飯島超/Iijima Koyuru
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haroharohouse.bsky.social
飯島超/Iijima Koyuru
@haroharohouse.bsky.social
身振りとこころの音楽を捜して彷徨う迷子の作曲家
#現代音楽 #実験音楽 #エレクトロニカ #アンビエント #Music #Composition #ContemporaryMusic #Experimental #Electronica #Soundscape #Fieldrecording #Ambient
https://iijimakoyuru.bandcamp.com/
https://www.youtube.com/channel/UC7Le-byL574y8R2_2VpqRjw
次のアルバムのタイトルを"一人の道が暮れて来た"としてみたいと思う
これはご存じの通り尾崎放哉(1885~1926)の俳句である

放哉の句は静まり返っている
放哉は無音の音を聴いている
放哉の声は誰にも聞こえぬ無言の声となる

この放哉の世界を音楽で表現するのは難しい
また音楽で表現すること自体、放哉の世界とは全く別の次元のことの様に思われる

だから私は循環する音の変化に任せるままにしようと思った
それを聴いても、聴かなくとも、ゆっくりと軌道を描きながら変化していく音の流れに囲まれながら

 一人の道が暮れて来た

という放哉の句をつぶやいてみたいと思った

配信は12月27日の予定である
December 3, 2025 at 3:51 AM
なくなっていくかたちのおんがく
#ContemporaryMusic #ModernMusic #NewMusic #Experimental #ExperimentalMusic #Electronica #Soundscape

さて、私の新しいアルバムは9月20日に配信される予定である

箱の中には36個の音が入っている

その箱をゆすったり、転がしたり、ひっくり返したりするたびに、音は万華鏡の様な模様を描いていく

しかし音は少しずつ箱からこぼれ落ち、最後はただのからっぽの箱と、またいつもと変わぬ日常が戻ってくるだけだ

これは箱がからっぽになるまでの、ほんのささやかな音の実験である
September 3, 2025 at 2:18 AM
なくなっていくかたちのおんがく

さて、この8月末には私の9番目となる新しい音楽アルバムがネット配信される予定である

箱の中には36個の音が入っている

その箱をゆすったり、転がしたり、ひっくり返したりするたびに、音は万華鏡の様な模様を描いていく

しかし音は少しずつ箱からこぼれ落ち、やがて音の模様も見えなくなって、最後はただのからっぽの箱と、いつもと何も変わらぬ日常だけが残るだろう

このシリーズの音楽を"なくなっていくかたちのおんがく"と呼ぶことにする

それでは箱の中で様々に変化する音の模様をしばし観察することとしよう

これは箱の中がからっぽになるまでの、その数分間の音の実験である
August 4, 2025 at 11:26 PM
June 13, 2025 at 9:35 PM
「瓶の音楽」のためのノート10

それではなぜ私は音楽をやるのだろうか?
そもそも作曲という行為は何なのだろうか?
私はもしかしたら何か大きな思い違いをしているのではないか?

この「瓶の音楽」の作業を進めながら、こんな疑問にずっと突き当たっていた。

そして考えれば考えるほど自身の内面に抱える矛盾と混乱に突き当りながらも、作業を進めるにつれて何かしらの答が見えてきた様な気がしている。

しかしそれもほんの一瞬で、「瓶の音楽」を作り終えた今はまるでおかしな夢を観ていた様な気分である。

ところで、これもアルバム・ジャケットの候補のひとつなんだけど、あなたが選ぶとしたらどれがいいと思う?
April 17, 2025 at 11:47 AM
「瓶の音楽」のためのノート9

3月28日に録音を完了。
マスタリングの最終チェックが完了しだい、私の8枚目のアルバムとしてリリースする予定である。

しかし私はこの「瓶の音楽」で、古代の音楽を蘇らせたかった訳ではない。
また仮に蘇らせたとしても、それが考古学的な仮説以上に音楽的な価値があるのかというと、それは全く別の問題である。

音楽はあくまでも、現在を生きている私たちの現実の中にある。
音楽を奏で、耳を澄まし、その音に意味や価値を見出すのは、今ここで音楽を聴いている私たちなのである。

ところで、これもアルバム・ジャケットの候補のひとつなんだけど、あなたが選ぶとしたらどれがいいと思う?
April 16, 2025 at 11:19 AM
「瓶の音楽」のためのノート8

昨年11月に作曲を始めて今年3月28日に録音を完了。
現在はマスタリングの最終チェックを行っていて、それが完了しだい私の8枚目のアルバムとしてリリースする予定である。

私はこの「瓶の音楽」では、遺跡から発掘された土笛や石笛(いはぶえ)や琴や銅鐸などの古代の楽器の音を想像した。
そして演奏法も判らないそれらの楽器が、風の中で、川のほとりで、焚火のそばで、あるいは暗闇の中で、どんな音風景を奏でていたのかを想像し、実際にその音が聴こえてくることを祈りながら作曲した。

ところで、これはアルバム・ジャケットの候補のひとつなのだが、あなたが選ぶとしたらどれがいいと思う?
April 15, 2025 at 12:37 PM
「瓶の音楽」のためのノート7

昨年11月から作曲を始め今年3月28日に録音を完了。
マスタリングの最終チェックが完了しだい私の8枚目のアルバムとしてリリースする予定である。

この「瓶の音楽」は五線紙ではなく、カードの組み合わせが楽譜となっている。

解釈は演奏者に委ねられるものの、カードはひとつひとつの音の進行と演奏法を指示するものであり、そこに即興演奏が入り込む余地はない。

但し即興演奏と同じように結果は不確実であり、これはカードの謎解きを行いながら音の迷路を彷徨っている感覚に近い。

ところで、これはアルバム・ジャケットの候補のひとつなんだけど、あなたが選ぶとしたらどれがいいと思う?
April 14, 2025 at 11:51 AM
「瓶の音楽」のためのノート6

作曲を始めたのは昨年11月。
そして今年3月28日の夜に録音を完了。

現在はマスタリングの最終チェックを行っている。
それが完了しだい私の8枚目の新しいアルバムとしてリリースする予定である。

私はこの「瓶の音楽」で、正解のない音楽を作ってみたいと思った。

そのため五線紙は用いず、任意に選んだボトルの音の組み合わせと演奏法を示すカードを楽譜とし、そのカードも乱数を持ちることで、同じ結果を生じることなく無限の組み合わせが可能となる様に仕組み作りを行った。

ところで、これはアルバム・ジャケットの候補のひとつなんだけど、あなたが選ぶとしたらどれがいいと思う?
April 13, 2025 at 10:47 AM
「瓶の音楽」のためのノート5

作曲を始めたのは昨年11月。
そして今年3月28日に全10曲の録音が完了した。

現在はマスタリングの最終確認を行っていて、それが完了しだい私の8枚目のアルバムとしてリリースする予定である。

この「瓶の音楽」では正解がない音楽を作ってみたいと思った。
正解がない音楽ということは、間違いや失敗も存在しないということだ。

例えば自然の音風景を前にして「正しい」とか「間違い」といった価値観が無意味な様に、私はそうした価値観から開放された音楽を作りたかったのだ。

ところで、これはアルバム・ジャケットの候補のひとつなんだけど、あなたが選ぶとしたらどれがいいと思う?
April 12, 2025 at 9:18 AM
「瓶の音楽」のためのノート4

先月の3月28日に録音を完了。
現在はマスタリングの最終チェックを行っていて、それが完了しだい私の8枚目の新しいアルバムとしてリリースする予定である。

そしてこの「瓶の音楽」の作曲を進める上で

・正解がない音楽であること
・その時だけにしか生まれない音楽であること

という2点を最も重要に考えていた。

正解がない音楽ということは、そこに間違いや失敗も存在しないということだ。

ところで、これもアルバム・ジャケットの候補のひとつなんだけど、あなたが選ぶとしたらどれがいいと思う?
April 11, 2025 at 9:31 AM
「瓶の音楽」のためのノート3

先月の3月28日に録音を完了。

現在はマスタリングの最終チェックを行っていて、それが完了しだい私の8枚目の新しいアルバムとしてリリースする予定である。

この「瓶の音楽」を作曲する上で基本としたのは次の様なことだった。

・楽譜が読めなくても演奏が可能なこと
・楽器の技術や熟練度に関係なく演奏が可能なこと
・どんな楽器でも(楽器でなくても/楽器がなくとも)演奏が可能なこと
・いつでもどこでも何人でも演奏が可能なこと
・練習しなくともすぐに演奏が可能なこと

ところで、これはアルバム・ジャケットの候補のひとつなんだけど、あなたが選ぶとしたらどれがいいと思う?
April 10, 2025 at 11:45 AM
「瓶の音楽」のためのノート2

この10曲は、音色の違う80本以上のガラス瓶やボトル、持ち寄った楽器、そして音のタイミングを指示する848枚のカードの組み合わせによって作られている。

指示カードは音や楽器に合わせて無限に作成することができる。
つまり演奏する瓶や楽器、そして演奏者はいくらでも増やすことが出来るし、また減らすことも出来る。
また、指示カードの解釈を変えることで、全く違う目的や方向性の音楽にすることも可能である。

ところで、これはそのアルバム・ジャケットの候補のひとつなんだけど、どう思う?
April 9, 2025 at 11:01 AM
「瓶の音楽」のためのノート1

2024年11月の初旬から作曲を始めて、録音を完了したのは2025年3月28日。

最初の構想では32曲あったのだが、精査して最終的に10曲となった。

現在はアートワークとマスタリングの最終チェックを行っていて、それが完了したら出来るだけ早い時期に私の8枚目の新しいアルバムとしてリリースする予定である。

アルバムのタイトルと曲名は「瓶の音楽」としか思いついていない。
なにしろ本当に80本以上のガラス瓶やボトルを集めて作曲した音楽なのだ。

これはそのアルバムジャケットの候補のひとつなんだけど、どう思う?
April 8, 2025 at 9:34 AM