自立していてなおかつサポートしてくれるならロボットの方が断然良い。
映画だから起承転結の展開も早いし仕方ないけど、腐食ロボットっていう第三勢力の存在はあんまり必要なかったかもね。ネームドもおらず活躍の場も無かったし。
腐っても洋画なので、やはり迫害された側が自由を求めて戦って勝つ、というのは定番。ある意味王道。
ビジュアル的にもっと尖った映画を期待してたけど。
まあ弟の分身も生きてたしいいか。
にしてもスタンリートゥッチの、最強企業の社長役は毎回似合う。スティーブジョブズの雰囲気があるからかね。

物語的に仕方ないけど、ハンナがマジでヤバいやつだったので後半出てくる度に嫌悪感抱いてた。
最後の最後にデジャヴとして、爪痕残した意味として、産まれてくる子の名前はヨナスになったけど、マルタはどうなんですかね...
もとの世界のエピローグをもっと見てみたかったなぁと思う。
ただエピローグに出てきたキャラ以外は殆どがそもそも元の世界では産まれてないから仕方ないか。
ノアとエリザベートの子供がシャルロッテなんて誰が分かんねん。
そういう意味でも家系図がかなり複雑で見ていて面白い。
こういう時間軸移動系は好きなのでもっと他にも見ていきたい。

全編通してなるほどなーと楽しめたけど、最後はやはり終末エンドでヨナス達はある意味で救われてある意味で救われない。ヨナス推しだったのでよけいに悲しい。
悲しいけどそうするしかなかったんや...
結局ウェラーの目の負傷理由は明かされず。調べても出てこない。何か深い理由がありそうで無いのか...？
これを救うにはマルチバースしかないと思っていたらS2最後に別世界のマルタが来て、よっしゃ確変ktkr!!って思ったけど、それすら無限ループの原因で、本当に物語が緻密に作られてる。
これ流し見じゃ絶対面白さ引き出せないと思うけど、見せ方が上手いから「あんま分かってないけどなんとなく楽しい」と思えるのかも。

脱線したが、映画は続編があってもおかしくない終わり方だった。是非とも作って欲しい。
こちらは逆に細かいところは考えず、流れを楽しむ映画であった。
ブレナンの裏切りに見せかけたのはちょっと引っかかった。JKシモンズのガチ悪役も観てみたいところではある。

裁定人を銃殺したりバワリークイーンを引き入れたりと、カリスマ力抜群のウィンストン。
ジョンは全く出ないがコンチネンタルの名に恥じない奇抜さとセンスがあった。
ここからジョンが入ってきて、引退するまでのドラマもあったらなぁとも。
後は他キャラの後日談も観てみたい。
ジーンは植物園デート行くだろうけど、KDや黒人周りが気になる。
30分のドラマで良いので追加欲しいなぁ。

恐竜を科学的見解に基づかない設定にするなら、墜落したのは他の惑星で、ミルズ「恐竜には詳しくないが、あまりにも凶暴すぎる...草食恐竜も見あたらないし、似通ったクリーチャーだろう」でも良かったと思う。
多分予算の関係で全体的に中途半端になってしまったのかも...
とネガティブばかりだが、個人的にそういうツッコミ入れつつも雰囲気ややりたいことは伝わってくるし、最後の酸で撃退の序盤の出来事の回収は良かった。
本当に。設定と物語だけが本当にもったいない。
B級上位らしい映画だった。
こういった単品映画は見ていて疲れないので、もっと増えて欲しいとも思う。

どうあがいてもアダムクレイが死ぬ場面が浮かばない程に安心感があるおかげでハラハラ感は少ない。
ステイサムのアクションだけでなく、演出や見せ方のお陰でいかにヤバい人物か分かる。
わざわざ最初の子会社社長を生かして電話をかけさせたり、次の会社ではいつの間にか社員に紛れて拍手をしてたり...と、かなり恐ろしい。流石すぎる。笑っちゃったよね。
アクションステイサムの良いとこ全部盛りみたいな映画で、年明けに良いもの観させてもらいました。