詳細に記載しました。

またこの属の種は胎殻が大きく、浮游幼生期を経ない直達発生であることが示唆されます。大半の種は分布域が狭く、複数の国に跨って産する種は𝙊. 𝙤𝙗𝙩𝙪𝙨𝙖 Wattebled, 1886のみ（ベトナム・タイ・シンガポールで記録あり）なのはこれに起因すると考えられます。なかでも今回の新種ウラウチコダマカワザンショウは突出して分布範囲が狭く、存続基盤がもともと脆弱であるため保全措置が強く求められます。

年明けには、プレスリリースを岡山大学から発出する方向で調整中です。そこではさらに詳しく内容をご紹介しますので、よろしければ拡散をお願いいたします。

稀少性カテゴリに含めても奇異ではありません。

コダマカワザンショウ属𝙊𝙫𝙖𝙨𝙨𝙞𝙢𝙞𝙣𝙚𝙖 Thiele, 1927の現生種は西太平洋の熱帯〜亜熱帯に分布し、台湾〜豪州北部から5種が知られていました。今回の新種は世界最北の現生種です。他にジュラ紀〜第三紀の化石5種が中国から記載されており、以上全10種の網羅的な異名表も文末に挙げました。

この属の軟体部の内部形態は、タイプ種コダマカワザンショウ𝙊. 𝙙𝙤𝙝𝙧𝙣𝙞𝙖𝙣𝙖 (G. Nevill, 1880)（中国南部産）および豪州北部で知られる2種しか検討例がなく、今回の新種はこの属として初めて中枢神経系や鰓・腎臓など外套腔器官の形態を...

こちらでもフォローさせていただきました。

いが☆彡です。

よろしくお願いします。