www.pixiv.net/artworks/107...
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しかし、どれだけ魅力的で逆らえない魔力があろうとゾ□の感情にはストップがかかる。幼少期に刻まれた忍耐という傷痕がどんな時も人とたらしめ、人外へとたらしめた。
「……」
小さく、でも確かに首を横に振って拒絶をした。
その様を口ーが目を細めて観察する。すぐに薄い笑みを浮かべて奪うようなキスをして、再びソコへ指を突っ込んでゾロの意識を乱し、暗闇へと落とした。
目論見通りに堕ちてやれない。
しかし、どれだけ魅力的で逆らえない魔力があろうとゾ□の感情にはストップがかかる。幼少期に刻まれた忍耐という傷痕がどんな時も人とたらしめ、人外へとたらしめた。
「……」
小さく、でも確かに首を横に振って拒絶をした。
その様を口ーが目を細めて観察する。すぐに薄い笑みを浮かべて奪うようなキスをして、再びソコへ指を突っ込んでゾロの意識を乱し、暗闇へと落とした。
目論見通りに堕ちてやれない。
悪魔が柔らかく笑いかけて子供に言い聞かすように諭してきた。
「キスをすると気持ちいいだろ?それと似たようなもんだ」
「きす…」
「抱き締めるのとまた違った気持ちよさと熱があるだろ?それをここで感じるんだ」
大きな手で下腹部を撫でながら舌を絡めるキスをされて、ゾ□はそこが期待に滲むかのようにじくりと熱くなるような気がした。だってキスは心地よくて暖かい、ならきっと口ーの熱を受け入れるともっと心地よくて暖かいのではないかと想像する。
「なぁ、ゾ□?」
悪魔が柔らかく笑いかけて子供に言い聞かすように諭してきた。
「キスをすると気持ちいいだろ?それと似たようなもんだ」
「きす…」
「抱き締めるのとまた違った気持ちよさと熱があるだろ?それをここで感じるんだ」
大きな手で下腹部を撫でながら舌を絡めるキスをされて、ゾ□はそこが期待に滲むかのようにじくりと熱くなるような気がした。だってキスは心地よくて暖かい、ならきっと口ーの熱を受け入れるともっと心地よくて暖かいのではないかと想像する。
「なぁ、ゾ□?」
しばらくキスをしていたら腰にグイッと何かを押し付けられて、後ろから抱き抱えられていたのでずっと腰辺りに当たっていたものが気になってゾ□は手を伸ばしてみた。それは興奮状態の口ーのモノだった。
口ーがゾ□の手を離させると、取り出されてソレが空気に触れているのを、熱を空気越しに感じられる。そして、ゾ□の腰を少し浮かせて抱き寄せると、散々弄られた場所にソレを擦り付けてきた。
「ぁ…」
「ここで俺を受け入れてくれるか?」
「そんな、の…むり…」
しばらくキスをしていたら腰にグイッと何かを押し付けられて、後ろから抱き抱えられていたのでずっと腰辺りに当たっていたものが気になってゾ□は手を伸ばしてみた。それは興奮状態の口ーのモノだった。
口ーがゾ□の手を離させると、取り出されてソレが空気に触れているのを、熱を空気越しに感じられる。そして、ゾ□の腰を少し浮かせて抱き寄せると、散々弄られた場所にソレを擦り付けてきた。
「ぁ…」
「ここで俺を受け入れてくれるか?」
「そんな、の…むり…」
とはいえ、快楽といえるのか分からないが強い刺激のせいでゾ□の思考は揺蕩っており、仕事でのやるせなさや口ーの怒りなどは浮かんでこない。つまりは口ーの言う通りに、我を忘れて深く考えることも感じることもできない状態になったのだ。
「寝るか?」
ポヤポヤとした気分で声をかけられ、こめかみにキスをされたゾ□は顔を上げて唇へのキスを求める。
すると口ーが満足気に笑ってキスをしてくれた。
「可愛いな、ゾ□」
とはいえ、快楽といえるのか分からないが強い刺激のせいでゾ□の思考は揺蕩っており、仕事でのやるせなさや口ーの怒りなどは浮かんでこない。つまりは口ーの言う通りに、我を忘れて深く考えることも感じることもできない状態になったのだ。
「寝るか?」
ポヤポヤとした気分で声をかけられ、こめかみにキスをされたゾ□は顔を上げて唇へのキスを求める。
すると口ーが満足気に笑ってキスをしてくれた。
「可愛いな、ゾ□」
「ふっ…ん…」
「今日の主はこれよりも強くて、我を忘れられるくらいのものがいいんじゃないかと思ったんだが?」
今でさえいっぱいいっぱいなのに、これよりも強い快感なんてゾ□には予想も想像もつかなくて体を強ばらせる。それを宥めるように片腕で抱き締めてきて、背中から伸し掛るように体重をかけられた。
「主にとってこういった事は未知なものだから抵抗があるのも仕方がない。けど、物は試しだと思わないか?」
これこそ悪魔の甘言である。
「ふっ…ん…」
「今日の主はこれよりも強くて、我を忘れられるくらいのものがいいんじゃないかと思ったんだが?」
今でさえいっぱいいっぱいなのに、これよりも強い快感なんてゾ□には予想も想像もつかなくて体を強ばらせる。それを宥めるように片腕で抱き締めてきて、背中から伸し掛るように体重をかけられた。
「主にとってこういった事は未知なものだから抵抗があるのも仕方がない。けど、物は試しだと思わないか?」
これこそ悪魔の甘言である。
口ーに後ろから抱き抱えられて、定期的に触れられ少しは慣れてきたと思う快感を追っていたら、とんでもない所を撫でられてゾ□は体を固くする。
「お、おいっ!?」
「ここから指を入れた場所により快感を得られる器官がある」
「で、でも、こそ…」
「排泄器官だから抵抗はあるだろうな。まぁ、無理をしなくても前だけで主は十分気持ちよくなれる」
「なら…」
口ーに後ろから抱き抱えられて、定期的に触れられ少しは慣れてきたと思う快感を追っていたら、とんでもない所を撫でられてゾ□は体を固くする。
「お、おいっ!?」
「ここから指を入れた場所により快感を得られる器官がある」
「で、でも、こそ…」
「排泄器官だから抵抗はあるだろうな。まぁ、無理をしなくても前だけで主は十分気持ちよくなれる」
「なら…」
落とされた甘美な毒は波紋のように広がっていく。
憂様からお借りしました。
www.pixiv.net/artworks/107...
落とされた甘美な毒は波紋のように広がっていく。
憂様からお借りしました。
www.pixiv.net/artworks/107...
ゾ□は自身が何をどう求めているのか分からないのに、口ーはそれを的確に理解して与えてくれる。抱えるように抱き締めてくれるのも、ゆるゆるとしたキスも、包まれて安心さを感じるのできっと優しくされたいのだろう。これからの行為にも相手にも優しさの欠片なんてないかもしれないが、今の自分に必要なことなら勝手に優しさだと思えばいいだけの事だ。
ゾ□が頭の片隅で言い訳じみたことを考えているのすら見透かしているように口ーが笑う。
「主…どうする…?」
分かっていながら聞くのは使い魔にとって合意でないと主人を害するのと同じだからだ。
ゾ□は自身が何をどう求めているのか分からないのに、口ーはそれを的確に理解して与えてくれる。抱えるように抱き締めてくれるのも、ゆるゆるとしたキスも、包まれて安心さを感じるのできっと優しくされたいのだろう。これからの行為にも相手にも優しさの欠片なんてないかもしれないが、今の自分に必要なことなら勝手に優しさだと思えばいいだけの事だ。
ゾ□が頭の片隅で言い訳じみたことを考えているのすら見透かしているように口ーが笑う。
「主…どうする…?」
分かっていながら聞くのは使い魔にとって合意でないと主人を害するのと同じだからだ。
見惚れているといつも間にか目前まで月が迫っていてゾ□は自然と瞼を閉じた。唇に濡れた熱を感じて自分も口を開いて舌を出すと、ぺちゃりと音を立てながら舌を舐められてから咥えられる。
明らかに流されているし、口ーが自身の都合よくゾ□を仕向けているのは分かっているがそれでもいいと思い始めていた。こんな夜はどうすればいいのか誰も教えてくれなかった、誰も聞いてくれなかった、誰も抱き締めてくれなかった……
細身に見えるが骨格がゾ□よりもしっかりとした口ーの拾い背中に腕を回せば、応えてくれるように抱き返してくれる。そして、キスも咥えたゾ□の舌を舌先で撫でたり、
見惚れているといつも間にか目前まで月が迫っていてゾ□は自然と瞼を閉じた。唇に濡れた熱を感じて自分も口を開いて舌を出すと、ぺちゃりと音を立てながら舌を舐められてから咥えられる。
明らかに流されているし、口ーが自身の都合よくゾ□を仕向けているのは分かっているがそれでもいいと思い始めていた。こんな夜はどうすればいいのか誰も教えてくれなかった、誰も聞いてくれなかった、誰も抱き締めてくれなかった……
細身に見えるが骨格がゾ□よりもしっかりとした口ーの拾い背中に腕を回せば、応えてくれるように抱き返してくれる。そして、キスも咥えたゾ□の舌を舌先で撫でたり、
「やめっ…」
ゾ□の弱々しい拒否に口ーは手を止める。
強引に進めるなら力で止めたり無理矢理だと理由がつけられたりできるのに、ちゃんとゾ□の意に沿うのが何とも複雑な気分にさせた。
「嫌なら止める」
覚えたての熱を煽っておきながら選択を委ねてくるなんて流石は悪魔、酷い男だとゾ□は心の中でなじった。睨むつもりで口ーを見るとうっそりとした笑みを浮かべており、
「やめっ…」
ゾ□の弱々しい拒否に口ーは手を止める。
強引に進めるなら力で止めたり無理矢理だと理由がつけられたりできるのに、ちゃんとゾ□の意に沿うのが何とも複雑な気分にさせた。
「嫌なら止める」
覚えたての熱を煽っておきながら選択を委ねてくるなんて流石は悪魔、酷い男だとゾ□は心の中でなじった。睨むつもりで口ーを見るとうっそりとした笑みを浮かべており、
「快楽は嫌なことを忘れるにも都合がいい」
ゾ□より高めの声なのに低いトーンのところがザラりとしていて、まるで舐められているような気分になりゾワゾワとしていく。音に味覚なんてないのに、吐息が多めの声に甘さを感じて股間がじくじくしてくるような気がして、ゾ□は無意識に膝を擦り合わせていた。
悪魔の常套手段なのだろうが、口ーが甘やかすのを拒否できないのは自分の弱さなのだろうかとゾ□が考えていると、
「考える必要はない。身も心も委ねればいい」
「快楽は嫌なことを忘れるにも都合がいい」
ゾ□より高めの声なのに低いトーンのところがザラりとしていて、まるで舐められているような気分になりゾワゾワとしていく。音に味覚なんてないのに、吐息が多めの声に甘さを感じて股間がじくじくしてくるような気がして、ゾ□は無意識に膝を擦り合わせていた。
悪魔の常套手段なのだろうが、口ーが甘やかすのを拒否できないのは自分の弱さなのだろうかとゾ□が考えていると、
「考える必要はない。身も心も委ねればいい」
「ない。寝りゃどうにかなんだからそれでいい」
さっさとベッドから退けと今度は口に出して追い出そうとするが、口ーが動こうとせずに語り出す。
「自慰の時も言ったが、主のやり方は効率的だがマイナスをゼロに戻すだけだ」
「十分じゃねぇかよ」
「プラスの良さを知っていてもそう言うか?」
「ない。寝りゃどうにかなんだからそれでいい」
さっさとベッドから退けと今度は口に出して追い出そうとするが、口ーが動こうとせずに語り出す。
「自慰の時も言ったが、主のやり方は効率的だがマイナスをゼロに戻すだけだ」
「十分じゃねぇかよ」
「プラスの良さを知っていてもそう言うか?」
「…ただいま」
こんな挨拶にも慣れないし、戸惑いもあった。
「寝る」
ベッドに乗ってそう宣言するのは、ベッドを占領している口ーに退けというのと、寝る邪魔をするなという両方の意味である。
頭の回る男はすぐに意味を理解できるだろうに考える素振りを見せた。これは嫌な予感がする。……嫌というよりゾ□が慣れないことをしてくるから苦手なのだ。
「主、寝て忘れる以外の方法を試してみる気はないか?」
口ーからの提案にゾ□は苦虫を噛み潰したような表情をする。これだから頭の回転が早い奴は少ない要素で事実に辿り着くから面倒なのだ。
「…ただいま」
こんな挨拶にも慣れないし、戸惑いもあった。
「寝る」
ベッドに乗ってそう宣言するのは、ベッドを占領している口ーに退けというのと、寝る邪魔をするなという両方の意味である。
頭の回る男はすぐに意味を理解できるだろうに考える素振りを見せた。これは嫌な予感がする。……嫌というよりゾ□が慣れないことをしてくるから苦手なのだ。
「主、寝て忘れる以外の方法を試してみる気はないか?」
口ーからの提案にゾ□は苦虫を噛み潰したような表情をする。これだから頭の回転が早い奴は少ない要素で事実に辿り着くから面倒なのだ。
こういう時の同僚たちは酒に走ると聞くが、酔えないゾ□にはそれができないので後は寝るしか方法がなかった。なので、纏わりつくような後味の悪さをシャワーでざっと流してさっさと寝室へと向かう。
寝室に入るとベッドに座って本を読んでいる口ーを見て、そういえば今日は子供関係の仕事だったので連れていかなかったのを今思い出した。サポート役のウンップはいるが、ずっと一人で仕事をしていたからつい忘れてしまうのだ。この家に自分以外がいるのにもまだ慣れない。
こういう時の同僚たちは酒に走ると聞くが、酔えないゾ□にはそれができないので後は寝るしか方法がなかった。なので、纏わりつくような後味の悪さをシャワーでざっと流してさっさと寝室へと向かう。
寝室に入るとベッドに座って本を読んでいる口ーを見て、そういえば今日は子供関係の仕事だったので連れていかなかったのを今思い出した。サポート役のウンップはいるが、ずっと一人で仕事をしていたからつい忘れてしまうのだ。この家に自分以外がいるのにもまだ慣れない。
悪戯で味見をしようとしたぺシャだけどゾの純な反応に逆に手を出せなくなるとか
その後口にバレてお仕置されるぺシャとか
口はゾに何されたか上手に聞き出して自分の手でしっかり上書きしたとか
悪戯で味見をしようとしたぺシャだけどゾの純な反応に逆に手を出せなくなるとか
その後口にバレてお仕置されるぺシャとか
口はゾに何されたか上手に聞き出して自分の手でしっかり上書きしたとか
ゾ「👮だって全部取り締まれないんだから、祓魔師だって同じだ。ねみぃからおやすみ」
去っていくゾを見送る
シャ「えー…あれホントに祓魔師?」
ぺ「……なるほど、口ーさんが面白がるし、欲しがるわけだ」
口「いいだろ?」
ぺ「まぁ、今のところは口ーさんの主でもいいでしょ」
シャ「あれ程なら納得しちゃうよね」
ぺ「ちなみにお零れは?」
口「ダメだ。アレは俺のだ」
シャ「おや、珍しい。けど、独り占めしたくもなるか」
ぺ「口ーさんが楽しいならそれでいいですけど」
口「しばらくは好きにしてろ、と他の奴にも伝えておけ」
ぺシャ「アイアイ!」
ゾ「👮だって全部取り締まれないんだから、祓魔師だって同じだ。ねみぃからおやすみ」
去っていくゾを見送る
シャ「えー…あれホントに祓魔師?」
ぺ「……なるほど、口ーさんが面白がるし、欲しがるわけだ」
口「いいだろ?」
ぺ「まぁ、今のところは口ーさんの主でもいいでしょ」
シャ「あれ程なら納得しちゃうよね」
ぺ「ちなみにお零れは?」
口「ダメだ。アレは俺のだ」
シャ「おや、珍しい。けど、独り占めしたくもなるか」
ぺ「口ーさんが楽しいならそれでいいですけど」
口「しばらくは好きにしてろ、と他の奴にも伝えておけ」
ぺシャ「アイアイ!」