Yoshihiko Takahashi
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Yoshihiko Takahashi
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『カール・クラウスと危機のオーストリア――世紀末・世界大戦・ファシズム』、『ウィーン1938年 最後の日々――オーストリア併合と芸術都市の抵抗』(ともに慶應義塾大学出版会)。つぶやきは主に読書メモ、新聞メモ、広島カープ。
晩年、ガンで死の床にあった伊藤整は妻に向かって「あんたは良いおくさんだった。あんたのような良いおくさんがこの世の中にいたとは不思議なぐらいだ」と感謝したあとでこう付け加えた。「しかし、良いおくさんとは別に、世の中にはイイ女というのがいるからなア」。
November 7, 2025 at 2:25 PM
北海道ガスはポイントで札響のCDをくれるので大変嬉しいのだけど、なぜか毎回尾高忠明のシベリウス。だいぶ揃ってまいりました。
November 5, 2025 at 9:41 AM
あと明治大学の図書館でやってる坂口尚展も良かった。一応一休の名は入っているものの前期の展示は長編3部作をまんべんなく。『石の花』の原画が見られるだけでなく創作ノートまで展示されていて大感激。ものすごく綿密に準備しているのがわかるノートでした(全部読んでみたい)。
November 4, 2025 at 2:25 PM
パナソニック汐留美術館でやってる『ウィーン・スタイル』展、かなりおすすめです。ウィーン好きはもちろん、家具、食器、レースなどのデザインに興味がある人にも刺さるはず。ぼく的にはキャバレー・フレーダーマウスの壁のタイルという珍品が見れたのがよかった。
panasonic.co.jp/ew/museum/ex...
ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末 | パナソニック汐留美術館 Panasonic Shiodome Museum of Art | Panasonic
パナソニック汐留美術館(東京・汐留)ではフランスの画家ジョルジュ・ルオーのコレクションを常設・企画展で一般公開するほか「建築・住まい」「工芸・デザイン」をテーマとした企画展を開催しています。2025年10月4日(土)〜 12月17日(水)は、ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末を開催しております。
panasonic.co.jp
November 4, 2025 at 2:24 PM
初めて聴いたベリオ『シンフォニア』第3楽章凄かった。マーラーの2番を土台に古今の名曲が引用されていて、まさに闇鍋的カオス。曲紹介の際に片山さんが引用されている元の曲の作曲者と曲名を早口で羅列していく口調が、志ん生の『黄金餅』での下谷山崎町から麻布絶江までの口上のようでまた良かった。
www.nhk.jp/p/classicmei...
戦後前衛の熟れた果実〜ルチアーノ・ベリオ生誕100年〜 - クラシックの迷宮
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October 29, 2025 at 1:31 PM
「アイザイアの友人は男女を問わずほとんどすべてが等しく[バーリンの結婚に]驚きを表明した。彼は皆が知っている誰よりも結婚できそうにない男だったのである」(イグナティエフのバーリン伝より)。
October 7, 2025 at 4:13 PM
ラヴェルのピアノ協奏曲といえばゴジラだが、片山先生の伊福部論によると、この話題を出すのは「禁句」だったとのこと。片山先生も何度か質問してしまったようですが、最終的に「やっぱり似てないですよ。調子だって違うし、受ける感覚もまるで違う」と話すと、伊福部は相好を崩し「そうでしょう、そんなに似てないでしょう。ラヴェルは好きだし、ピアノ協奏曲もかなり好きですけれどもね。あそこに似せるつもりで考えたことはないですね。ドシラ・ドシラなんて、探せば、かたちだけなら誰の曲にも出てくるのではないですか。問題はそれをどう使うかで。もちろんラヴェルは大好きなのですが…」と禅問答のような応答を続けたという。
October 7, 2025 at 4:12 PM
似顔絵がいいと思いジャケ買いしたラヴェルのCD。ピアノ協奏曲、左手のためのピアノ協奏曲、ボレロ、ラ・ヴァルスと選曲もよい。
October 7, 2025 at 4:05 PM
「戦争と政治家」第5回は田中角栄の秘書だった朝賀昭氏。角栄は映画『真空地帯』を見ては涙していたらしい。満州での兵役時代にはビンタされ、セミもさせられていたとのこと。
www.asahi.com/sp/articles/...
(戦争と政治家 戦後80年の証言:5)話せばわかる、オヤジさんの平和主義 朝賀昭氏:朝日新聞
戦後80年の今年、太平洋戦争以前に生まれた現役国会議員はほとんどいなくなり、衆参両院の約99%を戦後世代が占める。かつて旧満州(現・中国東北部)に出征した経験がある田中角栄元首相(故人)は、「戦争を…
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August 19, 2025 at 12:52 PM
群馬県立美術館で鹿島茂コレクション展を開催中と聞きはるばる館林へ。『子供より古書が大事と思いたい』で紹介されている雑誌も展示されておりました。ぼく的には一次大戦中に出されていた、ポール・イリーブとジャン・コクトーによる『ル・ボ』が特に面白かった。時節柄風刺画が多く、ザリガニに乗ったヴィルヘルム二世とか「必敗爺さん」と揶揄されたフランツ・ヨーゼフとか、パリを中心としたバラの花弁を食べる毛虫=ドイツの絵とか、いずれもとても面白い。図録は普通に本屋で売っているので興味のある方はぜひ!
www.heibonsha.co.jp/smp/book/b66...
フランスのモダン・グラフィック 鹿島茂コレクション - 平凡社
フランスのモダン・グラフィック 鹿島茂コレクション詳細をご覧いただけます。
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May 20, 2025 at 6:47 PM
土曜の夜なのでいつも通り『クラシックの迷宮』を聴き終えたら、アントン・カラスの音楽が流れ出して新しい番組が始まったことを知った。『FMシネマサウンズ』、良い。
www.nhk.jp/p/rs/4883M34...
人生が輝くとき - FMシネマサウンズ
映画作品を俳優が語り、その音楽が響きます。いつか観た、観たかった映画のシーンを思い浮かべてください。
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April 5, 2025 at 12:34 PM
神戸市長がブログで拙著を紹介してくれました。お読みいただきありがとうございます。
hisamoto-kizo.com/blog/?p=11367
高橋義彦『ウィーン1938年 最後の日々』
1938年、ナチス・ドイツはオーストリアを併合しました。(Anschluss) 本書は、1938年2月12日に行われたオーストリア首相シュシュニクとヒトラーとの会談に始まり、ドイツ軍のオーストリアへの
hisamoto-kizo.com
March 27, 2025 at 8:21 PM
オスマン帝国による迫害に抵抗し、モーセ山に立てこもったアルメニア人を題材にしたフランツ・ヴェルフェルの『モーセ山の四十日』。まるで旧約聖書のような物語であった。単にトルコ対アルメニアという話ではなく、アルメニア人のなかにも悪人はいるし様々な対立もある。最後まで読ませる小説。
ヴェルフェルの作品は日本語で読めるものは少ないので(邦訳のあるものも古くて絶版)ぜひ文庫化してほしい。
www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-978...
モーセ山の四十日〈前編〉
知られざるアルメニア人の運命。史実にもとづく歴史小説。血沸き、胸躍る感動の物語。
www.kinokuniya.co.jp
March 27, 2025 at 8:17 PM
去年金木の斜陽館に行ってから太宰関係の本をよく読んでいるのだが、本書は津島家が維新後に財をなしてから戦後没落するまでを描く。とはいえやはりハイライトは家長であり政治家である兄文治と、アカにひかれ酒と女に溺れる弟修治の対立だろう。戦後知事や参院議員も務めた文治に、ある時秘書が「おどさ、なんぼ偉い政治家でも、三十年、五十年とたてば、文治の名は消える。が、太宰の名は残るな」というと、文治は「そだば、あれにかて負けたか…」とつぶやいたという。政治家業を継いだのが文治の子ではなく太宰の娘婿津島雄二だったというのも歴史の皮肉か。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
『津島家の人びと』秋山 耿太郎|筑摩書房
筑摩書房『津島家の人びと』の書誌情報
www.chikumashobo.co.jp
February 17, 2025 at 8:48 PM
本日の朝日声欄(「ラジオと私」がテーマ)に良い投稿があった。時は1973年10月、大の虎党である投稿主さんは巨人戦の中継を聞くために、当時暮らしていた長野(野球中継の放送がなかった)から電波を拾うために信越線に乗ってわざわざ高崎まで出て携帯ラジオで試合中継を聞いたという。
ただこの年は巨人V9の年。投稿には書いてなかったが、阪神は巨人とデッドヒートを繰り広げた揚げ句、最終戦勝ったほうが優勝という巨人戦に0-9で惨敗し、甲子園球場は大荒れとなる。この幕切れへの投稿主さんの感想も聞いてみたかった。
February 8, 2025 at 12:33 PM
檀一雄『小説太宰治』面白かった。有名なエピソードだけど、熱海で金欠になった太宰に金を届けてくれと太宰の妻に頼まれた檀が、文字通りミイラ取りがミイラとなって一緒に熱海で豪遊して金が無くなり、太宰は菊池寛から金を借りてくると東京へ一人帰るも一向に戻ってこない。しびれを切らし借金取りと一緒に上京して井伏鱒二の家に乗り込むと、太宰は飄然と将棋を指している。激怒する檀に太宰は一言「待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね」。これは太宰にしか言えない台詞。檀はこの時の太宰の苦衷がのちの『走れメロス』につながったのではと推測しているが、さあどうだろう。
February 5, 2025 at 8:44 PM
國學院栃木短大閉めるんだ…。博論を出したあと行くあてのないぼくを最初に非常勤講師として使ってくれたのが同大だった。大倉山から渋谷経由で銀座線、浅草松屋で深川太郎の弁当を買って区間快速で栃木に通った日々が懐かしい。専任の先生もいい方々でたまに飲んだりもした。
www.tochigi-tv.jp/news3/page.p...
國學院大學栃木短期大学 学生の募集を26年度以降停止「約60年の歴史に幕」-NEWS - とちテレ
とちぎテレビは栃木SCやアイスバックス、サッカー、ラグビー、高校野球等、スポーツ全般・観光・ニュース・イベントなど、とちぎの人と文化をTVを通じてご紹介いたします。
www.tochigi-tv.jp
February 5, 2025 at 6:41 PM
泉谷さんいいこと言う。
「年配のアーティストなら誰でも、昔の曲ばかり要求されるのは面白くないというのはあるだろう。でも俺は全然構わないと思ってる。だって、つくっちゃったんだから。歌を聞いて、人生が変わっちゃった人だっているわけじゃない。その責任をある程度は取らないとな」。
www.asahi.com/articles/DA3...
(語る 人生の贈りもの)泉谷しげる:8 〈季節のない街…〉ひらめいた1行:朝日新聞
■シンガー・ソングライター/俳優、泉谷しげる 《初期の代表曲の一つに「戦争小唄」がある。〈戦争だ戦争だ戦争だ/待ちに待った戦争だ〉という反語的な反戦歌だ》 勢いでつくっちゃったような曲だけど、ベトナ…
www.asahi.com
February 5, 2025 at 12:48 PM
檀一雄によると、中原中也は酔って散々人に絡んで暴れたあげく娼家で値切って追い出され、明け方の雪の街を「汚れちまった悲しみに/今日も小雪の降りかかる」と吟じながらふらついてたという。自称文学青年がこれを真似ると滑稽にしかならないが、本人がやると妙に格好がつきますね。
February 4, 2025 at 7:42 PM
通ってるラーメン屋が期間限定で背脂ラーメンを出していて、スープがあっさり煮干しと濃厚煮干しから選べるのだけど、あっさりのほうが美味かった。背脂を売りにするなら下手にスープに凝るよりあっさりシンプルなスープにした方が良いという芹沢さんのコメントを食べてから思い出した(『らーめん才遊記』2巻参照)。
February 2, 2025 at 6:33 PM
先日の東京行。歴博の鄭成功展、早稲田の築地小劇場展、駒場の旧前田侯爵邸(三島展は惜しくも休館日)、太田美術館の江戸メシ展を歴訪。歴博は相変わらずのボリュームで半日がかり、築地は演劇のポスターがよく、前田邸はガラガラな上に無料、太田は面白かったが激混み。図録を出して欲しい。
January 21, 2025 at 10:34 AM
ハヤカワブッククラブで森泉版『ソラリス』を予約し、十何年ぶりにレムの原作を読み直し、タルコフスキーの映画版も見直した。あとは届くのを待つのみ。楽しみ。
January 20, 2025 at 7:03 PM
岩下尚史『直面』すごく面白かった。昭和29年から3年にわたり三島と付き合いのあった豊田貞子からの聞き書きという形の回想録。三島の素顔や小説の種となったエピソードが知れるのも興味深いが、インタビューでの語り口も今や失われつつある東京言葉で良い。豊田氏は女子校一期生とのことで、池田彌三郎や「おそろしく気味の悪いおじいさん」折口信夫など戦後すぐの慶應の話も興味深かった。また巻末には『鏡子の家』のモデル湯浅あつ子へのインタビューも併録。三島の女は豊田さんと妻のみ、「だいいち、ほかに女でもあれば、楯の会なんて作りません」と一刀両断。
books.bunshun.jp/ud/book/num/...
若き三島と恋をした女性による歴史的証言『直面(ヒタメン)三島由紀夫若き日の恋』岩下尚史 | 電子書籍 - 文藝春秋
若き三島と恋をした女性による歴史的証言 「金閣寺」執筆前後、結婚前の三島由紀夫の愛を一身に受けた一人の女性。長い沈黙を破り若き恋愛の日々のすべてを著者に打ち明ける。『直面(ヒタメン)三島由紀夫若き日の恋』岩下尚史
books.bunshun.jp
January 12, 2025 at 1:23 PM
本日のクラシックの迷宮は武満の師にあたる清瀬保二特集。啄木の歌曲が良かった。「東海の〜」と「はたらけど〜」の二曲。
www.nhk.jp/p/classicmei...
武満徹の師 清瀬保二生誕125年 - クラシックの迷宮
www.nhk.jp
January 11, 2025 at 12:46 PM
本日の朝日、穂村弘さんの言葉季評。「秋晴れに父の科白を思い出す『コタツは文化の日に出すんや』と」を引きつつ、その改悪例として「冬晴れに父の科白を思い出す『おせちは正月に食うんや』と」という短歌を挙げている(つまり父のセリフが常識的すぎる)。
しかしおせちを大晦日の晩に食べ始める道民の立場からすると、後者も十分面白い歌になっている気がする。
www.asahi.com/articles/DA3...
(言葉季評)バラバラのバナナを許せるか 思い込みと常識、絶妙な加減 穂村弘:朝日新聞デジタル
先日、新聞の短歌欄でこんな作品に出会った。 《秋晴れに父の科白を思い出す「コタツは文化の日に出すんや」と》 田畑秀樹「日経歌壇」 へえ、と思った。これは「父」個人の意見なのか。それとも、自分が知らな…
www.asahi.com
January 9, 2025 at 1:54 PM