帰り道、blue skyとは少し違うけど、光が綺麗だったから。

「車谷長吉の人生相談　人生の救い」
#読了

朝日新聞の別刷に掲載された「悩みのるつぼ」というコーナーに寄せられた相談に、学者や作家の先生が持ち回りで回答する。この本は、車谷長吉先生が回答したものを再構成したもの。

とある回答で、

『つまり、人生には救いがないということです』

と、バッサリ。解説の万城目学先生のお言葉をお借りするなら、"悩み事を殺している"。

「小説を書きたい」という相談者への回答「善人には小説は書けません」の中の、

『つまり「虚」によって「実」を破るのが文学です』

この言葉が、なんだか格好良く思えて、印象に残っています。

５月の広報東京都、はたらく細胞だー‼︎
(僕はマクロファージさん好きです)

遅めの昼休みブルースカイ☁️

「変な家」雨穴
文庫版
#読了

『これは、ある家の間取りである。』

不気味で得体の知れない話が好きなのです。
話が進むにつれて事実が明らかになっていくのに、ひたひたと不穏さが増していく。
全ての謎が解き明かされたはずなのに、まだ何か隠されているような気がする。
どれが事実で、どれが推測なのか。
改めて読み返してしまいました。

青天！

「老人と海」ヘミングウェイ
福田恆存[訳]
#読了

『けれど、人間は負けるように造られてはいないんだ』

「老人と海」といえば、上記の一文でしょうか。
老いて体が若い頃のようには動かない。運に見放されたのか不漁続き。四日間たった一人で、乗っている小舟より大きいカジキと闘い、カジキを狙って次々に来るサメと闘い続ける姿は、ボロボロだけど勇ましい。

僕の中では、ネタバレ=物語の結末、という定義なのですが、これから読む「老人と海」文庫本の裏表紙のあらすじ、これはネタバレなのか、ネタバレじゃないのか。

「四畳半神話大系」森見登美彦
#読了

『可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である』

『君がいわゆる薔薇色の学生生活を満喫できるわけがない。私が保証するからどっしりかまえておれ』

春なのに、夏みたいな雲☁️

【花曇り】
桜の咲く頃の、曇りがちの天気。

Cloudy weather around the time cherry blossoms bloom.