自分自身の責任において仕事を始めた頃、とても違和感を覚え、次第に嫌になっていったのは「友達価格にしてよ」と言われることだった。

そういう言葉を使う人たちは、実際には俺を友達だと思ってなどいないのだろう。本当に友達だと思うなら、「安くしてもらえたら嬉しいな」という気持ちはぐっと堪えて、応援のために定価で買ってくれるからだ。俺ならそうするし、そうしてきた。

安売りして欲しいというのは、つまりは「私のためにあなたを削ってくれ」とお願いすることに他ならない。それは友達に対してお願いすることではない。

Nobody cares about your story.
Until you win.
So win.

誰もお前のストーリーになど興味はない。
お前が勝つまでは。
だから、勝て。

———

これは極端な言い方かも知れない。家族や友達ならそんなことはないはずだ、と思いたいかも知れない。

だけど、ありとあらゆる勝負に負け続けたらどうだろう。授業で、スポーツで、就職試験で、資格試験で、恋愛で、仕事で……。

負けが込んでいくと、一人また一人と自分に興味をなくしていく。それは自分自身の経験上明らか。しかも、最悪なのは自分自身が自分に興味をなくしていく。

だから、一度くらいは勝ちたい。

愛と平和とハイテンション。

2020年から2023年にかけて、考えさせられることが多かった。

基本的に、人はそれぞれの信じたい世界を信じるものなのだと。

自分にとってどれだけ不自然で、得体が知れなくて、息苦しさすら感じていたとしても、それを心地良く感じる人たちもいる。

俺は自分にとって直感的に「イヤだな」と感じるものは、自分なりに調べて納得した上で避けたい (もしくは考えを改めて受け入れたい) と思う。しかし、そうせずにただ受け入れることで安心を得る人たちもいる。

これは世界をどのように観ているか、人生をどのように生きたいか、そうした根本的な価値観の違いなのだろう。

俺にとって書くことは、過去の自分を癒すことであり、現在の自分を鼓舞することであり、未来の自分に答え合わせを委ねることでもある。

だから、SNSやブログなどに書いていることは、どちらかと言えば自分に向けて発している言葉だ。

だけど、それが誰かの心に残ることがあったなら、それほど嬉しいことはない。自分のためにやったことが、誰かのためにもなる。それが幸せなのではないかと思う。

仕事のことや人生のこと、心のこと。2012年9月から考え続け、直視し続け、言葉にし続けてきた。幸いなことに、そうした経験を聞きたいと言ってくれる人もいた。

これから先の人生では、もっと伝えることを仕事にしていけたらと思う。

Threadsを始めるときに思ったこと。

「X (旧Twitter) との違いはどうしよう？」

しかし、実際にやり始めたら自然と差別化されていった。

思えば、「どうしよう？」とやる前にアレコレ考えていても、やり始めたら自然と解決することは多かった。

個人的な考えだが、いわゆる「PDCA」を俺は信じていない。順序的には、「D (Do)」が最初にくる。

もちろん、自分や会社のミッションやビジョン、つまり全体的な方向性から外れていないことが前提条件だが、そこから外れていないならまずはやってみるといい。

そして、その後に結果を確認して、修正しながらさらに先に進む。その方が辿り着くのが早い。

Bluesky 始めてみよう！