春採太郎
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春採太郎
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札幌で育ち、今は釧路の春採湖畔に住んでいます。道東の青空が大好き。
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宇治拾遺物語に「日本の坊さんが中国へ留学したときのこと。中国の坊さんは、超能力で鉢を飛ばしてご飯を自分のもとへ運ばせるのに、日本の坊さんはそれが出来ない。まわりはそれを見て『ほらほら、早く鉢を飛ばせよ』といじめてくる。日本の坊さんが『日本の神さま仏さま、お助けください!』と祈ると、鉢は中国の坊さんたちよりも遠くまで飛び、ご飯を運んできた」という話があり、日本人らしい劣等感やルサンチマンがよく現れている。
roudokus.com/Uji/13-012.h...
宇治拾遺物語 13-12 寂昭上人(じゃくせうしやうにん)、鉢(はち)を飛ばす事|原文・現代語訳・解説・朗読
roudokus.com
November 19, 2025 at 1:40 PM
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「「お気持ち」とは、本当に「お気持ち」なんじゃないんですよね。つまり、質的あるいは計量的な分析が不可能な対象がこの世にはあり、それを対象に議論することが多いのが人文学分野。例えば「倫理」なんかを議論するには、批判的内省的な人間理性を基礎にして、思弁的に類推して、ある種の法則性を類推するしかない。それが「科学的な意味で」真理かどうかなんて証明できないが、しかし、まさにカントのいう「理性の統制的使用」により見えてくるものが人間にはあって、それは決して「人類文化」という視点からは無意味ではないんじゃないか、という話。」/f
November 26, 2025 at 9:15 AM
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「人文系のアプローチによる研究を「お気持ち表明」論文とか研究とか言う人を気にする必要はないですね。その「お気持ち」が社会思想を変え、社会や世界を変えてきたのは歴史を見れば分かります。例えばルソーの『社会契約論』はまさにそうだが、あれはれっきとした人文学。何せ聖書のアダムの話とか出てきますから。ホッブズの『リヴァイアサン』もそう。文庫本で3冊くらいに分かれて翻訳が出てますが、大半は神学的内容です。
例えば、ルソー『人間不平等起源論』の第二部冒頭の説話。あれを科学的に歴史的事実として証明するのは不可能だが、しかし、あの冒頭の説話は現在に至るまで大きな影響を社会に与えている。」→
November 26, 2025 at 9:14 AM