あすはさん諸々のお祝いありがとうございます…！！短いのでぜひ読んでみてください！

野生型とADHD 様モデルラットでは腸内細菌叢が異なることが明らかになり，さらに，野生型からのFMT がモデルラットの多動性を減少させたことから，少なくとも多動性に対しては腸内細菌叢が寄与していると考えられます。また，本研究の結果は，環境調整や薬物療法に加え，FMT が新たな治療法として選択肢となる可能性を提示しています。

Fecal microbiota transplantation (FMT) の効果は，注意欠如多動症 (ADHD) とおなじ神経発達症のひとつである自閉スペクトラム症においては臨床・動物いずれの研究においても有効性が認められている一方で，ADHD に対しては十分なエビデンスが得られていません。しかし，ADHD と腸内細菌叢の関連は先行研究から示唆されていたため，本研究ではモデル動物を用いてADHD 様行動に対するFMT の効果を検証することにしました。
(※先行研究のリファレンスは論文からご確認ください。)