支持率を見るまでもなく、高市首相支持は多数派だ。私たち少数派は多数派の固定観念、信頼できそう・人柄に好感がもてる等々を打ち砕かねばならない。それには高市発言の問題点を痛烈かつ簡潔に指摘できるよう、ことばに磨きをかけることだ。

マスメディア的には、自維政権を舌鋒するどく批判“しない”野田佳彦が好都合なのだ。「一方野党は」と報じる際に、野だの寝ぼけたような、間の抜けたコメントを挿れることで、いちおう不偏不党の体裁をとれるからね。いつまでも「野党がだらしないから」に固定しておきたい。だってちっとも怖くないもの。
私はほんとうに政権与党と対峙し、退治できる野党をみたい。テレビが映したがらない、骨のある野党の姿を。

これではまるで体制翼賛体制へまっしぐらではないか。政権が代わって戦争できる準備が着々と整いつつある。米国の兵器を大量購入するために国防の予算増額を公言する高市首相。財政規律を重んじるのなら先ずはそこを質すべきだろう。だのに野田佳彦、高市にエールを贈る始末。おめでたいにも程がある。