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意を決して名前で呼べば、読ロはなんだとぶっきらぼうに言葉を返してくる。
「ロ……ド君。ロ……ド君。……ふふ!」
その仏頂面を見ていたらなんだかむず痒くなって、初めてできた人間の友人の名を舌の上で転がしながら、くふくふと笑みをこぼした。
「うむ、ロ……ド君。いつまでも肩書ではややこしいし、これからは名前で呼んでも構わないかね?」
「……好きにしろよ」
読ロはふんと鼻を鳴らして澄ました表情をしていたが、彼の耳の先は赤く染まっていて。
それを見た読ドはまた笑みを深くするのだった。
意を決して名前で呼べば、読ロはなんだとぶっきらぼうに言葉を返してくる。
「ロ……ド君。ロ……ド君。……ふふ!」
その仏頂面を見ていたらなんだかむず痒くなって、初めてできた人間の友人の名を舌の上で転がしながら、くふくふと笑みをこぼした。
「うむ、ロ……ド君。いつまでも肩書ではややこしいし、これからは名前で呼んでも構わないかね?」
「……好きにしろよ」
読ロはふんと鼻を鳴らして澄ました表情をしていたが、彼の耳の先は赤く染まっていて。
それを見た読ドはまた笑みを深くするのだった。
しかし、ハンターズギルドにいる面々はみな退治人だ。全員が振り返った理由も、少し考えればわかることだった。
……そうか。私は、彼のことを名前で呼んだことがなかったのだっけ。
しかし、ハンターズギルドにいる面々はみな退治人だ。全員が振り返った理由も、少し考えればわかることだった。
……そうか。私は、彼のことを名前で呼んだことがなかったのだっけ。
それにしても、どうして全員こちらを振り返ったのだろう? 私は退治人くんを呼んだはずなのに。
疑問を抱えたまま首を傾げる読ドを見やった読ロは、なんだかつまらなそうに言った。
「……ここにいる奴全員、退治人なんだけど」
それにしても、どうして全員こちらを振り返ったのだろう? 私は退治人くんを呼んだはずなのに。
疑問を抱えたまま首を傾げる読ドを見やった読ロは、なんだかつまらなそうに言った。
「……ここにいる奴全員、退治人なんだけど」
「ああ、ごめんよ、退治人くん……彼のことを呼んだんだ」
目を白黒させた読ドがそう釈明しつつ読ロのことを指すと、彼らはなんだ俺たちじゃないのかと軽口混じりにめいめい元の話題に戻ってゆく。
「ああ、ごめんよ、退治人くん……彼のことを呼んだんだ」
目を白黒させた読ドがそう釈明しつつ読ロのことを指すと、彼らはなんだ俺たちじゃないのかと軽口混じりにめいめい元の話題に戻ってゆく。
めでたく発売となったロ戦の新刊をギルドに置くためがひとつ。そして、そのロ戦が吸血鬼と退治人のコンビ路線に舵を切ったこともあり、今後ギルドとの付き合いが生まれるであろう読ドの顔合わせがもうひとつ。
ギルドマスターに献本を渡し、順調にギルド所属退治人たちの紹介も終えた店内には、わいわいと普段と変わらぬ喧騒が戻る。
その様子を物珍しげに眺めていた読ドが口を開いた。
「あ、そういえば退治人くん」
読ドが何の気なしに口にした言葉に、ギルドの面子はみな、一斉に振り返った。
めでたく発売となったロ戦の新刊をギルドに置くためがひとつ。そして、そのロ戦が吸血鬼と退治人のコンビ路線に舵を切ったこともあり、今後ギルドとの付き合いが生まれるであろう読ドの顔合わせがもうひとつ。
ギルドマスターに献本を渡し、順調にギルド所属退治人たちの紹介も終えた店内には、わいわいと普段と変わらぬ喧騒が戻る。
その様子を物珍しげに眺めていた読ドが口を開いた。
「あ、そういえば退治人くん」
読ドが何の気なしに口にした言葉に、ギルドの面子はみな、一斉に振り返った。