この作品ではペルスヴァルがアリマタヤのヨセフの血筋であり、聖杯を手にする人物として書かれています。しかし、後の作品ではガラハッドがアリマタヤのヨセフの血筋として聖杯を手にする人物になっています。
この作品ではペルスヴァルがアリマタヤのヨセフの血筋であり、聖杯を手にする人物として書かれています。しかし、後の作品ではガラハッドがアリマタヤのヨセフの血筋として聖杯を手にする人物になっています。
アーサー王伝説に登場するバン王は聖杯と関りが深い人物で、「ランスロ=聖杯サイクル(流布本物語群)」では、バン王の孫にあたるガラハッドが聖杯探索に成功するのですが、聖杯探索を成功させる者の条件として、バン王の血筋というのが重要な条件の一つだったりします。
正確には「アリマタヤのヨセフ」という人物の血筋であることが大事なのですが、「ランスロ=聖杯サイクル」ではバン王がその子孫であるとされているので、その孫であるガラハッドが血筋の条件に当てはまるわけです。
アーサー王伝説に登場するバン王は聖杯と関りが深い人物で、「ランスロ=聖杯サイクル(流布本物語群)」では、バン王の孫にあたるガラハッドが聖杯探索に成功するのですが、聖杯探索を成功させる者の条件として、バン王の血筋というのが重要な条件の一つだったりします。
正確には「アリマタヤのヨセフ」という人物の血筋であることが大事なのですが、「ランスロ=聖杯サイクル」ではバン王がその子孫であるとされているので、その孫であるガラハッドが血筋の条件に当てはまるわけです。
聖杯が最初に登場する「聖杯の物語」(1182年、フランス語)ではまだ聖杯の宗教要素が薄いため主人公には恋人がいます。
ドイツ人の作家によって書かれた「パルチヴァール」(1200年頃、ドイツ語)も宗教要素が薄いので主人公には妻と子供がいます。
聖杯が最初に登場する「聖杯の物語」(1182年、フランス語)ではまだ聖杯の宗教要素が薄いため主人公には恋人がいます。
ドイツ人の作家によって書かれた「パルチヴァール」(1200年頃、ドイツ語)も宗教要素が薄いので主人公には妻と子供がいます。
保護者のいない乙女、自分の利益のための行動、というのがナシエンスに当てはまるのはもちろんのこと、震えながら主人公の部屋に向かうブランシュフルールと震えながら主人公に飲ませる薬を調合するナシエンスという細かい描写も一致していることに気付いたので、これは確実に意図して描かれているだろうと思いました。
保護者のいない乙女、自分の利益のための行動、というのがナシエンスに当てはまるのはもちろんのこと、震えながら主人公の部屋に向かうブランシュフルールと震えながら主人公に飲ませる薬を調合するナシエンスという細かい描写も一致していることに気付いたので、これは確実に意図して描かれているだろうと思いました。
「聖杯の神話」著者ジャン・フラピエ、筑摩書房。
ストーリーの詳しい解説が載っています。また、クレティアンの死後に書かれた聖杯の物語の続篇や偽作プロローグについても触れられているので、色々と知れてよかったです。
聖杯はクレティアンによって生み出されたアイテムであるため、クレティアンはどこからその発想を得たのか?という研究についても書かれています。
「聖杯の神話」著者ジャン・フラピエ、筑摩書房。
ストーリーの詳しい解説が載っています。また、クレティアンの死後に書かれた聖杯の物語の続篇や偽作プロローグについても触れられているので、色々と知れてよかったです。
聖杯はクレティアンによって生み出されたアイテムであるため、クレティアンはどこからその発想を得たのか?という研究についても書かれています。
今年もいろいろと好きなことを書いていきたいなと思います。
今年もいろいろと好きなことを書いていきたいなと思います。
七つの大罪においては、ハーレクインが妖精族で、ディアンヌが巨人族。ハーレクインは妖精王の森を守っている。ハーレクインとディアンヌの二人で設定を分け合っているようにも思えます。
妖精や巨人はアーサー王伝説とは関係のない物語にも登場する存在なので、七つの大罪のハーレクインとディアンヌに関してはアーサー王伝説以外の神話的な要素が多いような気がします。
七つの大罪においては、ハーレクインが妖精族で、ディアンヌが巨人族。ハーレクインは妖精王の森を守っている。ハーレクインとディアンヌの二人で設定を分け合っているようにも思えます。
妖精や巨人はアーサー王伝説とは関係のない物語にも登場する存在なので、七つの大罪のハーレクインとディアンヌに関してはアーサー王伝説以外の神話的な要素が多いような気がします。
アーサー王伝説の作品において、ディアンヌは森の女神であり、ヴィヴィアン(ニムエ)の祖母とされています。祖母ではなく、ニムエの父であるディオナスの友人とされている作品もあるそうです。
「流布本物語群(ランスロ=聖杯サイクル)」の作品の一つである「流布本マーリン」に登場するそうですが、この作品は日本語に訳された本がないようです。
ディアンヌという名前はローマ神話の月の女神ダイアナの別名でもあるので、七つの大罪のディアンヌのキャラ設定にアーサー王伝説のディアンヌの要素はあまりないかもしれません。
アーサー王伝説の作品において、ディアンヌは森の女神であり、ヴィヴィアン(ニムエ)の祖母とされています。祖母ではなく、ニムエの父であるディオナスの友人とされている作品もあるそうです。
「流布本物語群(ランスロ=聖杯サイクル)」の作品の一つである「流布本マーリン」に登場するそうですが、この作品は日本語に訳された本がないようです。
ディアンヌという名前はローマ神話の月の女神ダイアナの別名でもあるので、七つの大罪のディアンヌのキャラ設定にアーサー王伝説のディアンヌの要素はあまりないかもしれません。
マーリンは魔術だけでなく予言もできる魔術師で、アーサー王や色んな人物に助言をくれます。
その反面、悲劇が起こった後に登場するマーリンに対して、マーリンならやろうと思えば助けられたのではないか?と読者がマーリンの考えを考察することになり、良い人とも悪い人とも思える不思議な人物になっています。
マーリンは魔術だけでなく予言もできる魔術師で、アーサー王や色んな人物に助言をくれます。
その反面、悲劇が起こった後に登場するマーリンに対して、マーリンならやろうと思えば助けられたのではないか?と読者がマーリンの考えを考察することになり、良い人とも悪い人とも思える不思議な人物になっています。
現代のアーサー王伝説を扱った作品の多くで重要キャラとして登場します。
ただアーサー王伝説は元々は別作品だったものを後世で混ぜ合わせながら広がった作品群なので、古い作品だとマーリンが登場しない作品もあり、初期の聖杯物語にもマーリンは登場していません。
マーリンが登場する作品は色々あり内容も様々です。有名な話以外にも色んなバリエーションの話があります。
現代のアーサー王伝説を扱った作品の多くで重要キャラとして登場します。
ただアーサー王伝説は元々は別作品だったものを後世で混ぜ合わせながら広がった作品群なので、古い作品だとマーリンが登場しない作品もあり、初期の聖杯物語にもマーリンは登場していません。
マーリンが登場する作品は色々あり内容も様々です。有名な話以外にも色んなバリエーションの話があります。
物語全体で見ると決して完璧とは言えない主人公なのですが。偶然、相性の良いヒロインと出会い上手く話が噛み合って最高の結末になる。
「パルチヴァール」の主人公とヒロインが特にそうですね。
物語全体で見ると決して完璧とは言えない主人公なのですが。偶然、相性の良いヒロインと出会い上手く話が噛み合って最高の結末になる。
「パルチヴァール」の主人公とヒロインが特にそうですね。
パーシバルは木霊の谷の異常に気づかずそこを天国だと思うほどだったので、ナシエンスが谷を救おうとしているのを見ていなかったら、パーシバルは谷を救う必要があることに気づかなかった可能性があります。
パーシバルは敵を倒し、その結果、谷は救われました。ナシエンスはパーシバルを「俺の英雄」と呼んでいます。けれど、谷を救おうとするナシエンスの頑張りがなければパーシバルは英雄にはなってなかったかもしれません。
パーシバルは木霊の谷の異常に気づかずそこを天国だと思うほどだったので、ナシエンスが谷を救おうとしているのを見ていなかったら、パーシバルは谷を救う必要があることに気づかなかった可能性があります。
パーシバルは敵を倒し、その結果、谷は救われました。ナシエンスはパーシバルを「俺の英雄」と呼んでいます。けれど、谷を救おうとするナシエンスの頑張りがなければパーシバルは英雄にはなってなかったかもしれません。
その後、主人公は漁夫王の城では人々の苦しみを察することができなかったため失敗しています。
その後、主人公は漁夫王の城では人々の苦しみを察することができなかったため失敗しています。
初めて漁夫王の城を訪れた時、傷の痛みに苦しむ漁夫王をいたわる言葉もありませんでした。
パーシバルは祖父のことを思って旅に出たい気持ちを抑えていたので、聖杯の物語の主人公とは真逆の状況ではあるのですが、祖父は旅立って欲しいと思っていたので祖父の気持ちまでは理解できていなかったことになります。
さらに仲間の気持ちを考えずに消えてしまったことも、人の気持ちを考える力がまだ足りなかったことがわかります
初めて漁夫王の城を訪れた時、傷の痛みに苦しむ漁夫王をいたわる言葉もありませんでした。
パーシバルは祖父のことを思って旅に出たい気持ちを抑えていたので、聖杯の物語の主人公とは真逆の状況ではあるのですが、祖父は旅立って欲しいと思っていたので祖父の気持ちまでは理解できていなかったことになります。
さらに仲間の気持ちを考えずに消えてしまったことも、人の気持ちを考える力がまだ足りなかったことがわかります
聖杯物語の主人公をモデルとした漫画の主人公が相手を思いやることなく最終回を迎える、というのは有り得ないと思っているので、主人公や味方にまだその行動が見られないということは、最終回までの道のりはまだ長いのだろうなという気がします。
相手の苦しみに対して同情し、その人を救う、という事をやってこそ主人公だと思うので。
今はまだ成長を見守る段階ですね。
聖杯物語の主人公をモデルとした漫画の主人公が相手を思いやることなく最終回を迎える、というのは有り得ないと思っているので、主人公や味方にまだその行動が見られないということは、最終回までの道のりはまだ長いのだろうなという気がします。
相手の苦しみに対して同情し、その人を救う、という事をやってこそ主人公だと思うので。
今はまだ成長を見守る段階ですね。
「聖杯の物語」の内容を引き継いで物語を完結させた作品である「パルチヴァール」では、主人公は目標としていた聖杯王の傷を癒すことに成功し、新たな聖杯王となって物語は完結します。
聖杯の物語は「聖杯」という不思議なアイテムの話であると同時に、主人公の成長物語でもあります。これらの作品が伝えたいこと、主人公が到達すべき姿は、心の底から相手を思いやることの出来る人間になること、だと考えられます。
「聖杯の物語」の内容を引き継いで物語を完結させた作品である「パルチヴァール」では、主人公は目標としていた聖杯王の傷を癒すことに成功し、新たな聖杯王となって物語は完結します。
聖杯の物語は「聖杯」という不思議なアイテムの話であると同時に、主人公の成長物語でもあります。これらの作品が伝えたいこと、主人公が到達すべき姿は、心の底から相手を思いやることの出来る人間になること、だと考えられます。
クレティアンは登場人物の名前を重要なイベントが起こった後に明かします。
そのイベントが起こるまでは、読者には主人公の名前が分かりません。
主人公のペルスヴァルの名前が判明するのは、物語の中核となる漁夫王の城で主人公が聖杯を目撃した後、試練に失敗した後となっています。
クレティアンは登場人物の名前を重要なイベントが起こった後に明かします。
そのイベントが起こるまでは、読者には主人公の名前が分かりません。
主人公のペルスヴァルの名前が判明するのは、物語の中核となる漁夫王の城で主人公が聖杯を目撃した後、試練に失敗した後となっています。
深読みではありますが、ナシエンスの「恋をした相手によって性別が決まる」という設定と、パルチヴァールのヒロインの台詞が繋がっているように見えて、
ナシエンスの性別がパーシバルによって変わったということはつまり、パルチヴァールのヒロインの台詞をナシエンスは台詞ではなく身体で表しているということになるんじゃないかなと思いました。
深読みではありますが、ナシエンスの「恋をした相手によって性別が決まる」という設定と、パルチヴァールのヒロインの台詞が繋がっているように見えて、
ナシエンスの性別がパーシバルによって変わったということはつまり、パルチヴァールのヒロインの台詞をナシエンスは台詞ではなく身体で表しているということになるんじゃないかなと思いました。
木霊の谷のパーシバルとナシエンスの描写が「聖杯の物語」の主人公とヒロインの描写と重なる、というのは前から思っていた事なのですが、
妖精界編の二人の描写は「パルチヴァール」の主人公とヒロインの描写と重なるところがあるな、と最近思いました。
木霊の谷のパーシバルとナシエンスの描写が「聖杯の物語」の主人公とヒロインの描写と重なる、というのは前から思っていた事なのですが、
妖精界編の二人の描写は「パルチヴァール」の主人公とヒロインの描写と重なるところがあるな、と最近思いました。
パーシバルの兄弟関係は現時点で3パターンがあって、
バルギスを祖父とした場合の兄弟はパーシバルとディオドラの二人兄弟、
器となっている人間の体は第七王子だったので少なくとも七人以上の兄弟、
パーシバルは生命の精霊を兄弟と呼んでいる、
一つの作品の中に複数パターンの兄弟関係が作られているのが凄いなと思います。
パーシバルの兄弟関係は現時点で3パターンがあって、
バルギスを祖父とした場合の兄弟はパーシバルとディオドラの二人兄弟、
器となっている人間の体は第七王子だったので少なくとも七人以上の兄弟、
パーシバルは生命の精霊を兄弟と呼んでいる、
一つの作品の中に複数パターンの兄弟関係が作られているのが凄いなと思います。
クレティアン作「ペルスヴァルまたは聖杯の物語」主人公は三人兄弟の末子です、
ヴォルフラム作「パルチヴァール」異母兄が一人います、
作者不明「ペルレスヴォー、聖杯の高貴な物語」姉妹が一人います、
作者不明「聖杯の探索」姉妹が一人います、
マロリー作「アーサー王物語」複数の兄弟と姉妹が一人います、
作者不明「エヴロウグの息子ペレディルの物語(マビノギ)」主人公は七人兄弟の末子です、
兄弟は故人のことも多く、妹の名前は書かれていないことが多いです。
クレティアン作「ペルスヴァルまたは聖杯の物語」主人公は三人兄弟の末子です、
ヴォルフラム作「パルチヴァール」異母兄が一人います、
作者不明「ペルレスヴォー、聖杯の高貴な物語」姉妹が一人います、
作者不明「聖杯の探索」姉妹が一人います、
マロリー作「アーサー王物語」複数の兄弟と姉妹が一人います、
作者不明「エヴロウグの息子ペレディルの物語(マビノギ)」主人公は七人兄弟の末子です、
兄弟は故人のことも多く、妹の名前は書かれていないことが多いです。
パーシヴァルの妹のディンドラーネ(ディンドラン)がこの作品に登場するというので、内容を知りたいと思って読み始めました。
この作品は他の作品とは内容が全く違うので、妹の役目も他の作品とはまったく違います。
時間がかかりそうですが最後まで読みたいと思います。
パーシヴァルの妹のディンドラーネ(ディンドラン)がこの作品に登場するというので、内容を知りたいと思って読み始めました。
この作品は他の作品とは内容が全く違うので、妹の役目も他の作品とはまったく違います。
時間がかかりそうですが最後まで読みたいと思います。