三部作の完結編。「流星シネマ」~「屋根裏のチェリー」を経て、鯨オーケストラでは、欠けていたピースがかちり、かちりとはまってゆく感覚がしました。登場人物たちが鯨という船に乗船してたゆたう。行き詰まったら会いにゆく。みんなが、会いたかった人に会えたんですね。
繊細で音程調整の難しいオーボエに合わせて、オーケストラは開幕する。その音はラ。そして、ラの音で終わる物語。
ラをシで奏でていたピアノは、元通りに調律されました。
ハンバーガーを食べ歩く主人公が、吉田篤弘さんのテイストなの良いんだよね。
三部作の完結編。「流星シネマ」~「屋根裏のチェリー」を経て、鯨オーケストラでは、欠けていたピースがかちり、かちりとはまってゆく感覚がしました。登場人物たちが鯨という船に乗船してたゆたう。行き詰まったら会いにゆく。みんなが、会いたかった人に会えたんですね。
繊細で音程調整の難しいオーボエに合わせて、オーケストラは開幕する。その音はラ。そして、ラの音で終わる物語。
ラをシで奏でていたピアノは、元通りに調律されました。
ハンバーガーを食べ歩く主人公が、吉田篤弘さんのテイストなの良いんだよね。
親の心子知らずというのか、十七歳の男の子の危うさと感情が読んでいてはらはらします。ただ、身勝手ともいえる直樹の行動力のお陰で、正気に戻れたんですよね。かるかやのような専門家が颯爽と現れることもない、親でさえ頼れない状況で、少年ふたりが何代にも渡って続いた呪いに立ち向かう。隆くんの強い精神力は感動でした。
屋敷や庭園の描写が素晴らしくて、木や花の桃源郷。ひとつひとつ検索してみては、野花や日本家屋の美しさにうっとりしてました。
親の心子知らずというのか、十七歳の男の子の危うさと感情が読んでいてはらはらします。ただ、身勝手ともいえる直樹の行動力のお陰で、正気に戻れたんですよね。かるかやのような専門家が颯爽と現れることもない、親でさえ頼れない状況で、少年ふたりが何代にも渡って続いた呪いに立ち向かう。隆くんの強い精神力は感動でした。
屋敷や庭園の描写が素晴らしくて、木や花の桃源郷。ひとつひとつ検索してみては、野花や日本家屋の美しさにうっとりしてました。
流星では脇役だったサユリさんがチェリーの主人公。太郎くんと良い感じになるんだなぁと、ふたりの会話や近づきつつある距離間ににっこりしてしまった🥰
最後の素敵な屋上シーンは映画みたい。
中学生のときは私も吹奏楽部でフルート吹いてましたが。オーボエはとにかく高貴な近寄りがたい楽器、というイメージ。
流星では脇役だったサユリさんがチェリーの主人公。太郎くんと良い感じになるんだなぁと、ふたりの会話や近づきつつある距離間ににっこりしてしまった🥰
最後の素敵な屋上シーンは映画みたい。
中学生のときは私も吹奏楽部でフルート吹いてましたが。オーボエはとにかく高貴な近寄りがたい楽器、というイメージ。
この本は短編集です。正直、苦手だなと感じるお話もあったけれど、気づくととりこになっているんだよ。
「古入道きたりて」「白昼夢の森の少女」「夕闇地蔵」特に良かった。
この本は短編集です。正直、苦手だなと感じるお話もあったけれど、気づくととりこになっているんだよ。
「古入道きたりて」「白昼夢の森の少女」「夕闇地蔵」特に良かった。
↓気に入ってよく開いてたやつです
↓気に入ってよく開いてたやつです
花のじゅうたんみたいできれいだね。なんだろう、藤の花?
花のじゅうたんみたいできれいだね。なんだろう、藤の花?
いいんだ↓これが買えたからさ🐰💚
いいんだ↓これが買えたからさ🐰💚
翻訳されているチョン・セランの本は、これをもって全部読んでしまいました。次の楽しみがなくて切ないけど未翻訳もあるし、今後出るであろう新刊も、心から待ってます✨️チョン・セランの本を愛してしまい、本気でファンレターをしたためようと思ってますが、韓国語で送るか日本語で送るかまずそこから悩んでる。頑張ろう。
シソンが著名人なので、その血を継ぐ子孫たちもそれぞれ影響なり苦労もあったはずなのに。シソンを大切に想っている。家族の絆とヒーリングのお話。ハワイイはいいなあ。
翻訳されているチョン・セランの本は、これをもって全部読んでしまいました。次の楽しみがなくて切ないけど未翻訳もあるし、今後出るであろう新刊も、心から待ってます✨️チョン・セランの本を愛してしまい、本気でファンレターをしたためようと思ってますが、韓国語で送るか日本語で送るかまずそこから悩んでる。頑張ろう。
シソンが著名人なので、その血を継ぐ子孫たちもそれぞれ影響なり苦労もあったはずなのに。シソンを大切に想っている。家族の絆とヒーリングのお話。ハワイイはいいなあ。
恨(ハン)に囚われた作家が出会う物語は、愛が深すぎて恨(ハン)を抱く。幾度まいて散らしても永遠に晴れることはないものだった。
第二部はパク・ジウン(祖母)の語った物語のはずなのに、違う人物の視点になってます。夫のルェ・イハンの描写は常に容赦がなくて、そんなに嫌いなら何で結婚したんだろう。と、こちら(読み手)まで思ってしまう。どうしようもなく孤独で寒い深夜、心のよりどころだったお茶まで切れていて、絶望するしかない夜。不意に現れたイハンが、何も訊ねず熱いお茶を淹れてくれる。ここのシーンが本当に良くてね、優しい人だったんだなと感じました。とてもいい読書でした
恨(ハン)に囚われた作家が出会う物語は、愛が深すぎて恨(ハン)を抱く。幾度まいて散らしても永遠に晴れることはないものだった。
第二部はパク・ジウン(祖母)の語った物語のはずなのに、違う人物の視点になってます。夫のルェ・イハンの描写は常に容赦がなくて、そんなに嫌いなら何で結婚したんだろう。と、こちら(読み手)まで思ってしまう。どうしようもなく孤独で寒い深夜、心のよりどころだったお茶まで切れていて、絶望するしかない夜。不意に現れたイハンが、何も訊ねず熱いお茶を淹れてくれる。ここのシーンが本当に良くてね、優しい人だったんだなと感じました。とてもいい読書でした
そりゃ雨ふるよね☔
そりゃ雨ふるよね☔