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ぼくらは朝をリレーするのだ

好き→映画/本/wiki/日本語/外国語
『めまい』を観た。主人公は仕事中に起きた事件で高所恐怖症となった男。私自身も高所恐怖症なので主人公が高さを感じるシーンでは私もヒイッと震えた。ヒッチコックは手紙のシーンを削除したかったのに上からの指示でそのままにしたらしいけど、確かにそれがない方がラストの衝撃が新鮮だったかなあ #映画
October 22, 2025 at 1:33 PM
『ロミオとジュリエット』(1968)を観た。「おお、ロミオ!」のあたりの有名なシーンは知ってたけど全体としてはこんなストーリーだったんだ。あなたはどうしてロミオなの?あたりの台詞がシェイクスピア時代の当時の古い英語になっていて勉強になった #映画
October 22, 2025 at 1:29 PM
カミュの『異邦人』を読んだ。「きょう、ママンが死んだ」の書き出しは知ってた。カフカが現実を超越した不条理を描いた一方で、カミュは地上的な不条理を描いた。とにかく描写の文体が美しい、かなり好き。フランスの当時の暮らしぶりも面白い。『ペスト』も読もうかなと思ったけど、翻訳者が違うからぜんぜん違う印象になっちゃうのかな #読書 #読了
October 3, 2025 at 10:43 PM
『ファーザー』を観た。構成の巧みさによって、観客である自分自身までもがあたかも認知症を体験しているかのような感覚に陥る。記憶が頼りにならず、何もかもを疑わざるを得ない瞬間がいつか自分にも訪れるかもしれないと思うと、老後の生き方について考えをつい巡らせてしまう。作中でホプキンスが生年月日を言う場面、日付だけでなく曜日まで答えていて相手側の反応が少し驚いた感じになっていたので、なんだ?と思いあとで調べてみたらホプキンスのwikiに「日付と曜日を即座に計算できる特技を持つ」とあり、(曜日のところアドリブだ……!)と確信 #映画
September 27, 2025 at 10:08 PM
『グレムリン』観た。昔テレビで観たはずなんだけどあんまり憶えてないのでほぼ初めての気分で観賞。ちょっと可愛すぎる。お手本のような起承転結に爽快感MAXのグレムリン退治。面白い。ダーツの的にされて縮こまってるギズモが本当に愛おしかった #映画
September 27, 2025 at 9:45 PM
タイトルが気に入って買ったもののずっと積んでた『羊と鋼の森』を読んだ。調律師として生きることを決めた青年・外村。羊と鋼の森とは、すなわちピアノそのものでもあり、自然の中で育った外村がしばしば心に呼び起こす景色だとも思った。「森」の中で迷う。それも調律師として必要なことなのかもしれない。解説が私の好きな小説『一瞬の風になれ』を書かれた佐藤多佳子さんだったので嬉しかった #読書 #読了
September 27, 2025 at 9:36 PM
カフカの『変身』(高橋義孝訳)を冒頭しか知らなかったので読んだ。不条理に何故か虫になってしまったザムザ自身にも、急に身内が虫になった家族にも、どこか感情移入できるところがある(デカい虫になることもデカい虫が家の中にいるのも嫌だから)。虫が苦手な私は妙にリアルな生態の描写に身の毛もよだつ思いで読破したのであった #読書 #読了
September 24, 2025 at 12:21 PM
村上春樹と柴田元幸という二人の翻訳者が翻訳について対談した内容をまとめた『翻訳夜話』、かなり面白かった。小説家としての村上春樹の文体の根源にも迫れた気がした。同じ短編をそれぞれが訳したものも掲載されていて、こんなに違うんだ、と翻訳者が読者に与える影響って大きいなあ、と思った。昨今AIだなんだで淘汰されるだのいろいろ言われているだろうけど、私としては翻訳者という職業ってやっぱりカッコよくて憧れ #読書 #読了
September 21, 2025 at 11:54 PM
『イミテーション・ゲーム』を観た。アラン・チューリングの人生。現50ポンド札の肖像。カンバーバッチの演技が良いですねえ。同じく数学者ジョン・ナッシュを描いた『ビューティフル・マインド』とテイストが似ているなあ、と後から調べたら同じことを言っている人がたくさんいた。アランにとってのクリストファー、ジョンにとってのチャールズ……拠り所をどこに求めるかという問題も共通していた。天才数学者に孤独はついてまわるものなのでしょうかね #映画
September 21, 2025 at 11:36 PM
『興亡の世界史 東インド会社とアジアの海』(羽田 正、講談社)面白かったー。東インド会社を舞台回しとして十六〜十八世紀頃の世界がどのように変わっていったのか、(あまりにも)豊富な史料をもとに解説。横につながる世界史の楽しさを感じた。『砂糖の世界史』ともリンクした内容もあってこの時代の世界史に関する理解がより深まった #読書 #読了
September 16, 2025 at 3:55 AM
ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んだ。とても面白かった。YouTubeのゆる言語学ラジオで触れられていたのがきっかけで買って積んでた。アラジンの学校ミュージカルの章では、フリの効いた美しい最終文に「上手い!」と拍手。イギリスの学校制度ってこうなってるんだ、と驚きもした。PC(ポリティカル・コレクトネス)に関心のある筆者が一貫して「夫」ではなく「配偶者」と書いていたのも印象的。千葉の書店店長によるブレイディみかこ愛ゆえの高い筆力の解説も必見。本書の解説としてこれ以上はないかもと唸らせる文章で「えっ、ただの書店員だよね?何者?」と思った #読書 #読了
September 5, 2025 at 12:12 AM
これが軒下にぶら下がってる家を最近見かけて、名前を調べる機会があった。「筌(うけ)」というのね
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%8C
August 31, 2025 at 5:52 AM
『英語の発音と綴り-なぜwalkがウォークで、workがワークなのか (中公新書)』(大名力 著)、面白かった。でも音声学に少し触れたことがないと説明がすんなり入ってこないかも #読書 #読了
August 24, 2025 at 7:05 PM
『オリバー!』を観た。1968年のミュージカル映画。孤児オリバーはスリの仲間たちと出会い、その人生を変えていく。孤児院にてオートミールのお代わりをねだった(クジに負けただけの損な役目)だけで院を追い出されてしまうのだけど、そのオートミールがなんとも美味しくなさそうなのである。ディケンズの『オリバー・ツイスト』の映画化作品。子供達のボスことフェイギン爺がどこか憎めないキャラで好き。映画で感じたほのかな善性は原作からの改変で、原作では悲惨な死を遂げるらしい。最後に夕日をバックにドジャーと今後の人生について誓うフェイギンのシーンはまったく悪党らしからぬ爽やかさである #映画
August 15, 2025 at 5:09 AM
『テルマ&ルイーズ』を観た。平凡な女性2人の世界が、旅行中に唐突に非日常へと変貌する。パートナーとの関係に悩むなんとも普通な彼女たちが自分の殻を破って大胆になっていく様は爽快。『俺たちに明日はない』よろしく、バリバリのロードムービー。ブラッド・ピットの出世作でもある。身体も細めで若い。 警察にぶんぶん追い回された後、クールなラストが待ってた。そうなっちゃうの!? #映画
June 2, 2025 at 3:26 PM
『ゴーン・ガール』を観た。消えた妻は一体どこへ。そして何故? 最初30分は何を見せられてるんだ?という気持ちだったけど、進むに連れて真相が徐々に明らかになっていき加速度を増して面白くなっていった。ヤバいのはどちらでしょうか、ってハナシ。ロザムンド・パイクは『Saltburn』でも怪しげな雰囲気の妻を演じていて、こういう影のある役が似合うなあと思った。フィンチャーは1つのシーンで平均50テイクは撮っていたとのことで、完璧主義が過ぎるのも困ったもの #映画
June 2, 2025 at 3:13 PM
『招かれざる客』を観た。ある日娘が結婚相手として黒人の医師を連れてくる。当時まだ異人種間結婚はアメリカで当たり前でなく家族は動揺。彼に何か裏があるんじゃないか?とサスペンスのつもりで観てましたが、なんらそんなことはなく、異人種間の結婚を前向きに捉える良い映画だった。父マットが悩みに悩んで出した結論、ラストに家族へ語った大演説は感動もの。父母を演じたスペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンは実際にパートナーだったそう #映画
June 2, 2025 at 3:04 PM
『ドクトル・ジバゴ』を観た。世界大戦とロシア革命を扱った作品なので、背景知識を整理しながら観た。長い。同じ監督作品の『アラビアのロレンス』のときも思った。モスクワの街並みはどでかいセットらしい。凄っ……。愛をテーマにした壮大な人間模様を描いた原作はロシアの当時の様子を赤裸々にしたとしてロシア内では当時発禁。この作品でパステルナークはノーベル賞を授与されたが、国により辞退を強制されるというなんとも無念なお話 #映画
June 2, 2025 at 2:53 PM
『ビフォア・サンセット』を観た。9年前に出会った女性との一夜を題材にした小説が出版され、そのプロモイベントで彼女と思いがけず再会する。これまでの9年間について、あのときの思いについて、これからの2人の人生について。映画の中ではリアルタイムで会話が進んでいき、9年前のあの日、何があったのかは小出しにしかされないので、こちらはむずむずそわそわ。エモいな〜映画づくりウマいな〜〜〜と呻いていたら、のちに前作の存在を知る。いやもう語られてたんかい。私のエモは? でもこの作品だけでも十分に心に染みる構成なのでこれはこれで良かったと観た後に思いました #映画
June 2, 2025 at 2:28 PM
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を観た。アメリカで起きたサブプライム住宅ローン危機(リーマンショックに繋がっていく)の中で流れを読み切り巨額の利益を得た男たち。たまたまwikiで関連ページを一通り読んだばかり。投資の世界はこういう人間が勝つのだろうな、と思わずにはいられない。マーゴット・ロビーやセレーナ・ゴメスなどのエンタメ界の有名人がたまに現れて状況を視聴者に説明してくれるシーンが面白い。ライアン・ゴズリングも負けじとこちらに向けて話しかけてくる。見るなってば #映画
June 2, 2025 at 2:17 PM
『ブラック・スワン』を観た。どんな結末を迎えるか予想できないサイコスリラー。ていうかそもそも、白鳥の湖ってそんな話だったんだ。指導者からのプレッシャーに押しつぶされながらも、狂ってしまいたくなるほど一芸に打ち込んだ先にあるのは……。『セッション』を観ているときと同じ気持ちにさせられた #映画
June 2, 2025 at 2:04 PM
『メリー・ポピンズ』を観た。スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス。ディズニー製作。メリー・ポピンズは子供たちにけして甘くない、そんなところが良い。アニメとの融合シーンの出来がよく、まるでその世界にメリー・ポピンズたちが存在しているよう。ヴィランのおじいさんはあるキャラクターとを一人二役で演じられていて、エンドロールでびっくり。2ペンスのことを作中で"tuppence"と呼んでおり、調べたらイギリス英語らしい。知らなかった #映画
June 2, 2025 at 1:51 PM
『不思議惑星キン・ザ・ザ』を観た。ソ連製作のコメディ映画。かなり好き。間が独特で、そこがどことなく面白い。オールタイムベストに入れてもいいかも。地球にて宇宙人とたまたま出会うモスクワの男2人は、彼の注意を聞かず彼の持つ装置に触れてしまい、遥か彼方の異星へ一瞬で飛ばされてしまう。ゼロ秒で別の星に転送された直後の「……?」という2人の顔がなんとも間抜けなのでそこに注目してほしい。 「キュー」「クー」といった2語のみで話しかけられる、支配者階層の機嫌を損ねてはならない……ワンピース空島編のことを思い出す(「へそ!」とかエネルとか)。果たして彼らは地球へ還れるのか?終わり方も好きです #映画
June 2, 2025 at 1:40 PM
『ガタカ』を観た。つい口に出したくなるタイトル。ガタカ、ガタカ。舞台は近未来、遺伝子操作により生まれた「適性者」と自然妊娠で生まれた「不適合者」。適性者にしか宇宙飛行士になれず、不適合者である主人公は宇宙へ出る夢を叶えるために自らの身分を偽装して宇宙局ガタカの局員となる。いつバレるのかはらはらさせてくれて面白い。そしてこれらの背景から、タイトル "Gattaca" が実は、DNAの基本塩基A、T、G、Cの組合せであることが分かる。あとユマ・サーマンの身長がめっちゃ高い(181cm) #映画
May 3, 2025 at 9:53 PM
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』を観た。サンフランシスコに現れたヴァンパイアは目の前でテープを回すライターにその壮絶な半生(200年)を語り始める。アクション俳優になる前のトム・クルーズが出てくる。しかも金髪。かなりイケてる。そして子役時代のキルスティン・ダンスト。演技が上手い。この世界にもしヴァンパイアが存在し現代まで生きているのならこんな感じの生き方になるのかも、とリアルに想像させてくれる。私は血自体は大丈夫だけど「出血」が苦手なので、ヴァンパイアが手首掻っ切って血を流すところは本当にウワーッみたいな声出して目を背けたくなってしまいました。あと結末が意外。そうくるか #映画
May 3, 2025 at 9:32 PM