佐倉朔
banner
i-wu.bsky.social
佐倉朔
@i-wu.bsky.social
この質問は、「起きる時間を遅らせる」と答えておけば、多くの共感を得られそうだ。けれど、もしそれ以外の答えが真っ先に思い浮かぶ人がいたら、ぜひ詳しく聞いてみたい。その人は、今の時間をきちんと生きている気がするからだ。

私はこの問いを通して、限りある人生の過ごし方について、静かに突きつけられたような気分になった。
December 15, 2025 at 4:33 AM
小学生の頃、休み時間が10分伸びたら、それだけで胸が躍った。校庭で一輪車を続けるか、教室で友達とくだらない話をするか、たった10分でも選択肢は無限に感じられた。あるいは、その分だけ早く帰れるのなら、それもまた魅力的だった。小学生にとっての10分は、確かに価値のある時間だった。

激務な社会人時代は、「あと10分あったら苦労しなかった」と思うことの連続だった。電車に乗り遅れないため、朝食を諦め、身支度を削り、それでも足りない。朝起きる時間ですら、10分先延ばしにできたなら、どれほど救われただろうと思っていた。それなのに、今ではその10分に、かつてほどの恩恵を感じない。
December 15, 2025 at 4:33 AM
ありがたいはずの好意が、いつしか重なり合い、私は静かにその味から距離を取りたくなっていた。

私はもともと、強い好き嫌いを持たない。だからこそ、久しぶりに食べるものに心がほどける。
滅多に出会わない味に出会ったとき、人はようやく「食べる」という行為そのものを楽しめるのではないかと思う。

私にとっての好物とは、いつもそこにあるものではない。
忘れかけた頃に、ふと現れてくれるものだ。
December 13, 2025 at 11:23 PM