blusekyもはじめてみました！

連休初日は演劇なんて見に行ってました　大いに面白かった

一般に犠牲というものが、失われることでこそ達成されるものである以上は、そうした犠牲は想像でしかあり得ないということなのかもしれない。逆に、讃えられたりして存在するかのように見せかけられた犠牲があるとすれば、それは存在しないものを存在させる権力の問題だろうな。
#想像の犠牲

吉祥寺シアターでDr. Holiday Laboratory『想像の犠牲』を観てきた。前回の『脱獄計画（仮）』の人々が、あったはずのしかし無い犠牲という出来事をめぐり語り合う。犠牲は予兆や記録、台本、写真さまざまな仕方で残っていても、無かったこととして繰り返され、想像のうちへと送り返されていく。

今回はスマホで写真を撮ってもOK、戯曲を読みながらもOKという鑑賞だったけれども、まさにそのような媒体を通して将来のセリフが文字として予告され、過去の出来事が写真となって記録されたとしても、そうした出来事が繰り返されるという事実自体があっはずの出来事を想像の犠牲へと変容させてしまう。

Dr. Holiday Laboratoryの“フェイク・読書会演劇”「想像の犠牲」東京公演が開幕（舞台写真 / コメントあり）
https://natalie.mu/stage/news/622607