センター長はGR前から夢主を気に入ってたらいいし、機会があればセンター職員としてすぐ復帰させる算段だったらいい。
GR前と変わらない様子で、夢主の事はお構い無しに現れたらいい。
「貴方を置いていったこと、巻き込んだこと、本当に申し訳ありませんでした。責められる覚悟の上でああしましたが、これでも私、貴方のこと結構頼りにしているんですよ。貴方の霊感は私の千里眼ともあざみさんの念視とも違う、故に貴方にしかできないことが沢山あるんです。身の回りのことも貴方にならなんの心配もせず任せられる。それに私自身、貴方に雑務の殆どを任せていたせいで色々困ってしまいまして。だから、これからもよろしくお願いしますね」

GRから数ヶ月か数年か経ってやっと世間もGRのこと忘れてきて元通りになってきた時、そこから夢主に別人格が生まれるとかではなく、以前の自分の写真や動画や作文とか見て"自分"を演じてほしい。
「センター長は、私は何も関与していないと自ら告げるために、私にも世間と同じことをした。実際本当に何も知らなかった。これはセンター長なりの私の守り方だったんだろう。なら、このままだとセンター長の行動を台無しにしてしまう。上野天誅事件の二の舞は許されない。だから死ぬことは許されない。可哀想な子にならなければ。被害者にならなければ。世間と同じにならなければ。世間が元に戻っているなら、私も戻らなければ。どうやって?」

■■■が国外逃亡してそれをジャスミンが追いかけてることも知らなくて、勝手に無職になって、重要参考人として警察に監視される日常が始まって、センターで働いてたことが世間に公になったことで この子は被害者 その証拠に廻屋はこの子の情報も露呈した って同情の声と、センターで長い間働いてたのに何も知らなかった訳ない! って声で論争が起こって、上野天誅事件の二の舞になりそうで、マスコミが外張ってて、警察が対処してくれるけどただただ人が怖くて、家族にも友達にも会えなくなって、信じられなくなって、笑えなくなって、食べられなくなって、世間のことも自分のことも結構好きだったセンターのことも分からなくなったらいい。

ヒロアカと呪術クロスオーバー

個性だと思っていた能力が実は術式で、いつ死んでもおかしくない呪術師になるが、あれが最期にならないようにもがく🚺の話。

『また会って、あの日言った"最期"を覆したい』

桜が舞う出会いと別れの季節、私は東京の山奥に来ていた。あれから結局勝己とは一言も交わすことなく中学を卒業し、もう1人の幼馴染である出久にも「出久の側は落ち着くから好きだったんだけど、それももう最期だね〜。ヒーロー科頑張ってね。出久なら大丈夫だよ。」と言って、それ以上に事は言わなかった。最期になってほしくないなぁと思いながらも、あれが最期の言葉になるかもしれないと実感せざるを得ない。
だって、私が通う高校は、

東京都立呪術高等専門学校。

私の、墓場になるかもしれない所だ。

君は大激怒して爆破してくるんだろうな。でも、言えないや。「ごめんね。」「あ?」「私がどこ行くのか言えなくて。」「謝るくらいなら言えや」「、、じゃあ謝らんし、言わない」心底不機嫌ですと言うような顔をされてしまった。気付けばあたりもう暗くなっていて、ポツポツと街灯が照らしていた。家が隣だから通学路も一緒。彼から一歩後ろをつんだって歩く。不意に目の前の影が止まって彼の身体がこちらへ向いた時、存在を確かめるように抱きついた。
「これからの事、何も言えなくてごめん。これが最期かもしれないから、、周りの大半は勝己を爆弾みたいだって思ってても、私にとっては唯一無二の精神安定剤だよ」「、、、謝ンなら言え」

「お前、高校どこ行くん」「、、」「おい」「ひみつ」あ"? と凄まれても言えないものは言えない。高校は東京だから静岡を出ることも、なんでその高校なのかも、なんでヒーロー科じゃないのかも、全部言えない。親と進学先の先生達しか知らない私の事情。私には、個性がなかった。でも術式なるものがあった。それは、呪いを払うための力で、呪いとは人の負の感情から生まれるもの。そしてその呪いは呪いでしか払えないこと。今まで幼馴染達に隠し事なんてしたことなかった。してもすぐバレてしまうから。君にはすぐバレてしまうから。今まで隠し事も嘘もついたことなかったね。でも今日からきっと沢山の嘘をついて、隠し事をして、君を騙す。