鯨井久志🐳 Hisashi Kujirai
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鯨井久志🐳 Hisashi Kujirai
@hanfpen.bsky.social
翻訳家・書評家・精神科医
SFとラテンアメリカ文学とお笑いが好き。

Japanese SFF translator, reviewer, psychiatrist
キアナン『溺れる少女』の内容紹介ページが更新されていた。それにしてもすごい賞歴だ。それに見合う面白さはある。

www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...
November 20, 2025 at 9:49 AM
タイミングもあって絶対解散やと思ってしまった
November 18, 2025 at 1:28 PM
【告知】
12月に2冊目の訳書が出ます!
ケイトリン・R・キアナン『溺れる少女』(河出書房新社)は、ブラム・ストーカー賞&ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞(現アザーワイズ賞)受賞のサイコロジカル・クィア・ホラーです。
これはやっぱり精神科医兼翻訳者というケッタイな肩書きのぼくが訳すしかないだろう……!と思わされた一冊です。
現実と狂気と幻想が入り混じるなか、立ち現れる美しいヴィジョンと不可思議な曼荼羅に唖然とさせられること間違いなし。ぜひお読みくださいませ。
装丁は名久井直子さん、装画は雪下まゆさん。
www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...
November 11, 2025 at 2:14 PM
拙訳ケイトリン・R・キアナン『溺れる少女』(河出書房新社)の書影が出ておりました。
装丁は名久井直子さん、装画は雪下まゆさんです。12月9日ころ発売予定。
November 11, 2025 at 12:44 PM
献本でいただいた犬怪寅日子『ガールズ・アット・ジ・エッジ』(ハヤカワ文庫JA)読んだ。大傑作。『テルマ&ルイーズ』や、最近なら『愛はステロイド』といった「死体を埋める」話の系譜にして、語りの巧みさと繊細極まる感情のあわいのほつれあいの描写にしびれる。
ハヤカワSFコンテスト大賞をとった『羊式型人間模擬機』もすばらしかったけれど、クライム・ノワールたる本作もまたすばらしい。共通しているのは、問題意識としての家父長制と、死体解体というモチーフか。最初にシルヴィア・プラスがほのめかされるところからして、お、これは、と思わされたのだけれど、やっぱりぼくが大好きな話でした。

読むべし。
November 2, 2025 at 7:05 AM
献本でいただいた伴名練『百年文通』(早川書房)読んだ。
本編はパンデミックテーマの歴史改変SFの好編としてSF史に刻まれるものだが、今回の単行本化の目玉は何と言っても時間SFの歴史をまとめた「あとがき」と「時間SFガイド20」だろう。この本自体を未来のへの希望として託す作者の企みに拍手を。
October 6, 2025 at 4:15 AM
『溺れる少女』のゲラが来た。
August 7, 2025 at 2:49 AM
「デカイ犬1匹が賞レースの審査員になった時用のネタ」というそのままズバリのライブを見てきて、かなり小さい箱でたぶん20人くらいしか入ってなかったんだけど、みんな本気で犬審査員に合わせたネタをやっててめちゃくちゃ面白かった。
July 27, 2025 at 12:52 PM
『jem』ポッドキャストにお呼ばれしてお喋りしてきました。若島正先生の〈乱視読者〉シリーズを筆頭に、ブックガイド本には非常にお世話になってきたので、話しがいあるテーマでした。ぜひお聞きを。
(写真は自室のブックガイド本コーナー)
July 5, 2025 at 2:21 PM
表紙が出とる。
July 1, 2025 at 12:43 PM
献本拝受。SFマガジン2025年8月号は「ウィリアム・ギブスン特集」。
鯨井は新刊書評欄で『伊藤典夫評論集成』(国書刊行会)の紹介を書きました。あと〈世界SF情報〉欄も。
June 24, 2025 at 12:12 PM
今年のネビュラ賞長編部門はジョン・ウィズウェルのSomeone You Can Build a Nest Inが受賞。
商業媒体での邦訳は、2020年のこれまたネビュラ賞短編部門を受賞した「幽霊屋敷のオープンハウス」(SFマガジン2024年4月号、鯨井久志訳)があります。
June 8, 2025 at 5:00 AM
献本拝受。
ラヴァンヤ・ラクシュミナラヤン『頂点都市』(新井なゆり訳、創元SF文庫)は、モザイク的な語りで描かれる近未来ディストピアSFで、作者はインド出身かつ現在もインドで活動中の作家。
鯨井は解説を書きました。面白いです。新井なゆりさんの初単独訳書でもあるとのこと。6月13日頃発売。

www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784...
June 7, 2025 at 12:37 AM
いい本が届いた
June 5, 2025 at 12:05 PM
カミラ・グルドーヴァ『人形のアルファベット』(上田麻由子訳、河出書房新社)読んだ。
不条理で不穏きわまる世界を描きとった13編収録の短篇集。蜘蛛として暮らす男とミシンとの奇妙な愛を描いた「蜘蛛の手記」がとりわけすばらしかった。
持ち物を全部缶詰にした結果、イワシとラベリングされて、全国にばらばらの状態で届けられてしまった男の話たる「ハンガリー産イワシ」も、ユーモラスで好きです。
June 3, 2025 at 3:13 PM
献本でいただいた(多謝!)アンドレア・アブレウ 『両膝を怪我したわたしの聖女』(村岡直子/五十嵐絢音訳、国書刊行会)読んだ。
カナリア諸島の10歳の少女と、その親友のふたりの視点から描かれる、不謹慎でどうしようもない日常を描いた作品。
閉塞的な田舎の情景と、加速する早熟な少女の"遊び"が、帯文にもある通り、現地の方言を交えて(そしてそれを口語表現として巧みに訳した)文体で描かれる。子ども特有の無鉄砲さというか、無秩序でかつナイーブな描写がすごい。一気読みでございました。
June 1, 2025 at 5:51 AM
献本でいただいた(感謝!)グレアム・マクレー・バーネット『揺れる輪郭』(宇佐川晶子訳、早川書房)読んだ。
エキセントリックでカルト的な精神科医の伝記と、姉の死を巡ってその精神科医に偽名で診察を受ける語り手のノートが交互に織り交ぜられる構成。
やっぱりR・D・レインが結構な主要人物として(というか、作中の精神科医のライバル的存在として)登場する。後半の語り手がでっち上げた別人格と解離を起こしてくるところとか、実際の姉の死の真相はどうなんだ、みたいなところで揺さぶりを掛ける筆致が面白い。
June 1, 2025 at 3:19 AM
〈本の雑誌〉の変な小説特集に書いてます。オススメ・海外文学・変な小説を3冊紹介しておりますよ。ぜひ何を挙げたかご予想くださいませ〜! 
変な小説大好きなので、お誘いいただけてめちゃ嬉しかったです。本の雑誌初登場。

(なお、海外文学縛りにしたので、深堀骨『アマチャ・ズルチャ』、矢部嵩『[少女庭国]』、石川博品『四人制姉妹百合物帳』『後宮楽園球場』辺りの国内偏愛作品は入れてません)

www.webdoku.jp/honshi/2025/...
April 30, 2025 at 12:56 PM
今週末のSFファン交流会に出ます! よろしくお願いします!
オールタイムベストSFの投票結果を受けて……というテーマです。

www.din.or.jp/~smaki/smaki...
March 10, 2025 at 3:22 PM
サインもろた。
#東京創元社2025
February 20, 2025 at 10:38 AM
献本拝受。今月号から山本さをりさんより引き継いで、〈世界SF情報〉欄を担当することになりました。よろしくお願いいたします〜!
December 24, 2024 at 12:08 PM
サインもろた。
December 9, 2024 at 3:49 PM
November 30, 2024 at 12:41 PM
【お知らせ】
12月1日の #文学フリマ東京 にて、新刊『カモガワGブックスVol.5 特集:奇想とは何か?』を頒布します。A5版 188ページ、1500円。場所は「つ-13 カモガワ編集室」。
そのほか既刊もあります。どうぞよろしく。
#カモガワGブックス
November 22, 2024 at 11:24 AM
竹書房文庫SFのフェア小冊子を入手。最初の「読者の皆さまへ」がグッとくる。これはもう、完全に復活ののろしと取ってもいいでしょう。ぜひ本屋さんで手に取って実際の文章を読んでみてください。
November 1, 2024 at 1:19 PM