ナワリ
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著者の松本亮氏は1970年代以降頻繁にインドネシアを訪れ言語を学び人脈を作り、果ては日本ワヤン協会を設立して日本でワヤンの知名度を広めようと尽力してくれた。
それが巡りめぐって今、私にこうしてワヤン知識を授けてくれている。彼の功績に私はただただ感謝する他ない。
November 13, 2025 at 8:21 AM
番外五編も読み終わり、遂に『ワヤン・ジャワ語り集成を全て読了と相成った。
随分と時間をかけてしまい、また何度も同じ本を借りることになったのは誤算だったが…💧読書ももう少し計画的にな?

語り集成に関しては他の書籍よりも「実際に聞いた上演の書き起こしの翻訳」の面が強く、プノカワン達の本当にどうでもいい合いの手や会話の雰囲気が知れて良かったと思う。
November 13, 2025 at 8:10 AM
番外五『パンジ・アスモロバングン』読了。
パンジ物語はマハーバーラタやラーマーヤナのようなインド叙事詩を基にした物語とは異なり、インドネシア独自の物語。ワヤン・ゲドクとして影絵芝居で上演されることもあれば、ワヤン・ベベルという絵巻物形式で上演されることもある。
とはいえ、ワヤン・ベベルは現在のジャワではわずか2ヵ所でしか行われていないのだとか。

パンジ物語は数は多いものの、基本的にはパンジ王子とスカルタジ王女の恋と別離、そして再開と結婚という流れが決まっており、結末に至るまでの肉付けに数多バリエーションがあるとのこと。色々と細かい地域性が反映されていそうである。
#ワヤンジャワ語り集成
November 13, 2025 at 7:18 AM
番外四『カンチルの冒険』読了。
ワヤン・カンチルと呼ばれる演目群で、ジャワ島に生息する豆鹿を知恵に優れた主人公として、子ども向けの物語が展開される。
大きさは20cm程で、体重もジャワに生息する種は2kg程度しかないらしい。相応に身体も強くないのか輸出されておらず、日本では見ることができない。

身体は小さいがかしこい豆鹿カンチルが、森で起きる厄介事をその気転のよさで解決する。言動はやや小生意気。
#ワヤンジャワ語り集成
November 13, 2025 at 6:36 AM
番外三『ウィサングニの誕生』読了。
マハーバーラタの外伝的な位置付けの演目。アルジュノと天界滞在中の結婚相手ドルソノロとの息子、ウィサングニ誕生譚。
元妻の身勝手な願いを聞き入れたブトロ・グルによる軽率な決断により悲劇に見舞われるアルジュノとドルソノロ。グルの浅慮に怒りのあまり離反する代行神ナロド。

そして生まれたウィサングニとアルジュノ、ナロド、さらにはその秘めたる力を解放した従者スマルにより悪事に荷担した全てが懲らしめられ、物語は本流へと戻っていく。

愛する男女、また家庭を第三者がみだりに引き裂いてはならず、罪なき赤子が殺されるなどあってはならない。勧善懲悪。
#ワヤンジャワ語り集成
November 13, 2025 at 5:41 AM