『命は誰のものか 増補改訂版/香川知晶』
『命は誰のものか 増補改訂版/香川知晶』
『しかし我々が、およそ人間は、身も知らない他人に対しても善意を示す資質を持っている存在であることを前提にするなら、次のようにいうことになろう。─たとえ死後に臓器を提供する意思を現実に表示していなくとも、我々はそのように行動する本性を有している存在である。もちろん、反対の意思を表示することによって、自分は自分の身体をそのようなものとは考えないとしていたときには、その意思は尊重されなければならない。しかしそのような反対の意思が表示されていない以上、臓器を摘出することは本人の自己決定に沿うものである。いいかえるならば、我々は、死後の臓器提供へと自己決定している存在なのである』
『しかし我々が、およそ人間は、身も知らない他人に対しても善意を示す資質を持っている存在であることを前提にするなら、次のようにいうことになろう。─たとえ死後に臓器を提供する意思を現実に表示していなくとも、我々はそのように行動する本性を有している存在である。もちろん、反対の意思を表示することによって、自分は自分の身体をそのようなものとは考えないとしていたときには、その意思は尊重されなければならない。しかしそのような反対の意思が表示されていない以上、臓器を摘出することは本人の自己決定に沿うものである。いいかえるならば、我々は、死後の臓器提供へと自己決定している存在なのである』