出来れば今回役者さん目的で観に来られた方も原作読んで欲しい。序盤の絶望ねっちょり書かれてるから。あと視覚的にもう一人の陽子が居ない（本当にひたすら自問自答）ので孤独感が半端ない上に楽俊が出てきた時の安心感（知らなければ不信感）が半端ないので。

延王の「文句があるなら自分でやれ」論、そも麒麟に選ばれないとって昔は思ってたけどよくよく考えたら意見言ってくるやつに役職渡してたなこの王…と思い直した（延王側近達を思い浮かべながら）。延王はこれで国がヤバくなっても「これが天命」と開き直りそうなのが怖い所。（ちゃんとまずかったらそれはそれとして対処はする）。マジで雁もいつまでもあってほしい。でも奏と雁どっちが先に沈みそうかと言われると火遊びしがちな雁の方が…やだやだこの話はおしまいで！（自分から始めたくせに）
陽子のラスト所が神々しくてヤバい。

当然ながら駆け足なので作中ちょこちょこ飛ばされているんだけど、六太が慶の民を思って王になってほしいけど陽子が帰りたい気持ちも無碍にできなくて説得するターンが端折られてたのはちょっと悲しかった。でも序盤のしんどいターンも爆速で過ぎて行ってくれたのでトントン思っておこう……！
麦州……！麦州頑張ってるよ……！（風の万里〜が一番好きなので麦州の名前が出て喜ぶ図）
原作時点で思ってたけど巧から海客を引き渡すように言われても陽子の件がなくても延王はのらくら躱すだろどう考えても。

もう楽俊の声だけで心の中はスタンディングオベーション状態だったんだけど大人しく座ってました。
十二国記の楽俊は皆好きだろ！？！？（確信）（荒んだ心の清涼剤）
延王が延王以外の何者でもなくてビビり散らす。
延麒がクソ生意気ボーイ過ぎて理想。六太〜！
偽王自体は原作では名前のみで全く本人は登場しないので劇中めっちゃ喋って妙に焦る。
楽俊が喋ると笑いが起こる。癒し。
今更だけど十二国記の地図と言うか図が蓮の花っぽく見えるね。今までマジで幾何学図形としては見てたけど蓮の花とは思ってなかったのでなんか妙にビビった。
お互い憐れに思っていそうな景麒と塙麟。

裏切られて向こうでの陰口を知ってしまって完全に荒んだ状態でも「死を望まれるなら死なない、帰ることを望まれてないなら帰ってやる」という反骨精神持ってた陽子は元の性格自体が実は結構アグレッシブタイプだったんだなと（時代の抑圧で良い子ちゃんしてただけなので良い子の方向性が結局融通効かずにズレる）
最期の蒼猿ところ、陽子の精神性が慶の民が望む王の器に近付いたので蒼猿が大焦りしてる感じで非常に良かった。蒼猿の声より陽子の「裏切られたっていい、私が卑怯者になる訳じゃない！」の方が大きくてかき消されていく感じ、ミュージカルならではの演出で良き！

黄金はマジで完全にただの無名の旅人（冒険者）をまた一から満喫してるヒカセンって感じで結構それはそれで好き。

黒魔のヴォイドの話とか、リーパージョブクエや暁月パッチ既にやってると完全に事情を全て隠したご隠居の戯れ状態だからね……（現在黒魔のレベリング中）

アゼムがヒカセンを認知してたって事実を何度も噛み締めているんだよな……エメとヒュがヒカセン忘れても会った事無いはずのアゼはヒカセン認知してテミスも会ってんの……まだパンデモ途中なのでこれまた記憶操作差し込まれる可能性あるけど、その上で登場しないアゼムは確実にしぬその時までヒカセンの事は知ってたのが何かこう……っ（ろくろを回すエモート）（無い）

漸くルーレット回すターンが来たよぉおお。これも苦行って聞いてるけど、そもそもやってもやっても何の成果も分からない碧晶探しより何百倍もマシなので全然心穏やかな気持ちですマジで