パフォーマンス 山田岳
みっちり即興演奏を含む2時間、全35曲、8本のギターを駆使(まったくギターを使わない1曲あり)。特殊奏法?のオンパレード。曲順は奏者の解釈により並べ替え。
ヴェーベルンを思わせる#1、アコースティックギターをヴィオールのように縦に構えて膝に挟み弓で弾いた、幽玄ささえ感じる#8、後半の始めに弾かれた「プレリュード・ロック」と曲名を与えたくなる#32(おそらくロックの名曲の一部がコラージュされていた)、1本床置き・1本がふつうの抱える体勢の2本で演奏された#28は東南アジアの箏類を思わせる美しさ。
パフォーマンス 山田岳
みっちり即興演奏を含む2時間、全35曲、8本のギターを駆使(まったくギターを使わない1曲あり)。特殊奏法?のオンパレード。曲順は奏者の解釈により並べ替え。
ヴェーベルンを思わせる#1、アコースティックギターをヴィオールのように縦に構えて膝に挟み弓で弾いた、幽玄ささえ感じる#8、後半の始めに弾かれた「プレリュード・ロック」と曲名を与えたくなる#32(おそらくロックの名曲の一部がコラージュされていた)、1本床置き・1本がふつうの抱える体勢の2本で演奏された#28は東南アジアの箏類を思わせる美しさ。
(同世代...)
(同世代...)
なんとタイトルロールが体調不良で降板。色々流行ってますものねー...。しかし、終演後にカバーの駒田氏へブーイングした輩がいたが、これは無粋。ヴォツェックは、たとえば「フローリアン・フォークトがいないローエングリン」とは違うでしょうに。
なんとタイトルロールが体調不良で降板。色々流行ってますものねー...。しかし、終演後にカバーの駒田氏へブーイングした輩がいたが、これは無粋。ヴォツェックは、たとえば「フローリアン・フォークトがいないローエングリン」とは違うでしょうに。
アンコールの最後に「野辺の寂しさ」。この曲を聴くと私はマーラーの交響曲第3番第6楽章を思い出す。マーラーさん、やっぱりあなたもブラームスの音楽好きなんでしょ、と言いたくなる。
アンコールの最後に「野辺の寂しさ」。この曲を聴くと私はマーラーの交響曲第3番第6楽章を思い出す。マーラーさん、やっぱりあなたもブラームスの音楽好きなんでしょ、と言いたくなる。
ペルト:マニフィカト(1989)/ヌンク・ディミティス(2001)/石膏の壷を持つ女(1997)/鹿の叫び(2007)
ヒルボリ:Mouyayoum(1983~85)
R.シュトラウス:《2つの歌》op.34から「夕べ」
リゲティ:ヘルダーリンによる3つの幻想曲(1982)
S=D.サンドストレム:4つの愛の歌(2008)
B.ビーストレム:グローリア(2025)
(アンコール)
J.サンドストレム「山風の歌」
ステンハンマル「後宮の庭で」
アルヴェーン「そして乙女は輪になって踊る」
ペルト:マニフィカト(1989)/ヌンク・ディミティス(2001)/石膏の壷を持つ女(1997)/鹿の叫び(2007)
ヒルボリ:Mouyayoum(1983~85)
R.シュトラウス:《2つの歌》op.34から「夕べ」
リゲティ:ヘルダーリンによる3つの幻想曲(1982)
S=D.サンドストレム:4つの愛の歌(2008)
B.ビーストレム:グローリア(2025)
(アンコール)
J.サンドストレム「山風の歌」
ステンハンマル「後宮の庭で」
アルヴェーン「そして乙女は輪になって踊る」
マーラーの歌曲はどうしても暗い雰囲気になるので、こうしてユーモアで「これは作り話だよ」と言っておしまいにするのだろうか。
マーラーの歌曲はどうしても暗い雰囲気になるので、こうしてユーモアで「これは作り話だよ」と言っておしまいにするのだろうか。
youtu.be/qyZACyXFIVI?...
youtu.be/qyZACyXFIVI?...
・台本作者と作曲者の世界観が強烈に表出される作品かと思ったが、6場の重唱が示すように意外に抑制的な表現に感じられた。
・効果的な照明。圧倒的な有馬氏による電子音響(これにはヤラレタ)。
・でも、歌の比重が軽くて「これオペラ?」という向きはあるだろうが、そこは私的には全然アリと思った。
・台本作者と作曲者の世界観が強烈に表出される作品かと思ったが、6場の重唱が示すように意外に抑制的な表現に感じられた。
・効果的な照明。圧倒的な有馬氏による電子音響(これにはヤラレタ)。
・でも、歌の比重が軽くて「これオペラ?」という向きはあるだろうが、そこは私的には全然アリと思った。
www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784...
www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784...
〈「芸術」の一ジャンルとしての「彫刻」は、明治後期、絵画に少し遅れて西洋からもたらされた。大正から戦前にかけ、伝統的な木彫とロダンに影響を受けたブロンズ彫刻を二つの大きな流れとして発展。戦後は抽象彫刻が花開いた――。近現代彫刻史はこう概説されることが多く、戦前と戦後には断絶があるかのように語られてきた。〉
〈「芸術」の一ジャンルとしての「彫刻」は、明治後期、絵画に少し遅れて西洋からもたらされた。大正から戦前にかけ、伝統的な木彫とロダンに影響を受けたブロンズ彫刻を二つの大きな流れとして発展。戦後は抽象彫刻が花開いた――。近現代彫刻史はこう概説されることが多く、戦前と戦後には断絶があるかのように語られてきた。〉