼ぶ声が好きだ。
「ホムラ」
それは真綿で出来た鎖のように、僕の動きを拘束する。
「ホムラってば!!」
「ん?なんだい?」
やっと返事をすれば、君はぷくりと頬を膨らませた。
「さっきから呼んでたのに、無視したでしょ?」
「集中してたからわからなかっただけだよ」
言い訳は・・・言い訳だとバレているようだ。怪訝な目で僕を見る2つの瞳に、僕はひょいと肩をすくめて見せる。
「それで、僕を呼んでいた用件は?」
「あ、そうそう。今度こんなイベントがあるんだけど、ホムラは興味あると思って」
ある日、急にお前がそんなことを言ってきた。あまりにも急だったものだから、オレとしても首をひねるしかない。
「兄ちゃんの足の間にいるやつがいう?」
今のオレたちの体勢。片膝を立てて座ってるオレのすぐ目の前にお前の頭。オレに抱え込まれるように座りながら、対戦ゲームをしているところだ。
ちなみにここに座ってるのは本人の意思だ。オレは何も言ってない。
「だって・・・あーー!!」
油断してる間に勝負が決まった。ゲーム映像の中では、オレの操作キャラが勝利のガッツポーズを決めている。
「油断させようと思ったのにー!!」
「はは、策士策に溺れる、ってな」
ある日、急にお前がそんなことを言ってきた。あまりにも急だったものだから、オレとしても首をひねるしかない。
「兄ちゃんの足の間にいるやつがいう?」
今のオレたちの体勢。片膝を立てて座ってるオレのすぐ目の前にお前の頭。オレに抱え込まれるように座りながら、対戦ゲームをしているところだ。
ちなみにここに座ってるのは本人の意思だ。オレは何も言ってない。
「だって・・・あーー!!」
油断してる間に勝負が決まった。ゲーム映像の中では、オレの操作キャラが勝利のガッツポーズを決めている。
「油断させようと思ったのにー!!」
「はは、策士策に溺れる、ってな」
「……急になんだ」
本当になんだ。思わず眉根を潜めれば、
「病院のナースさんたちに聞いたんだ。レイ先生はパーソナルスペースが広い、って」
……なるほど。確かに病院では必要最低限の距離を保っている自覚はある。が。
「この距離にいるお前はどう思う?」
ソファの隣。足が触れ合い、手を伸ばせば顔にだって触れる距離にいるお前には、この距離に不満があるのだろうか?
そんな心配を抱きながら聞けば、
「レイ先生は誰にでもこの距離だと思ってたからびっくりしちゃった」
…………これは聞き捨てならない。まるで私が誰にでも愛想を振りまいてるみたいじゃないか。
「……急になんだ」
本当になんだ。思わず眉根を潜めれば、
「病院のナースさんたちに聞いたんだ。レイ先生はパーソナルスペースが広い、って」
……なるほど。確かに病院では必要最低限の距離を保っている自覚はある。が。
「この距離にいるお前はどう思う?」
ソファの隣。足が触れ合い、手を伸ばせば顔にだって触れる距離にいるお前には、この距離に不満があるのだろうか?
そんな心配を抱きながら聞けば、
「レイ先生は誰にでもこの距離だと思ってたからびっくりしちゃった」
…………これは聞き捨てならない。まるで私が誰にでも愛想を振りまいてるみたいじゃないか。
セイヤは主人公ちゃんと出会う前に何回か経験ある。主人公ちゃんとの時は本能が先行しちゃって、次の日謝ることになる。
レイ先生は子どもの頃から主人公ちゃんだけなので経験はない。でも知識はあるし、うまい。一番ノーマル。
ホムラは多少は遊んできたので慣れてるけど、主人公ちゃん相手のときだけ初めてみたいな反応する。どっちが初めてかわからない。
マヒルは他の女性を使って学んだ喜ばせ方で、主人公ちゃんドロドロにして楽しむ。「可愛い」って連呼する。
みたいな差がある。昼間っから何言ってるんだ?とは思います、はい。
セイヤは主人公ちゃんと出会う前に何回か経験ある。主人公ちゃんとの時は本能が先行しちゃって、次の日謝ることになる。
レイ先生は子どもの頃から主人公ちゃんだけなので経験はない。でも知識はあるし、うまい。一番ノーマル。
ホムラは多少は遊んできたので慣れてるけど、主人公ちゃん相手のときだけ初めてみたいな反応する。どっちが初めてかわからない。
マヒルは他の女性を使って学んだ喜ばせ方で、主人公ちゃんドロドロにして楽しむ。「可愛い」って連呼する。
みたいな差がある。昼間っから何言ってるんだ?とは思います、はい。
がホムラだと思ってる。
がホムラだと思ってる。
「どうしたの?」
「うーん」
聞かれても疑問はまだ言葉にならない。じっとホムラを見れば、私と視線を合わせるように腰を折って、頬に触れる。
「酔った?」
「平気だよ」
「酔っ払いはみんなそう言うんだよ」
でも今日はほとんどお酒を飲んでない。酔うはずもないことをわかってるはずなのに、ホムラはそっと私の腰を抱いた。
「失礼。彼女を休ませてくるよ」
周りにいた女性たちにそう告げて、私達は酔い冷ましのために庭に出る。そこまでずっと離れないホムラを見ていたら、疑問がやっと言葉になった。
「どうしたの?」
「うーん」
聞かれても疑問はまだ言葉にならない。じっとホムラを見れば、私と視線を合わせるように腰を折って、頬に触れる。
「酔った?」
「平気だよ」
「酔っ払いはみんなそう言うんだよ」
でも今日はほとんどお酒を飲んでない。酔うはずもないことをわかってるはずなのに、ホムラはそっと私の腰を抱いた。
「失礼。彼女を休ませてくるよ」
周りにいた女性たちにそう告げて、私達は酔い冷ましのために庭に出る。そこまでずっと離れないホムラを見ていたら、疑問がやっと言葉になった。
「……急にどうしたの?」
いや、本当に急だね。一瞬、何を言われたのかわからなかったよ。
困惑する僕をよそに、君はカクテルの入ったグラスを傾け、テーブルに叩きつけるように置いた。
「重いの!窒息しちゃいそう!」
よくわからない酔い方をしてるみたいだけど、心外なことには変わりない。
「上辺だけの軽薄な愛がほしいの?」
「そうじゃないけど!でも全然返せてない気がするから嫌!!」
……おや?
「僕と愛を競う気かい?負けないよ」
笑い飛ばしてみせれば、君はまた不服そうに唇を尖らせてグラスを煽った。
「私だって負けないもん!」
その言葉だけで十分だなんて。絶対に言ってやらないけどね。
「……急にどうしたの?」
いや、本当に急だね。一瞬、何を言われたのかわからなかったよ。
困惑する僕をよそに、君はカクテルの入ったグラスを傾け、テーブルに叩きつけるように置いた。
「重いの!窒息しちゃいそう!」
よくわからない酔い方をしてるみたいだけど、心外なことには変わりない。
「上辺だけの軽薄な愛がほしいの?」
「そうじゃないけど!でも全然返せてない気がするから嫌!!」
……おや?
「僕と愛を競う気かい?負けないよ」
笑い飛ばしてみせれば、君はまた不服そうに唇を尖らせてグラスを煽った。
「私だって負けないもん!」
その言葉だけで十分だなんて。絶対に言ってやらないけどね。
ホテルのスイート取ってたのに主人公ちゃんがワンダラー退治にいってしまったから、一人さみしくしてるホムラとか。
ホテルのスイート取ってたのに主人公ちゃんがワンダラー退治にいってしまったから、一人さみしくしてるホムラとか。
「ふふ、ホムラ負けたの?」
悔しいことにね。僕は君のお願いには弱いし、いつだって君の心配ばかりしてる。振り回されてばっかりだよ。で、君はどうなの?僕に振り回されてくれる?
「こんな深夜に呼び出した人の台詞とは思えないね」
ごもっとも。でもこれくらいはいいじゃない。寝れないって電話してきたのは君なんだから。夜の散歩も悪くないでしょ?
……あれ、やっぱり振り回されてるのは僕のほうじゃない?その上そんなことを言われるなんて心外だね。あー、傷ついた!これは朝まで一緒にいないと立ち直れないかも!ねぇ、君はどう思う?
「ふふ、ホムラ負けたの?」
悔しいことにね。僕は君のお願いには弱いし、いつだって君の心配ばかりしてる。振り回されてばっかりだよ。で、君はどうなの?僕に振り回されてくれる?
「こんな深夜に呼び出した人の台詞とは思えないね」
ごもっとも。でもこれくらいはいいじゃない。寝れないって電話してきたのは君なんだから。夜の散歩も悪くないでしょ?
……あれ、やっぱり振り回されてるのは僕のほうじゃない?その上そんなことを言われるなんて心外だね。あー、傷ついた!これは朝まで一緒にいないと立ち直れないかも!ねぇ、君はどう思う?
もうその文言だけで真っ赤になっちゃったホムラを見て「かわいなぁ」って思って笑う主人公ちゃんを見てホムラが呻いたと思ったら鍵が一つ開く。主人公ちゃんがびっくりして鍵とホムラを何回か見比べてて事態を理解し、真っ赤になったところで最後の鍵が開くので、何もしてないのに一分ででてくると思う。何もしてないのに顔真っ赤な二人。
ホムラ→主人公ちゃん たまたま角度が悪くて下着が見えた上に笑顔を受けてキャパオーバーでクリア
主人公ちゃん→ホムラ 何が悪かったのかわかってないけどホムラがそう思った事実に夜を連想してしまってクリア
もうその文言だけで真っ赤になっちゃったホムラを見て「かわいなぁ」って思って笑う主人公ちゃんを見てホムラが呻いたと思ったら鍵が一つ開く。主人公ちゃんがびっくりして鍵とホムラを何回か見比べてて事態を理解し、真っ赤になったところで最後の鍵が開くので、何もしてないのに一分ででてくると思う。何もしてないのに顔真っ赤な二人。
ホムラ→主人公ちゃん たまたま角度が悪くて下着が見えた上に笑顔を受けてキャパオーバーでクリア
主人公ちゃん→ホムラ 何が悪かったのかわかってないけどホムラがそう思った事実に夜を連想してしまってクリア
嫉妬か何かでホムラの理性が若干キレた状態で事に及んでしまい、手荒な抱き方をしてしまった朝。後悔でどんな謝り方をしよう、いやでももともと悪いのは君だし……と悶々と考えてたら、まだ夢現の状態の主人公ちゃんが「気持ちよかった……」ってふにゃりと笑ってまた値落ちするから、真っ赤な顔で「君ねぇ!?」って叫ぶホムラは見たいですね。あまりにも大きな声がでたから主人公ちゃんは飛び起きるけど、目の前には真っ赤な顔のホムラしかいないのでわけわからないやつ、とてもいいですね。
嫉妬か何かでホムラの理性が若干キレた状態で事に及んでしまい、手荒な抱き方をしてしまった朝。後悔でどんな謝り方をしよう、いやでももともと悪いのは君だし……と悶々と考えてたら、まだ夢現の状態の主人公ちゃんが「気持ちよかった……」ってふにゃりと笑ってまた値落ちするから、真っ赤な顔で「君ねぇ!?」って叫ぶホムラは見たいですね。あまりにも大きな声がでたから主人公ちゃんは飛び起きるけど、目の前には真っ赤な顔のホムラしかいないのでわけわからないやつ、とてもいいですね。
「君がもし死んだら?」
ある日君がそう聞いてきた。なんでことを聞くんだと思うけど、とりあえずなんてこともない風を装って顎に手を当てる。
「燃やすよ、僕のEvolで。ちゃんと天国に送ってあげる」
多分君が聞きたいのはそういうことじゃないんだろうけど。ぷくっと頬を膨らませた君に笑いかければ、君の気を反らすことに成功したみたいだ。
君が死んだら。僕は君を燃やすだろう。骨も残らないほどに燃やして、残った灰をかき集めて君を描く。それが画家としてのホムラの最後の作品として、後世まで残り、語り継がれる。僕の最愛の人としてね。ねぇ。これも一種の永遠だと、君はそう思ってくれるかな?
「君がもし死んだら?」
ある日君がそう聞いてきた。なんでことを聞くんだと思うけど、とりあえずなんてこともない風を装って顎に手を当てる。
「燃やすよ、僕のEvolで。ちゃんと天国に送ってあげる」
多分君が聞きたいのはそういうことじゃないんだろうけど。ぷくっと頬を膨らませた君に笑いかければ、君の気を反らすことに成功したみたいだ。
君が死んだら。僕は君を燃やすだろう。骨も残らないほどに燃やして、残った灰をかき集めて君を描く。それが画家としてのホムラの最後の作品として、後世まで残り、語り継がれる。僕の最愛の人としてね。ねぇ。これも一種の永遠だと、君はそう思ってくれるかな?
僕と付き合うようになってから、彼女がそう呼ぶようになった。最初は気にしてなかったけど、何度も呼ばれれば流石に気になる。
「その呼び方やめてくれない?」
ある日、試しにお願いしてみたら、君はきょとりと目を丸くした。
「嫌?」
「僕にはちゃんと名前がある」
「恋人同士の愛称みたいで可愛いのに」
可愛い?お魚という呼び方が?
「ホムラ、何でも顔に出るよね」
・・・心外だけど、まぁいい。嫌なことが君に伝わるなら。
「君が僕だけにそう呼びかけるならいいよ」
「レッドも駄目ってこと?」
「レッドもその辺の魚も駄目。恋人だけってそういうことでしょ?」
っていう焼きもち拗ねホムラが見たい
僕と付き合うようになってから、彼女がそう呼ぶようになった。最初は気にしてなかったけど、何度も呼ばれれば流石に気になる。
「その呼び方やめてくれない?」
ある日、試しにお願いしてみたら、君はきょとりと目を丸くした。
「嫌?」
「僕にはちゃんと名前がある」
「恋人同士の愛称みたいで可愛いのに」
可愛い?お魚という呼び方が?
「ホムラ、何でも顔に出るよね」
・・・心外だけど、まぁいい。嫌なことが君に伝わるなら。
「君が僕だけにそう呼びかけるならいいよ」
「レッドも駄目ってこと?」
「レッドもその辺の魚も駄目。恋人だけってそういうことでしょ?」
っていう焼きもち拗ねホムラが見たい
ある日ホムラにそう言われた。両目を大きな手で覆われて、震えた声で。
「どうしたの?」
「どうもしない」
「本当に?」
「本当さ」
それが嘘だとわかっているけど、これ以上は言及しない。
「返事は?」
「・・・ごめんね」
「・・・そ」
返事と同時に、大きな手が離れて行く。けれどその手を今度は私が掴んだ。
「でも今は、ホムラしか見えてないよ」
「・・・君って残酷だね」
なんて顔をしているの。だけどそれに触れるのは、更に残酷だろう。
ホムラの手を引けば、彼は簡単に倒れ込んでくる。近づいてくるホムラの頬に私はそっと口付けた。
ある日ホムラにそう言われた。両目を大きな手で覆われて、震えた声で。
「どうしたの?」
「どうもしない」
「本当に?」
「本当さ」
それが嘘だとわかっているけど、これ以上は言及しない。
「返事は?」
「・・・ごめんね」
「・・・そ」
返事と同時に、大きな手が離れて行く。けれどその手を今度は私が掴んだ。
「でも今は、ホムラしか見えてないよ」
「・・・君って残酷だね」
なんて顔をしているの。だけどそれに触れるのは、更に残酷だろう。
ホムラの手を引けば、彼は簡単に倒れ込んでくる。近づいてくるホムラの頬に私はそっと口付けた。